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ライトミステリーといえど・・・
2016/07/22 10:52
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすくはあるが、登場人物が多く(しかもほとんどが親族なので、名字が同じでややこしい)、状況を整理できないまま話が進むので、入り込みにくい。
また、結論もかなり疑問。ツッコミどころが多く、理解に苦しんだ。
最後まで殺人事件を「ゲーム」と捉えている探偵。
「ただ、 憎いから殺した」という事実が正当化されていること。
「同じ会社でその日アリバイがなかった人なので」という理由だけで殺されてしまった女性などなど。
「え!?そんな理由でそんなことを?周りは止めなかったの?」と、モラルハザードな世界観に目が点になる。 まあ、実際に起こる事件なんていうものは、こういうものなのかもしれないけれど、小説として読むなら、もっと心情に響くものが読みたいという個人的好みもありますが…。
ライトミステリなのかもしれないが、読みやすさだけではちょっと、楽しめるには限界があった。
また、不要な人物、エピソードが多く、本筋のカサ増しに見える。
もっと短く削って、短編であれば、もう少し、この、キャラのなさ、トリックへのツッコミどころなどが緩和されたかも。
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主人公不在で進むお話。
ある事件が終わったところからが本当の事件の始まり。
登場人物も比較的多めで、どんどん場面が切り替わるし、
それぞれの思惑が交差していって
最終的に誰が笑うんだ!?
と思いながら読みました。
登場人物が多い分、一人ひとりの心情を
どれだけ表せるのかが重要かなと思うし、
ただスピード感も失っちゃいけないってことで
なかなか難しいバランスをうまく取っているあたりはさすがです。
個人的には、最後の場面はどうなんだろう…
と思ってしまったあたり、ちょっと残念でした。
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うーんという感じ。事件とは何の関係もない人を巻き込んでおきながら、完全犯罪で終わってしまっていいんだろうか?
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1月15日~18日
大富豪が殺された。高名な犯罪研究家が事件を解明しようとしたその時、犯人と名乗り出た娘婿はナイフで研究家の心臓を一突きに!この事態を皮切りに一族を巡る企みは回り出す。失脚工作、浮気の復讐…様々な思惑や打算が渦巻く中、詳細を黙秘する娘婿は果して犯人なのか?赤川ミステリー初期の傑作長篇。
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2つの殺人事件の謎。
誰がいったい誰をかばっているのか。
犯人を知っているのは誰か。
複雑な人間関係。
会社の組織における人間同士の対立。
家庭内の信頼関係。
裁きが終わった後に本当の真相が明かされる。
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高名が犯罪研究家が大富豪殺人の解明寸前で犯人に殺害される。
事件は解決したかに見えたが、その後に様々な思惑が渦巻く物語。
タイトルに興味を持ち読んでみました。
サクサク読めてとても楽しめました。
大富豪の一族を中心にどろどろな展開がひろがります。
はっきりいって末端の庶民は大迷惑します。
なんでしょう。
大物ってのはやっぱ感覚が違うんですねーって。
さらに事件の真相は謎に包まれていきます。
最後はびっくりしました。
思わず「クヤシーです」と言いたかったw
駆け引きを楽しみたい方にオススメの作品です。
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なかなか面白かった。 赤川次郎らしい、読みやすさでありながら事件の終わったからあと始まる、事件に関わった人たちに起こる新たな物語の事件…そして、面白くほろ苦い作品です。
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様々な人達の思惑が絡み合う展開。
と、思いきや、案外そうでもない。
事件の大筋は実はコンパクトだったりする。
そして、その蛇足の部分が興味を煽る。