ブックキュレーター書評家 大矢博子
当代きっての目利きが選ぶベスト時代小説2020~大矢博子選 古代~戦国編~
文芸評論家・大矢博子が選び抜いた2020年のベストテン。大河ドラマ「麒麟がくる」で、視聴者に鮮烈な印象を残したふたりの人物――本木雅弘が演じた斎藤道三と、吉田鋼太郎演じる松永久秀を描いた2作品が、2020年を代表する歴史小説だった。作家の想像力を屈指し、史実に上手く絡めた構成力も充実した王道の戦国作品にご注目あれ!
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石山合戦とは、およそ十年にわたって続いた浄土真宗(一向宗)本願寺勢力と織田信長の戦いである。信長に故郷の村を蹂躙された少女・千世は、仏敵・信長を倒せば極楽で死んだ弟妹に再会できると信じ、戦いに身を投じる。煽動され美化される「死」。安全な場所にいる権力者。巻き込まれる人々。その中で「生きる意味」を描いた力作だ。
ブックキュレーター
書評家 大矢博子1964年、大分県生まれ。書評家、ライター。著書に『歴史・時代小説 縦横無尽の読みくらべガイド』、『読み出したら止まらない! 女子ミステリー マストリード100』などがある。小説雑誌で連載を持つほか、CBCラジオにブックナビゲーターとして出演中。読書会の主催や翻訳ミステリの講座、大学での書評ワークショップなど、名古屋を拠点に活動している。2020年4月より朝日新聞書評委員。
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