ブックキュレーターBunkamura Gallery担当
アートを近くに感じる本【Bunkamuraセレクション】
知らなかったことを知ると、毎日が違う色をして輝きだすように感じます。もしかしたらそれはアート作品をひとつ手に入れ、共に暮らす喜びと似ているかもしれません。さまざまなジャンルの展覧会を開催するBunkamura Galleryスタッフが選ぶ、さまざまな切り口の5冊。知れば知るほど近くに感じる。そんな嬉しさを感じる本です。
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ヘンな日本美術史
山口 晃(著)
中国や東洋から見ても、現代人から見ても、少し変わった日本の古典美術。その独特さが魅力でもあります。山口氏の画家ならではの視点とユーモアのある語り口で、美術に馴染みのない方でも親しみやすく興味を持てる一冊です。
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現代アートに興味があるけれど、いろいろと種類があり過ぎて迷っている方にぴったりな一冊。多岐にわたる現代アートの主な作家40名が、ポップなイラストと共に楽しく紹介されています。紹介される作家の中から、自分好みのアートを探してみるのも面白いです。
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幻想の画廊から 新版
渋沢 竜彦(著)
デルヴォー、ベルメール、ダリ、フィニ、エルンスト。シュルレアリスムを代表する作家たちと、さらには『狂気の夢を追求した』人物への澁澤龍彦の大いなる関心と愛。魅惑的な夢のような、暗黒を覗く背徳感のような、ぞくぞくする誘惑が滴ります。
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ハンナ・ヘーヒとラウール・ハウスマン ベルリン・ダダ物語
カロリーネ・ヒレ(著) , 五十嵐 蕗子(訳)
マルセル・デュシャンの「泉」を筆頭に現在でも強烈な印象を残すダダイズム。世界各国で同時多発的に発生したこの運動は、写真、映画、詩など多ジャンルに渡りその存在感を放ちました。フォトコラージュ作家として活躍したドイツ人ダダイスト、ハンナ・ヘッヒの人生を辿りながら、当時の熱気を感じられる貴重な書籍です。
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版画 進化する技法と表現 木版画・銅版画・リトグラフ・スクリーンプリント
佐川 美智子(監修) , 岡部 万穂(編集) , 後藤 英彦(ほか技術指導・制作)
Bunkamura Galleryのスタッフ全員が熟読している版画技法のバイブルです。世界最古の版画技術である木版画から、20世紀に登場したスクリーンプリントまで、版画と聞いてピンとこない方もこの一冊で深く理解できるはず。作家たちの技術を知れば更に作品を味わい深く感じられます。
ブックキュレーター
Bunkamura Gallery担当東京・渋谷の複合文化施設「Bunkamura」1階ロビーラウンジに面したBunkamuraギャラリーは、ガラス張りとなった開放的な空間で、館内を行き交う人や、お茶を飲みながらくつろぐ人にもアートを表現できるユニークなギャラリーです。日々の暮らしの中でアートを身近に感じ、触れていただくことを目的に、さまざまなジャンルの企画展を年間約60本開催しています。https://www.bunkamura.co.jp/gallery/
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