電子書籍
chatGPTが出現した現代も、人間の本質みたいなものは良くも悪くも変わらないと痛感。
2023/07/27 13:36
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
1990年に出版された「パソコン通信殺人事件」を大幅に加筆修正し、改題した作品。 パソコン通信にハマる三浪の主人公・薫。
パソコン通信を通して出会った友人もいる。
私にとってのITデビューがパソコン通信でもあった。
パソコン通信にまつわる懐かしい描写が数多くある。
Facebookやtwitter、そしてchatGPTが出現した現代も、人間の本質みたいなものは良くも悪くも変わらないと痛感。
紙の本
人間の本質みたいなものは良くも悪くも変わらない
2022/05/12 11:14
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
1990年に出版された「パソコン通信殺人事件」を大幅に加筆修正し、改題した作品。
パソコン通信にハマる三浪の主人公・薫。
パソコン通信にまつわる懐かしい描写が数多くあるが、Facebookやtwitter全盛となった現在も、人間の本質みたいなものは良くも悪くも変わらないと痛感。
紙の本
現実の薫と幻のKAHORUを取り巻く人々
2002/01/03 02:37
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投稿者:mikako - この投稿者のレビュー一覧を見る
深夜のパソコン通信の世界、ステーションと呼ばれる場所でチャット会話が繰り広げられる。主人公・小田切薫は浪人生の男子だがネットの中で女の子KAHORUを演じることによって誰からも愛される人気者となっている。中学高校時代からの友人の励ましに対する複雑な感情や母親の小言へのいらだちから逃れられるステーションにはまり込む薫。そして幻の女の子KAHORUに本気で恋した男に待ち受けるものは無残な死だった。
正体不明者からのメッセージには大変緊迫感がありました。それぞれの現実の顔をさらすことのないからこその娯楽、でもその向うには確実にそれぞれの現実を生きる人がいます。現実と虚構の狭間のようなそんなネットの世界と集う人々の現実がよく表現されています。予想を超える展開は驚かされました。人の心が上手に表現されていて夢中で読めます。
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一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い…。オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。
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旧題「パソコン通信殺人事件」。
パソコン通信のふわふわした世界に嵌まる主人公の少年薫。
主人公がチャットで演じる“仮想世界のKAHORU(周囲には女と思われている)”に惚れ、オフラインで会う約束をした人は何故か必ず殺されてしまう…
チャットにハマったことがある方なら
かなりのめり込んで読めると思います。
意外な結末もさすが!って感じ。
更にインターネットやMMOが普及した今、
この作品を書き直したらもっと面白くなりそう。
…でも逆にパソ通だからこそいいのかなぁとも思ったり。
とにかく面白かったー
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結構昔の本なのにそんな古さは感じなかった。
内容的にはたしかに時代の流れを感じるが、書き方的には古さは感じない。
読みやすくすぐ読めた。
最後の結末は強引すぎだろーと思いながらも読んでしまった
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当時はネットによる犯罪小説は珍しかった気がする。
チャット内での人間関係が交差していくのが面白かった。
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これはすき。キャラも話もそんなに好みじゃないし興味もないネタだったけど面白くて2回読んだ。そして「まさかそんなことは…きっとコレ騙すつもりでしょ」とか思いつつ2度も(良い意味で)騙される。
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【2006.03.24.Fri】
久々に浅田作品以外を読む。パソコン通信の光と闇を、現代を担う若者たちを据えあぶりだしている。今は生活の一部がネットで形作られていると言っても過言ではない。そして、その便利さと引き換えに多くの問題が起こり続けている。匿名性がもつ幻のような世界。私たちはいったいそこに何を求め、見出すのか?掲示板などを見ていても、一人一人が個性を出しながらも正体を明かさない断固とする構えが感じられる。これは、私たち人間が生み出した永久の命題であり、更に拡大していくものと思われる。画面から出される文字だけに心を奪われてはならない。時には目の前の人の口から出る言葉を感じ、受け止めなければならない。そう、それが人間だから。
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さくさく読めたしそこそこ面白かったのですけれども、やっぱり時代のギャップの所為なんだろうか、移入は出来なかった。
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・パソコン通信を巡る事件。主人公薫がネット上で演じる人気者の可愛いオンナノコ。仮想世界が、現実世界に思わぬ影響を及ぼし始める──。・実際犯人はバレバレなんですが、面白かったです。時代はちょっと感じますが(笑)。使っただけ課金されるのがちょっと懐かしい。確かにこのころにネットしてたらヤバかっただろうな電話代…。
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インターネットのひとつ前、パソコン通信時代の殺人事件。
「パソコン通信殺人事件」が改題前の題名(たしか)。
裏をかこう、かこうとしてがんばって書いたという印象。
読んでてちょっと疲れる
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内容(「BOOK」データベースより)
一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い…。オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。
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この本は、ネットやチャットをした事がある人にとっては身近に感じる作品。
確かに、文字だけの世界。。。
あたしも、過去7年前位からかな?
ネットを自分の心の逃げ場所にした事があっただけに
分る部分も・・・
だけど、1つ間違えると犯罪に巻きこまれたりって事件も多々ある時代・・・
素に近いままで自分を出す人
全く別人として文字の世界のいる人
様々なのがネットの世界なんだと思う。
1本の線で全国、世界の人達と繋がってるのが不思議。。。
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10年以上前に書かれた本なのに、現在にも通じる感じがした。
パソコン通信の世界にのめり込み自分を偽って日々チャットにいそしむ主人公。
その中で次々に殺人が起こる。
パソコン通信人口がまだあまりいないのか、身近な人達の中で話がすすむのはどうかな?!とは思った。
現実世界とネット世界を混同してしまってはいけないなぁとあらためて感じた。
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1本の線だけで結ばれている、
宙に浮かんだような若者たち。
深夜のパソコン通信に嵌(は)まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。
それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い……。
オンライン社会の若者の心の揺れを描く。