イノベーションを支える技術と学習戦略
VUCAの時代、ビジネスパーソンには連続的なイノベーションを支える技術の鍛錬が求められています。ここ数年間、イノベーション論は各論的に発展し、さまざまな「レシピ」が書棚を充実させました。いま私たちには、既存の各論を組み合わせ使いこなしていく総合的な知性と、知を磨く学習の戦略が求められています。
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イノベーションの方法論は、デザインの考え方を定式化した「デザイン思考」と、それを批判するかたちで提案された「アート思考」「意味のイノベーション」の間で揺れています。本書は、これらのエッセンスを両立させる「問い」を起点としたアイデア発想プロセスを提案しています。理論と実践のバランスが取れた一冊です。
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両利きの経営
チャールズ・エー・オライリー , マイケル・L・タッシュマン , 入山章栄 , 冨山和彦 , 渡部典子
連続的なイノベーションを生み出す戦略として注目される経営書。得意技を改善し磨きこむ「知の深化」と、実験を通して既存の枠を超えていく「知の探索」を同時遂行することから「両利き」と表現されています。イノベーションに関わる教養としてはもちろん、ビジネスパーソンのキャリア学習戦略としても参考になります。
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未来を創りだすヒントは、過去にあります。本書は、生物進化のパターンを体系的に分析することで、変化を生き残るためのコンセプトアイデアを生み出す指針を、「変異」と「適応」という2つのキーワードを軸に解説しています。創造性を磨くために何度も読み返したい一冊です。
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学習環境のイノベーション
山内祐平(著)
本書は文字通り、変化の時代を乗り越える学びの環境を作りだす方法と理論を体系化した専門書です。実践編で提案されているダブルループ型のデザインモデルは、上述したデザイン思考や意味のイノベーションのプロセスを発展させたものであり、領域を問わず、イノベーションの方法論に参考になります。
株式会社MIMIGURI代表取締役Co-CEO / 東京大学大学院 情報学環 特任助教 東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。研究と実践を架橋させながら、人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について研究している。組織イノベーションの知を耕すウェブメディア「CULTIBASE」編集長を務める。主な著書に『問いのデザイン-創造的対話のファシリテーション』(共著・学芸出版社)『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』(共著・翔泳社)『ワークショップデザイン論-創ることで学ぶ』(共著・慶応義塾大学出版会)がある。
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