ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
犯罪者が書いた本5冊
大洋図書が発行してるムック本「昭和の不思議101」秋の男祭号に掲載されてた、犯罪者が書いた本5冊を買って読んでみた。オウムの麻原の本はマジで狂気で笑えないほど。※本ブックツリーの内容は、執筆時点(2022年10月6日)の情報に基づいております。
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霧の中
佐川 一政(著)
パリ人肉事件の佐川一政氏の自伝。自伝というか、なぜ殺して人肉を食べたのかを私小説にして解説したという感じか。読んでて何ともいえない気持ちになる。殺されて食べられてしまったオランダ人大学生の女性は浮かばれない。
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憚りながら
後藤 忠政(著)
元山口組の幹部で山口組を引退後、後藤組を立ち上げた後藤組長の自伝本。極貧の生い立ち、愚連隊時代、山一抗争、伊丹十三襲撃事件など自ら関わってきた事件の真相と裏側、ヤクザの闇、タブーを全て暴露。こんなに暴露して大丈夫か?と読んでて衝撃を受けた。
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共犯者
山崎 永幸(著)
埼玉愛犬家連続殺人事件。映画「冷たい熱帯魚」のモデルにもなった殺人鬼、関根の元部下だった男が全て暴露!この男の語る、関根の人殺しのやり方、死体の処理方法はマジで凄まじい。なぜ暴露したのか?それは次は自分が殺されると思ったからだという。ちなみにこの文庫本、もう書店では絶版になっているみたいでアマゾンでは5400円もする!
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日出づる国、災い近し 麻原彰晃、戦慄の予言
麻原 彰晃(著)
オウムの麻原の予言書。1995年に出した本なのでこれも書店ではもう買えない本だろうな。2000年にかけて日本国内で起こる、様々な恐怖に満ちた現象が連続的に起こるという。特に人工地震。地震のため日本は壊滅するだろうと言い切る麻原。まあ、全てが陰謀論と都市伝説なのだろうけどオウム事件で被害にあった人を思うとなんとも言えない本だ。
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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