三部作、第一作目です
2012/08/06 15:09
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子書籍しかないようなのでこちらにレビューを。
この作品と「透過性恋愛装置」「月一滴」は是非とも三作続けてお読みいただくことをお勧めします。
小さい商社の営業マン滝乃(攻め)と地方都市の公務員、佑季(受け)のお話です。
佑季は初めての上海旅行で不誠実だと知った恋人と別れることに。
いろいろあってその元恋人の取引先の営業マン滝乃と上海観光をすることになります。
最初はあまりにも淡々とお話が進むので、あれれっと思いましたがその後はすっとお話に惹きこまれました。
上海の雑踏や人々や風景の描写がお話にうまく絡めてあります。
二人で金魚を見ているシーンは印象的です。
異国と現実の生活の対比があるからこそ、あの上海のシーンが引き立っているのかなぁと思いました。
読み終わった後は気持ちがほわほわっとなる作品でした。
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投稿者:なるねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読んだ作家さん。
話に派手さはないけど、攻受両方の視点で丁寧に進んで行くのが良かったです。
二人のその後も読んでみたいです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
私には初めて読むタイプのお話でした。書き下ろしがあるのかと思ったのになかったのですが、こういうエンディングも映画のようで素敵だと思いました。情緒があって湿度が伝わってきそうです。とにかく読者にイメージしやすい表現と文体ですぐに引き込まれて堪能しました。BLにこだわらず、どんな組み合わせでもいい感じになるお話だと思いました。
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湿った空気な独特の雰囲気。
お話が凄く面白い。
話自体目新しさはないんだけど、読ませるんだこれが。
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【あらすじ】 しっとりとした花のような色香を持つ水端佑季の恋は、初めて訪れた異国の地、上海で終りを告げた。男の狡さに気付きながら、嘘を信じていた佑季は突然の別れに傷付き、旅先で出会った男、滝乃と体を重ねてしまう。滝乃の包み込むような優しさに、つかの間の関係だとわかっていても、心惹かれることを止められない佑季だったが…。
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透過性~を先に読んだので、このカップルの馴れ初めを知れたのはよかった。雰囲気がほのぼのしている二人。
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話を大きく動かすというより、しっとりと丁寧に心理描写してある作品だと思います。じんわりとした読後感。
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【あらすじ】
しっとりとした花のような色香を持つ水端佑季の恋は、初めて訪れた異国の地、上海で終りを告げた。男の狡さに気付きながら、嘘を信じていた佑季は突然の別れに傷付き、旅先で出会った男、滝乃と体を重ねてしまう。滝乃の包み込むような優しさに、つかの間の関係だとわかっていても、心惹かれることを止められない佑季だったが…。
【感想】
この本を読んだ後、妙に金魚が気になって、街のペットショップをちょくちょく覗いてました。リンク本は『透過性恋愛装置』。
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これはガチで良かった…
序盤は設定的にドロドロかと思ってましたが、読み進めていくとなんとも爽やかで穏やかな作品でとーっても良かったです!!
今まで積読してたのを後悔…
「上海金魚」という題名通り、上海が舞台です
かわいさんというと、もう一作「上海」という題名の作品があるせいか、上海・京都・政界・ときどき高校生なイメージがありますが
かわいさんの書く上海はすごく魅力的で、行ったこともないのに素敵な所だなぁと思ってしまいますw
金魚の描写も作品の雰囲気にぴったり馴染んでいて、しっとりとした素敵なお話でした
そして何より、かわいさんの書く大人しい受けって大好きなんだよね…!!っていうw
かわいさんファンは読むべしという一冊です
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恋人の上海出張について行く為職場に初めてのウソをついてきたのに、そこで恋人がいつも言っているように家庭が崩壊しかかっているというのは違う、と気づかされる佑季。旅行の日程を短縮して帰国するという恋人だけ帰し、自分は残ることを決める。
恋人が世話を頼んでくれた滝乃はその独特な包容力で佑季の塞いでいた気分を変えてくれ、、、。
これと言って序盤からガツンと事件があるわけではありません。
なのに、ものすごく作品にのめりこまされる。
それは多分、かわい先生が書くキャラが立っていてひとつの行動にしてもセリフにしても彼らが細かく描かれているからだと思います。
せっかく上海で仲良く慣れているのに連絡先を聞かずに分かれてしまって、どうなるの?!とドキドキしました。でも結ばれて良かった。
Hシーンの量的には少ないですが、しっとりふたりの気持ちがでていて良かったと思います。
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出会いから始まった彼たちの恋は上海金魚ほど美しくて幻いのだ。最後の最後まだ会えたとはほんまに良かったよ!
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スピンオフものを先に読んだので順番は逆だったけど、それでも十分でした。
ひっそりと控えめな地味受けが好きなので良かったです。
香港ではしっとりとした魅力を湛えていた受けが、日本ではメガネをかけアームカバーをして役場の片隅で仕事をしている。そんな周囲に埋没してしまうような受けを、攻めが見つけるシーンが特に好きです。夢物語みたいだったひとときの恋がにわかに現実になったみたいで。
かわいさんはこういうのが上手いなー。でもってそういうのがご他聞にもれず好きです。
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内容紹介
しっとりとした花のような色香を持つ水端佑季の恋は、初めて訪れた異国の地、上海で終わりを告げた。男の狡さに気付きながら、嘘を信じていた佑季は突然の別れに傷付き、旅先で出会った男、滝乃と体を重ねてしまう。滝乃の包み込むような優しさに、つかの間の関係だとわかっていても、心惹かれることを止められない佑季だったが……。