残酷な展開なのに釘づけ！ダークファンタジーの名作コミック

「悪魔」のいる世界で、マキマという女性から誘いを受けたデンジが、公安のデビルハンターとして活躍することになるダークヒーローアクション。緻密に計算されたストーリーと、独特の世界観に、読み進めるうちに引き込まれてしまうはず。デンジやヒロインのパワーなど、癖の強いキャラクターたちが多数登場するのもポイントです。

死んだ母を蘇らせるため、禁断の錬金術である人体錬成を行ったエルリック兄弟が、代償として失った身体を取り戻すために旅をする物語。著者の実家は酪農と畑作農業を家業としていて、動物の死に触れてきたせいか、命について深く考えさせられます。とはいえ暗くなり過ぎず、少年漫画らしい爽やかさも感じられます。

孤児院で楽しい日々を過ごす主人公のエマが、ある秘密を知ってしまったのをきっかけに、友人たちと協力して運命と戦っていく物語。かわいらしい子どもたちとは対照的な、恐ろしい世界観が本作の魅力といえるでしょう。また、スリリングな頭脳戦には臨場感があり、この世界に一気に引き込まれてしまいます。

舞台となるのは、人を食べる「巨人」から逃れるため、高い壁の中で人々が暮らす世界。主人公のエレンは、巨人を駆逐するために戦います。序盤から多くの伏線が存在し、読み終わる頃にはその綿密に練られた構成に唸らされるでしょう。ページをめくる手が止まらなくなる、先が読めない展開も非常に魅力的です。

「宿儺の指」を食べた高校生・虎杖悠二が、呪術師として人々を襲う呪霊と戦うお話です。呪術というオカルト要素の高いテーマを扱いつつも、呪術師たちの心理をリアリティ満点に描いています。バトルシーンにも迫力があり、王道のヒーロー漫画としても楽しめます。