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ブックオフの105円コーナーを眺めていたら、一・二巻があって、何故か、どうせ一巻ごとの連作だろうと思い込み、とりあえず二冊買って、一巻だけ読んでおくか、と思って読み始めたら、六巻でひとつのストーリーなことに気付き、それ以降を早急に五区に渡り、図書館に予約を入れて、何とか読み終えた。
その五区とは、世田谷・目黒・豊島・練馬・板橋で、ちなみに本著は世田谷・豊島に数多くあった。
物語は生体肝移植、病院の学閥、そのジッツ(関連病院と訳すらしい)同士の患者と医者のやり取り、病院内での地位争い(手術下手でも外科の教授になれるなど)、医師と看護婦との恋愛、最も大きな話題は脳死を人の死としない時代での、脳死肝移植。
脳死肝移植は成功するが、主人公当麻はその直後の環境に抗いきれず、台湾の病院へ行く事になるが、この終わり方が夏目漱石の「破戒」のように、問題提起しておきながら、結局解決を見ずに、日本を離れるという意味で似ていると思った。
これだけ話題が有れば長くなるのは当然として、今封切りされている映画は、おそらく一部だけなんだろうなと想像。
話自体は面白かったけれど、例えば「Aさんは好ましく思っている。Bさんは逆だ。Cさんはどちらでもない。」などと、文章がテレビカメラ視線的に書かれていることもあれば、登場人物に視点が固定されている部分もあり、読みにくかった。
それから、縦書きの文庫本で「よーく、考えておいて」などと「ー」を使うのが妙に気になった。
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医療をテーマとした現代小説。医者のドロドロした一面を描きながら対照的に主人公の清らかさを際だたせている。一巻である程度完結すると思いきや、ずっと続いていくようで、そう考えると読み続けるのは辛いかなという気になった。
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BSで同題の映画(ドラマ?)を見たことがきっかけで原作を読んでみた。血を見るのが嫌いな私としてはリアルな描写にちょっと数行読み飛ばしてしまう箇所もあるが^^; 面白いと思う。
シリーズ物のようなので続けて読んでみようと思う。
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手術中の解説がすごく細かいと思ったら、本当の外科医が作者さんだったんですね~ 途中裏表紙をみて気がつきましたw
だからなのか、話の内容としてはよくある流れの物語です。 それだけに非常に読みやすいと思います。
人としても技術的にも超一流のお医者様。それだけに爽快感はあります。
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物語は淡々と進んでいく。
主人公の淡々とした雰囲気に比べ、悪役(?)は妙に
偏ったキャラクター設定。
妙に専門的な描写にかたよってないので読みやすい。
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「孤高のメス 第1巻」
当麻鉄彦は大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で果たして手術は成功するのか。
バチスタシリーズを読んだ後に読みましたが、あのシリーズとは全く違う読み応えがありました。バチスタはチームとしてどう医学界や病気に立ち向かうかという所を描写していましたが、孤高のメスでは主人公当麻を中心としたもの。彼が医学にどのような価値観を持っているのか、医師としてどうありたいのかという部分が明確に書かれています。作品の主人公とはいえ、医師としての姿や考え方には深く感銘を受けました。
また、民間病院ならではの大学病院との関連性がしっかり書かれていました。そんな中当麻医師がどのように立ち振舞うのか気になっていましたが、その姿は人間としての成熟さを感じさせるもの。あんな腕もあり信念もありそして人間として出来ている経験値の高い医師が病院にこれば、その職場の医師達が深い感銘を受けるのも当然です。感銘を受けた若い医師達がさらに真摯に医学に取り組もうとする姿はやはり良いものでした。
それにしても野本を始めとする医師にはどうしても苛立ちを覚えてしまいます。作品内の大学病院と民間病院の関係がもし現実の医療、病院界をもとにしたものだったなら、それはとても悲しいことです・・・。
医師も人間ですから色々あると思いますが、ずれてはいけない部分はずれてはいけないだろう?と思いました。
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孤高のメス 第1巻
現役医師が実体験を小説化したものということだが、第1巻では白い巨棟を飛び出し、地方医療に従事したいという希望を胸に、先ずは自分の腕を上げることが必要と、大学、研修センターとして海外の有名外科医に師事するのだが、本当にこんな方がいるのだろうかと疑いたくなるような、話になっている。また海外の外科医の門戸を叩き、その手術現場に入り込み、手術の技を盗むということが、現代医療の現実の場面なのかとびっくりする。たしかに学校で日進月歩の技を教えることはできないだろう。と同時に、教えられたからといって誰もができるわけでもないのだということを改めて知らされた。
「エホバの証人」も無輸血手術の章では、助けたいという良心の塊のような思いだけで本当にリスクを負う人間がいるのかと半信半疑でもある。
だからこそ自分会社を選ばなければならないのだということについて考えさせられた。
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外科医を目指している人におすすめ。肝移植にロマンを感じた。オペの部分に関しては、実際にオペの様子を見ていないと想像しにくいと思う。でも、ワクワクするし、外科医になりたいなという気持ちにさせてくれる。
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堤真一が主演で映画化もされた医療ドラマ。
内容はよく知らないでとりあえず手に取ってみたんだけど、小説としての出来栄えは今ひとつとしか言いようが無いですね。なんか無駄にダラダラ長いし、ポイントが抑えられていない文章を読まされている感じ。文章が下手な人が書くとどうしてもセリフ忠信になって心の機微を描けないわけですが、これもそれ。
まぁストーリーはそれなりに面白かったので暇つぶしに続巻は読んでみようかと思いますが。
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米国で肝臓移植等の高度医療を学んだ主人公が、琵琶湖の湖西地方にある地方病院を拠点に活躍。学閥や医者同士の人間関係、医療ミス等々医療の世界の怖い面も見え隠れ。第二巻以降にも期待。
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様々なしがらみ、特に、医局や学閥、人間関係などを排除し、徹底的に自分の意思を貫き通したいという、医師の話しであり、ある意味、勧善懲悪的な感じも受ける。
とてもおもしろいのだが、どうしても、医療従事者をテーマとした話になると、「白い巨塔」を超えられない と感じてしまう。
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当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか。 (「BOOK」データベースより)
感想は最終巻に。
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現代版ブラックジャックのような方もお話です。
患者さんを救うことを第一に考えている、当麻先生のような医者もいれば、自分の損得勘定でしか患者をみる事が出来ない野本先生のような医者もいる。
病気の重度にもよるが、どのような先生に当たるかも病気を治すためには必要なことなんだと思いました。
自分よりも少し背伸びし、この小説を読みました。やはり医療用語は難しいです。それでも、続きが気になる。医療用語がわかる人には2倍も3倍もおもしろい小説なのかなと思います。
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「孤高のメス 第1巻―外科医当麻鉄彦 (1)」孤高の外科医当麻の神の腕とは…
http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-02-20
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当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内が出腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか?