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これはガチで良かった…
序盤は設定的にドロドロかと思ってましたが、読み進めていくとなんとも爽やかで穏やかな作品でとーっても良かったです!!
今まで積読してたのを後悔…
「上海金魚」という題名通り、上海が舞台です
かわいさんというと、もう一作「上海」という題名の作品があるせいか、上海・京都・政界・ときどき高校生なイメージがありますが
かわいさんの書く上海はすごく魅力的で、行ったこともないのに素敵な所だなぁと思ってしまいますw
金魚の描写も作品の雰囲気にぴったり馴染んでいて、しっとりとした素敵なお話でした
そして何より、かわいさんの書く大人しい受けって大好きなんだよね…!!っていうw
かわいさんファンは読むべしという一冊です
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恋人の上海出張について行く為職場に初めてのウソをついてきたのに、そこで恋人がいつも言っているように家庭が崩壊しかかっているというのは違う、と気づかされる佑季。旅行の日程を短縮して帰国するという恋人だけ帰し、自分は残ることを決める。
恋人が世話を頼んでくれた滝乃はその独特な包容力で佑季の塞いでいた気分を変えてくれ、、、。
これと言って序盤からガツンと事件があるわけではありません。
なのに、ものすごく作品にのめりこまされる。
それは多分、かわい先生が書くキャラが立っていてひとつの行動にしてもセリフにしても彼らが細かく描かれているからだと思います。
せっかく上海で仲良く慣れているのに連絡先を聞かずに分かれてしまって、どうなるの?!とドキドキしました。でも結ばれて良かった。
Hシーンの量的には少ないですが、しっとりふたりの気持ちがでていて良かったと思います。
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出会いから始まった彼たちの恋は上海金魚ほど美しくて幻いのだ。最後の最後まだ会えたとはほんまに良かったよ!
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スピンオフものを先に読んだので順番は逆だったけど、それでも十分でした。
ひっそりと控えめな地味受けが好きなので良かったです。
香港ではしっとりとした魅力を湛えていた受けが、日本ではメガネをかけアームカバーをして役場の片隅で仕事をしている。そんな周囲に埋没してしまうような受けを、攻めが見つけるシーンが特に好きです。夢物語みたいだったひとときの恋がにわかに現実になったみたいで。
かわいさんはこういうのが上手いなー。でもってそういうのがご他聞にもれず好きです。
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内容紹介
しっとりとした花のような色香を持つ水端佑季の恋は、初めて訪れた異国の地、上海で終わりを告げた。男の狡さに気付きながら、嘘を信じていた佑季は突然の別れに傷付き、旅先で出会った男、滝乃と体を重ねてしまう。滝乃の包み込むような優しさに、つかの間の関係だとわかっていても、心惹かれることを止められない佑季だったが……。