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他人事ではない心の病。うつ病当事者や介護者の体験を描いたコミック
厚生労働省によると、現代人の100人に約6人が生涯のうちにうつ病を体験しているそうです。「何もする気力がなくなる」「死を意識する」などの精神的症状のほか、身体的な症状も現れるうつ病。自身だけでなく、家族やパートナーがうつ病になったときにも参考になる、当事者&介護者の体験をもとにしたコミックを紹介します。
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うつから復帰した人たちへのインタビューをもとにしたコミックエッセイです。登場するのはミュージシャンの大槻ケンヂや作家の宮内悠介のほか、AV監督や教師などさまざま。著者本人もうつ病経験者で、再発と回復を繰り返しているのだそう。誰でもうつになる可能性があり、症状は人それぞれだということがよくわかる一冊です。
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うつを患い、希死念慮を持ち始めたセキゼキさんをサポートするシロイさん原案のコミック。うつ病のパートナーを救うために奮闘する彼女の記録は、うつ病の家族をサポートする立場の人にとって、非常に参考になるでしょう。『あくまでも戦うのは、そして治るのは、うつ病患者本人なのだ』というメッセージも心に響きます。
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過労からうつになり、自殺未遂にまで進んだ女性のコミックエッセイです。抗うつ剤を飲み続けて15年。「うつは自分のキャラクターなのだ」と開き直り、低空飛行のまま何とか生活している彼女の日常は、うつの理解に役立ちます。医療費や病院の探し方、薬についての豆知識など、具体的なエピソードも満載です。
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20年間苦しみ続けたうつ病を、いかにして克服したかがわかるコミックエッセイ。うつを擬人化し、自身の症状を客観的に描いているのが特徴で、非常に読みやすい内容になっています。主人公の症状は心療内科やカウンセリングを転々とし、アドラー心理学に出会うことで転機を迎え・・・。ネットでも評判になった一冊です。
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