中華風な世界観がたまらない！はじめての「後宮×恋愛」ライトノベル

女性ながらに最強の軍人として名を馳せていた小玉。ところがなんの因果か、ある日突然、30歳を過ぎても独身だった彼女が皇后に選ばれてしまいます。そして、いままで無縁だった女の嫉妬と欲望渦巻く後宮「紅霞宮」に入ることになり・・・。他に類を見ない、硬派な後宮ストーリーは圧巻です。

後宮の女官・茉莉花の特技は、「物覚えがいい」というもの。ある日彼女は、名家の子息のお見合いの練習相手をすることになるのですが、その場に現れたのは皇帝・珀陽でした。さらに、その特技を気に入られた彼女は科挙試験に合格するよう言い渡されて・・・。茉莉花のシンデレラストーリーがなんとも痛快な一作です。

機織り宮女として後宮にやってきた氾蓮香。盲目の彼女は、目では見えない些細な情報を感じ取っています。後宮での問題を盲目であるがゆえの力で解決していくのですが、皇帝の「ある秘密」にも気づいてしまい・・・!?穏やかに暮らしたい宮女の恋とミステリー要素を同時に楽しめる、読み応えのあるシリーズです。

いろんな部署を渡り歩いて勤続10年、三十路手前の女官吏・陶蓮珠。そんな彼女が隣国「威」の言葉がわかる人材を探していた皇帝に見初められ、嫁として迎えられることに。しかし、その真意は「威の公主が姿をくらましたので、その身代わりになれ」というものでした。怒涛の展開に、ページをめくる手が止まらなくなること必至です。

故国で神に捧げる食事を作っていた理美は、帝国へ貢ぎ物として後宮入りすることに。そこで大切な故郷の味を奪われそうになるものの、食学博士の朱西に助けられます。嫉妬渦巻く後宮内を料理の腕前で切り抜けていく理美ですが、突然、皇帝不敬罪で捕らえられてしまい・・・!?「食×ラブファンタジー」の物語をお楽しみください。