紙の本
「数字」が読めた先に「心」があると信じたい
2023/04/08 01:33
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投稿者:ぶんてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、ビジネスマン向けの基本書と言っても良い。
「数字」を意識する重要性を丁寧に説明しビジネスの基礎を教えてくれている。
会計だけでなく、経済全体への目配りもあり、学ぶべき点が多く参考になった。
小宮さんの言う「数字力」とは、
1.把握力
2.具体化力
3.目標達成力
の3つが身に付くことだという。
そして、「数字の見方」の7つの基本は、
1.全体の数字をつかむ
2.大きな数字を間違わない
3.ビッグフィギュア(大きな数字)を見る
4.大切な小さな数字にはこだわる
5.定義を正確に知る
6.時系列で見る
7.他と比較する
で、これはまさに基本中の基本。
けれど、「数字力」を妨げる罠というものもあり、その代表的なものとして6つの「数字の罠」が事例とともに紹介されている。
1.主観の罠
2.見え方の罠
3.常識の罠
4.統計の罠
5.名前の罠
6.思いこみの罠
それでは、「数字力」を上げるためにはどうすればよいのかだが、それには確実な5つの習慣があるという。
1.おもな数字を覚えておく
2.定点観測をする
3.仮説を立てて部分から全体の数字を推測する
4.数字を関連づけて読む
5.常に数字で考える
それぞれの詳細については本を読んでもらうとして、今まで数字にあまりこだわりのなかった私としては簡単に読めて、とてもよい勉強になった。
定期的に繰り返し読んで、数字への意識付けをしていければ、なお役立つ本だと思う。
電子書籍
数字で判断する力とは?
2016/08/11 19:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
「数字だけで判断する」というと、物事の上滑りだけ見て本質を
見ないかのような印象が有った。
だが、そんな私の偏見を覆してくれたのが本書。
数字で表現することは具体化であり、目標達成のためのプロセスを
はっきりさせること だと小宮氏は言う。
数字を疎かにする人は、抽象的な説明しか出来ず説得力に乏しい。
また、誘導的に使われたマスコミの数字などを疑いなく受け止めて
しまい、その数字が何に基づいて いるのかなど考えず騙されやすい。
大事な数字を抑えておけば、世の中を把握できる。そして、数字と
数字の関連性。 例えば、前年比、海外との比較、同業間の比較、
平均との比較などで、「自分が属する場所はどの辺」ということを
理解出来るようになる。
この他にも小宮氏は、数字力の鍛え方、数字力の阻害となる要因
などを解説している。
何度か読み返して、数字力を身に付けていきたいと思った一冊。
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前著"ビジネスマンのための「発見力」講座"がなかなか面白かったので、自然と本書にも手を伸ばしてしまった。 奇しくも最近「食い逃げされてもバイトは雇うな」も読んだところであり、数字の奥の深さと、扱い方の重要性を学ぶこととなった。
仕事をする上で数字力(数字を把握する力)が重要であることは実体験から分かっているが、会社の中でそのノウハウを教えてくれるところは無い。 実体験の中で培うか、この様な本を読むしかない。 そういう意味で本書は数字力に悩むビジネスマンにはうってつけの本であると思う。
筆者は数字力を上げる(感覚を磨く)手法として以下の5つを上げている。
?主な数字を覚えておく(例えば人口、GDPなど)
?定点観測する(同じ項目の変化を見続ける)
?仮説を立てて部分から全体を推測する
?数字を関連付けて読む
?常に数字で考える
この世の中には数字であふれかえっているので、つい色々な指標を見て自分で混乱しているのだが、自分の経験から言っても、数字力の差は??ができるかどうかで、変わってくると思う。(これがなかなか難しい)
本書は演習を備えており上記の?〜?を読者に考えさせるように仕向けている。 題材が日常のビジネスの場ではよく出てくるものなので、ある種なじみがあるものである。
章ごとにポイントも纏められており、習慣にすべき訓練方法なども挙げられているので、数字力に欠けていると思わしき人間にはかなり良い本では無いかと思う。
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ビジネスマンのための「発見力」養成講座と言っていることは変わらない。
数字に焦点を当てているだけ。
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数字に関心を持つ,基本的な数字を覚える,数字の定義を知る,数字を関連付ける,定点観測をする,などなど。数字に疎い自分にはいささかハードルが高い内容でしたが,今後役に立ちそう。ただ,1000円にしては内容が薄いかも。
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SMARTの法則と関連します。数字を読めるようになると何が見えるか、それをどう広げていくことができるか、そうできるようになるために日々の生活で何を習慣付けることができるか、色々勉強になりました。
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なんか、わかりやすぅー
コンサルとか受ける前にかるくよんでおくといいのかもしれなーい
ってか、思うに、こういう考え方をするのは一般的なんだねー
コンサルの人が書いている本は面白い、
てか、その視点が面白い。
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基本値を覚える→複数を関連付けて推論する。
・GDP(付加価値=売上げ−仕入)=500兆円
・労働分配率(付加価値に占める人件費の割合)=60%
・付加価値率(付加価値÷売上高)=30%(業界による)
・日本の就業者数=6000万人
推論:一人あたりの収入(労働分配率)=500兆円X60%÷6000万人=500万円
推論:社員数50人の会社の売上={500万円÷60%X50人}(付加価値)÷30%=14億円
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目標設定、目標達成の手がかりを探して読んでみました。
ポイントとしては以下でしょうか。
目標を常に計測可能なものにすることで達成を測ることが可能。
数値化することで、ギャップに気づき解決策を検討し、目標達成を実現できる。
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数字が苦手な自分にとって、少し難しかった。笑
こんなことで、社会に出て行けるのだろうか…!
ちょっとずつ、具体的数字を挙げて会話のできる、スゴイやつになろう…笑
気持ち悪いかも?
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2008年6月18日終了。
私が一番苦手とする『数字力』。算数もましてや数学や物理とかし維持の羅列を見ただけで卒倒してしまうし、感覚的に生きることが楽しい私には避けていたい分野だったのですが、働き出すとそうは言っていられない。恥ずかしながら基礎からの勉強ということで読んでみました。
なるほどぉ〜!と関心させられること多く、計算力ではなく、数字をキーワードに本質を見抜き、そこからどれだけ広げられるか・・・が大事なんだと分かりました。数字はあくまでツール。数字が苦手な人には視野が広がる1冊。
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安い、高いと言った漠然な捉え方じゃなくて、具体性を持たなくてはいけない。
推測する力も大切。
そのために必要最低限の数字は知らなくてはいけない。
…金融の基礎を勉強しよう。
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自らの不甲斐なさを実感できた本・・><
基本的に常識として抑えておかなければならない経済指標などが具体的にあげられています。
私などは、基本の「き」すらも出来ていない事を痛感しました。
以下は例として挙げられたもの。
・日本のGDP
・日本の人口
・アメリカの人口
・アメリカのGDP
・中国のGDP
・世界全体のGDP
・世界人口
・日本の一般会計予算
・日本の社会保障予算
・日本の現在の財政赤字
・日本の労働人口
・日本の世帯数
・日本の給与所得額
・昨年生まれた子供の数
・65歳以上のお年寄りの数(人口構成比)
・自社の売り上げ
・自社の営業利益
・自社が属する業界全体の売上高
・自社が属する業界全体の平均営業利益率
・自社の社員数
・自社の非正規従業員数
・業界全体の売上高
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どんな分野でも数字(定量的)を出すと話がよく見えてくるもの。
しかし、小難しい名前の指標の持つ意味はお手上げ、なんてことはありがちなこと。
そういった「数字」と上手に付き合っていく方法を示した本。
同著者の「発想力」養成講座と一緒に読むとより効果的。
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小宮 一慶さんの養成講座シリーズ。
ビジネスマンとして必要な「数字力」を養うための一冊。
短時間で読み切ることができるシリーズですが、内容は濃いです。
この本と合わせて[「1秒!」で財務諸表を読む方法 ]を読むとビジネスに必要な会計知識を得ることができます。
おすすめの1冊。