紙の本
シリーズ屈指の名作
2021/05/08 20:17
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作「白萩屋敷の月」がとても美しく切なく、しみじみとした読後感で良かったです。今まで読んできた中でも一番好きなお話。
紙の本
宗太郎さんが好きです。
2018/12/20 07:29
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
何年かを隔てて読み返すのが楽しいシリーズです。
ただ、私は主役級の東吾とるいよりも、脇役の面々にたいへん魅力を感じます。
通之進さんも香苗さんも長助親分も…脇役あっての「御宿かわせみ」ではなかろうかと思うのです。
そんな中で、私にとって最も光るのが麻生宗太郎さんです。
まだ天野宗太郎さんの頃の話であり、寒井千草と名乗って初めて出てくる「美男の医者」を読みたくて、書棚から引っ張り出してきました。
東吾に思いを寄せていた七絵は、やがては本所の家を襲った賊に父や息子とともに殺されてしまいますが、東吾を婿にするよりも宗太郎に来てもらって幸せだっただろうと思います。
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「御宿かわせみ」はどれも好きなのですが、この表題作の話がすきなのでこの巻にしました。東吾のお兄さんと、宗太郎先生が好きです。
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御宿かわせみシリーズ第8巻。この巻の冒頭の話に、はじめて天野宗太郎が登場。最初は偽名でかわせみに泊まっていたため、単なる医者かと思っていた東吾たちだが、それでも一歩間違えば騙りになりそうなことに巻き込み、最後には彼が御殿医の息子だということが判明しびっくりした。この巻のタイトルになっている作品は読者投票で1位になった作品。ぐいぐいと読ませる。でも、東吾は役得か?【2007年4月10日読了】
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ここ何巻か、るいの出番が少ない気がする。主役はあくまで探偵役の東吾。読者アンケートでトップとなった表題作はやはり秀逸。白い萩の咲く屋敷に住む美しく醜い女主人の思いが哀しい。そしてその思いをかなえてやる東吾が優しい。このほか幽霊になって息子の家を見守る「幽霊亭の女」も結構好きだった。
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御宿かわせみシリーズ「美男の医者」「恋娘」「絵馬の文字」「水戸の梅」「持参嫁」「幽霊亭の女」「藤屋の火事」「白萩屋敷の月」8編。
今まで読んだシリーズ単行本の中で一番いい。常連メンバーが脇役になって、事件の人物に焦点を当てていた。好きなのは、「美男の医者」「恋娘」「白萩屋敷の月」だな。「絵馬の文字」「藤屋の火事」は内容的にやや落ちる。それにしても、このシリーズが、これから一段と乗ってくるんじゃないかと予感させる。まぁ、どうせ先は長いが(^^;
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・美男の医者
・恋娘
・絵馬の文字
・水戸の梅
・持参嫁
・幽霊亭の女
・藤屋の火事
・白萩屋敷の月
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O 8 御宿かわせみ
表題作は東吾の兄に想いをよせていた女が東吾にその面影を求める話…って書くと情緒もあったもんじゃないな。
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表題作「白萩屋敷の月」が悲しい。
今まで良い兄ちゃんでしかなかった通之進にも、
若い頃があり、青春があったんだよなぁと
今さらながら思えます。
世の中ってうまくいかない。
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シリーズ8冊目。
この中では『美男の医者』が一番好きです。宗太郎先生、なかなか役者で、スカッとします。
表題作が読者アンケートで一位とありますが、私はあまり好きではありません。
そりゃあ、この時代そういうことは何でもないことなのでしょうが、るいに対しても兄の通之進に対しても裏切りなのじゃないのかなぁと思ってしまいます。
まだ夫婦ではないにせよ、それ同然なのだからそこはグッと堪えて欲しかったなぁ(苦笑)。
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美男の医者が面白かった。幽霊のラストにもくすりとさせられた。
全体的に気持ち的に救いのない話が多かった。違う話なのに、恋娘、持参嫁、藤屋の火事、水戸の梅、絵馬の文字、このあたりは作中の言葉を借りて、分相応、を弁えられなかった故の過ち……だなとおもった。表題作の白萩屋敷の月は、似て非なる。でも、同じ悲しみが漂ってる。こちらは弁えすぎた故に、特別以上になっちゃったのかもなあ。うまくいかない。
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読み終わってから心臓がドキドキ通り越してばくばくしてた
表題作の「白萩屋敷の月」
いつだったかの東吾が事件の詮索の為に吉原の女か誰かを抱いたことあったけど、あの時もしんどかったけどこっちも応える
別に私が東吾好きなわけじゃないのになんでこんな嫉妬ともまた違う悲しいような気持ちになるのかな、るいのこと考えるとすごいしんどいってなる
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連続短編集。
日常はたくさん、ですが、どの時代にも
甘やかされた娘はいるものだな、と。
こうならないよう諫めておかねばならないのに
どうしてこうも自分のいいようになる、と
思えるのか、非常に謎です。
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白萩屋敷の月。人気投票一位も頷ける、切なく哀しい恋愛話。
うんと年の離れた男性に嫁いだ訳も切ない。
かわせみのお吉が見た幽霊も、印象に残る。
安心して読めるシリーズ。