ブックキュレーター田中孝幸
親子でシェアしたい本
親子がともに楽しめて、自宅のリビングでの会話のネタになってくれそうな本です。1歳から19歳までの3児の父として、それぞれの子どもの顔を思い浮かべながらあらゆる世代に愛される本を選びました。
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おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密
高井 浩章(著)
現役経済記者による「経済青春小説」。物語を読み進めれば経済の仕組みがわかるようになっています。経済や金融のことについて子どもに興味を持ってもらうだけでなく、大人も理解を深めるうえでとても役立ちます。
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幸福な王子 ワイルド童話全集 改版
ワイルド(著) , 西村 孝次(訳)
イギリスの天才文学者オスカー・ワイルドによる心温まる童話で、多くの絵本の原作にもされています。大人にこそ深く理解できる社会風刺も盛り込まれていて、すべての世代にとって味わい深い本です。
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重要なのに一見、とっつきにくい熱力学について、理系の予備知識を特に持たない読者でも理解できるように平易な筆致で書かれた本です。読むと、子どもだけでなく大人も理系の勉強をしたくなります。
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岩合光昭の世界ネコ歩き 1
岩合 光昭(著)
NHKの人気番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」の写真集です。とにかく癒やされます。海外旅行がしにくいご時世であるだけに、世界各国の町並みを背景にしたネコちゃんたちの姿に旅情をかきたてられます。
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お伽草紙 改版
太宰 治(著)
「瘤取り」や「浦島さん」など日本の昔話を題材にして、倫理や芸術観など普遍的なテーマに取り組んだ太宰治の最高傑作です。講談の名人のような語り口で、非常に読みやすいです。太平洋戦争末期の不自由な時代に書かれており、戦災や疫病などによる制約下の方がかえって名作は生まれやすいというのは真実のようです。
ブックキュレーター
田中孝幸国際政治記者。東京都出身で、大学時代にボスニア内戦を現地で研究。新聞記者として政治部、経済部、国際部、モスクワ特派員などのポストで20年以上のキャリアを積んだ。世界40ヵ国以上で政治、経済から文化に至るまで幅広く取材した経験を持つ。3人の子どもの父親で、13歳の次男との会話が初の単著である「13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海」を書いたきっかけ。大のネコ好きで、愛猫はスコティッシュフォールド。日課はコロナ禍のさなかで生まれた長女との公園通い。40代で泳げるようになった
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