ブックキュレーター編集者・ライター 入澤宣幸
天守や石垣だけが城じゃない!「地味な」城の楽しみかた
城といいますと、白塗りの天守・櫓・塀がそろい、石垣・水堀がめぐらされた「豪華な」近世(江戸時代など)の城が、まずイメージされます。しかし、日本の城のほとんどは、建物がなく土塁・空堀などしか残っていない「地味な」中世(戦国時代など)の城で、近年、注目を集めています。天守や石垣がない城を楽しむための本を中心に紹介します。
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日本の山城を歩く 隠れた名城
小和田 哲男(監修) , かみゆ歴史編集部(編)
全国各地から厳選した20の山城について、実際に訪れて楽しめるように、それぞれの専門家がガイド役として解説した本。もちろん「山城の本場」である中世の城も多く取り上げられています。写真や復元イラスト、縄張り図などビジュアルも多用し、初心者でもイメージをつかみやすくなっていて、登城したい気持ちになります。
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京都の凸凹を歩く 1 高低差に隠された古都の秘密
梅林 秀行(著)
NHK「ブラタモリ」に何度も出演している著者による、京都を高低差で読み解いていく本。著者はNHK「ニッポン不滅の名城」にも出演するほど城にも造詣が深く、本書でも「聚楽第」「御土居」「伏見指月」「淀城」など城に関して多く取り上げられています。城についても地形で読み解く醍醐味が味わえます。
ブックキュレーター
編集者・ライター 入澤宣幸教育系出版社で学習誌・科学誌の編集に携わり、編集長歴任後、独立。書籍を中心に、執筆・編集活動をおこなっている。主な著書に『戦国武将ビジュアル大百科』(学研ファースト歴史百科、学研プラス)、『ビジュアル百科日本史重要人物250人』(西東社)、『ガンジー』(絵本版新こども伝記ものがたり、チャイルド本社)、『6歳おすしドリル』(学研プラス)などがある。城に対する関心も高く、『日本の城辞典』(新星出版社)では、編著者である日本城址研究会の幹部会員として、概説やコラムの執筆にあたった。
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