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主人公たちのやる気のない就職活動姿が将来の自分と被る・・・笑 呑気な友人2人とのやりとりや、さり気ない思いやりが素敵だなと思いました
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大学4年春。漫画好きのため編集者になろうと就職活動をするも今ひとつ乗らず、決まらずの可南子。周りの友人もやる気今ひとつ。家族は、政治家の父に、義母、義弟、実母は死去。昔から大きな地盤をもつ家柄ながら、自分も弟も政治家になる気はなく、家を空けることの多い父のお陰か、義母との折り合いもつくようなつかないような。
06-07年年末年始に読んだなかで一番面白かった。上記に書いたように何かと暗いネタばかりにもかかわらず全編通してまったく暗さがないのは、可南子の行動・言動のお陰にほかならない。
曰く、就職活動中なので「漫画喫茶に行くのは週に一度に減らし」、学食のスパミート(スパゲティミートソース)に「一家言をもち」、70歳の書家の彼氏にペディキュアを綺麗に塗ってもらってうきうき帰る。
就職先の面接官や、アルバイト先の喫茶店店長にシニカルな批評をし、テキトーそうに見えて雑誌購買力向上案をはっきり言えるその様がなんとも小気味よく。
非常に面白かったです。おすすめ。
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レビューはブログにて。
http://tempo.seesaa.net/article/31391090.html
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就活に悩む方にお勧め!
しかしどっちかというと堕落気味なのであんまり薦めないかも(苦笑)
読みやすく面白いのですっきり読めると思います
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今年の直木賞作家デビュー作。
不思議なタイトル。でも読めば納得。
のんびり箱入り女子大生の、出版業界への就活奔走記。
私と周りの就活とは全然違う感じ。
せっかくコネがあるなら使わなきゃとか思っちゃう。
たまに共感できる点もあるけれど、
自分とは違う世界として読んでしまった。
なんかすごい漫画的。
展開とか設定とかリアクションとか。
作者はきっとオタクだ。
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デビュー作にはその作家の全てが詰まってるってよく言うけど、ほんとにそうだなって。主人公=作者だなきっと。かなり自分を重ねて書いていると思う。読みやすくてまぁまぁ面白いかな。
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【エッセイ+小説÷2】のような読後感。おもしろかったー!同じく就活中の出版社志望の人には参考に…は、ならないかwあくまで小説なので、鵜呑みにしちゃダメダメ☆笑 就職決まらなくてもなんとかなるなる!という就活生へのエール?
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2007.02.三浦しをんのデビュー作.主人公は父親が地元で有力な政治家である女子大生.出版社の編集者になりたくて就職活動をする青春小説.気持ちの悪い趣味の描写もあったけど、まあ良かった.
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直木賞受賞作家・三浦しをんの作品。
マイペースな女子大生・可南子の壮絶な就活を描いた作品。
まさに三浦しをんワールド全開な一冊。
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ナチュラルーな感じで読める本だと思います。
さらっと軽快。
しをんワールドの入り口としておススメかと。
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漫画編集者を目指して就職活動をする可南子。政治家の父、呑気な友人たち、年の離れた書道家との恋、色々なものたちと格闘する女子大生を描く作品。就活って大変そうだなぁ・・・としみじみ。笑
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マイペースで我が道を行く可南子。
わたしもこれぐらい情熱を傾けることが出来ればいいのだが。
現実世界で自分に当てはめて考えると、可南子と西園寺さんの関係はありえないと思ってしまうが、このお話の中では羨ましくなってしまうような穏やかな関係で、ラストが少し心に痛かった。
(2007.3.15読了)
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本当に、これがデビュー作とは思えない面白さ。しかも、特に小説家志望だったというわけでもない若者が書いたとは‥。埋もれた才能、というのはこういうことなのかな(同時に村上達郎氏の凄さも実感)。テンポが良くて読みやすかったです。就職活動も人間関係も、けっこう辛い姿を描いているのに、どこか温かみがある。漫画や本が好きで、将来漠然とその関係の仕事に就きたいと思っている学生(私のことだなぁ‥)は必読。タイトルの意味がわかるシーンが、出版社に対する皮肉のようで笑えました。
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エッセイを読むに、作者自身の体験も織り込まれている(…のかな?)ような筋立て。しかし一歩引いて冷静に、時に自嘲気味に、しかし否定はせず書かれたような文章がいい。
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あっちゃこっちゃ、だと思うのです。脚フェチなご老人と(かなり真面目に)お付き合いをしている政治家の娘な女子大生は学食のミートスパゲティが好きで、ピロティを雨ざらしと呼ぶなんて親近感が湧くようで湧きませんが、不思議とストーリーはばらばらになっていないんですよ、すごいなあ。身近な話しすぎると心が痛いけれど、お話としての距離感がしっかり保てている良質な小説、でした。