ブックキュレーター哲学者 小川仁志
哲学することで、自分も社会も幸せにするための本
ここで選んだのはいずれも哲学の本ですが、共通しているのはどれもわかりやすい上に役に立つという点。物事の見方を変えることで自分を幸せにし、また世の中の問題を解決することで社会を幸せにするためのヒントが満載です。この5冊を読めば、皆さんの哲学に対するイメージは180度変わるに違いありません。
- 104
- お気に入り
- 40796
- 閲覧数
-
〈想像〉のレッスン
鷲田 清一(著)
私たちは日ごろ物を見ているようで見ていない。物事の本当の姿を知るためには、視界をこじ開ける必要がある。著者はアートを例に出しながら、人間はどこまで想像をめぐらせることができるか、そのお手本を示してくれている。想像のレッスンとは、哲学のレッスンであり、また正しく生きるためのレッスンでもある。
-
紙の本がなくなるといわれているこの時代において、哲学者らが紙の本の意義について論じたエキサイティングな鼎談。紙の本の本質にさかのぼりながら、その意義について該博な知識を背景に語りつくしている。これを読むことで、本のことが益々好きになり、また本を通して哲学することの楽しさを感じてもらえると思う。
-
今、教育現場は知識の詰込みから課題解決型にシフトしつつある。具体的には、新学習指導要領で強調されている「探究」をキーワードに、新たな教育が展開している。そこで求められるのは、正しく問い、正しく考える方法である。この本は、そのための方法についていち早くポイントをまとめた画期的なガイドブックである。
-
ビジネスに哲学を生かすという潮流が広がっている。この本は著者が実際に行って来た「ビジネス哲学研修」の記録であり、テキストでもある。ビジネスが180度変わる「問題解決」の授業というサブタイトルの通り、これを読むことで、哲学を使った問題解決の手法が身につき、必ず結果を出せるようになるはず。
ブックキュレーター
哲学者 小川仁志山口大学国際総合科学部教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。NHK・Eテレ「世界の哲学者に人生相談」では指南役を務めた。専門は公共哲学。著書も多く、ベストセラーとなった『7日間で突然頭がよくなる本』や『ジブリアニメで哲学する』、『公共性主義とは何か』をはじめ、これまでに100冊以上を出版している。YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも発信中。1970年、京都府生まれ。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です