リアルな事件を引き起こしてしまった本5冊

イスラム教に対する冒涜だ！ということでこの本の作者や翻訳者に対してイスラム教のトップが殺害命令を出し、日本の翻訳者である筑波大の五十嵐教授が殺された。犯人はいまだに逮捕されず未解決事件となっている。で、実際にこの本読んでみたが、全く持って意味わからん！どこがイスラム教に対する冒涜なのかもわからん！

マルキ・ド・サドの著作。あまりにもエログロすぎて当時発禁になってしまった本。日本ではあの澁澤龍彦が翻訳して文庫で発売されてる。で、実際今読んでみてどうなの？と思い読んでみるとなかなか文章がわかりづらい。昔の本だから日本語の表現もよくわからん！まあ、エログロ具合はなんとなくわかるが。ふーん、こんなもん？というのが感想。だけど、当時はエロ過ぎたんだろうな。

連続殺人犯の永山則夫の著書。1997年に死刑執行された。彼はこの本で新日本文学賞受賞。この著作は本人の自伝的な内容。網走の田舎で育って親に捨てられたとか。まあ、ものすごい貧乏だったらしいが、貧乏だから人を殺してしまったはちょっと違うんじゃない？そんな人山ほどいるだろうし。まあ、死刑囚が獄中で書いた本が賞を受賞したってことはすごいけどね。

随分と昔の本。多分50年以上前？永遠の青春本らしいが、ジョン・レノンを射殺した犯人がこれ読んでたとか、いろいろ曰く付きの本ではあるみたい。まあ、オレも10代の頃ちょっと読んでみたけど全く意味不明だったな。今読んだらどうなんだろうか。

三島由紀夫の著作。実在の人物を主人公にし、その顛末も実際にあった話っぽいのでのちにプライバシー裁判となって発禁寸前にまでなってしまったという曰く付きの本。まあ、スキャンダル的な話なので、実在の人物にちゃんと許可もらわないと確かに名誉毀損で訴えられるかも知れないと思う。