ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
胸糞悪い、最悪の冤罪事件本5冊
冤罪ってたまにニュースで報道されるが、報道されない冤罪事件もかなりの数あるとオレは思う。裁判中、被告が無罪を主張しても実刑になるわけでやってないことをやったことになるの腑に落ちない!
- 10
- お気に入り
- 15604
- 閲覧数
-
あの時、バスは止まっていた 高知「白バイ衝突死」の闇
山下 洋平(著)
高知白バイ事件。中学生と教師を乗せたスクールバスに白バイが衝突、白バイ警官が死亡。衝突時にはバスは止まっていたと乗客全員が証言したが、警察側はバスは動いてたと主張し裁判ではバス運転手に1年4ヶ月の実刑判決。が、のちに警察の捏造では?と控訴しても却下されるという非常にモヤモヤする事件、というか警察が捏造した可能性が高いと思う。
-
93年の新書。古いけど、今読んでも参考になる。無実の人が、ある日突然犯人にされる。警察はなぜ犯人を作り出すのか。裁判官はなぜウソを見抜けないのか。別件逮捕、見込み捜査などで逮捕された容疑者は取り調べでやってもいないのにやったと言ってしまう。そうすると裁判でいくら無罪を訴えても100%ひっくり返らないという構造がある!
-
この本の著者は日本で一番有名な弁護士かも知れない。薬害エイズ、三浦和義ロス疑惑事件など有名な事件にはだいたい弘中弁護士が関わっている。そんな弘中氏の著書では、日本の刑事司法の闇や検察の腐敗ぶりを全て暴露。また、世論を真実から遠ざけるメディアの問題点なども暴露しまくる!タイトルは硬いが中身は暴露本というのが斬新。
-
教師による生徒に対するイジメ事件として、当時は新聞などで大々的に報道された事件で、イジメた教師は史上最悪のイジメ教師と呼ばれ、停職処分となる。児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ。だが、そこで予想だにしない展開と驚愕すぎる事実が暴露される!マジで狂った保護者の暴走としか思えない。全く理解できないウソのような本当の話。
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です