閑静な街並みに不協和音
2020/04/15 22:53
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌倉や成城を思わせるような、文化都市・姥坂の情緒が伝わってきます。連続殺人によってお互いが疑心暗鬼に陥る、心理サスペンスの面白さも抜群です。
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東京出張の際に、伊丹空港で購入。
歸途の機上で讀み了へた。
この作品、タイトル通り、恐怖がテーマである。
姥坂市で連續殺人事件が發生するが、被害者は姥坂市の文化人ばかり。
犯人は姥坂市の文化人に怨みを持つ人間らしい。
主人公の作家は、文字通りの恐怖にをののくのであつた。
犯人は誰かといふミステリーの味はひとともに、ホラー小説の雰圍氣も横溢してゐる。
また、筒井ならではのスラプスティックな感覺も堪能できる。
薄手の本だが、なかなか盛り澤山で樂しめる。
2004年4月10日讀了
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レトロチックな雰囲気の中で進んでくのに、現代っぽいところもあって。独特の世界観に惹かれます。トリック的な部分はあんまり無いけどこういうのが実は怖かったり…恐怖です
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http://blog.livedoor.jp/masahino123/archives/65199817.html
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・2/27 読了.いやー、早かった.あっという間.久し振りのミステリーだった.ちゃんと犯人も明らかにされて、正統的ミステリーを読んだ感じだ.でもなんで最近の筒井康隆はミステリーなんだろう.
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ミステリーorホラーかと思いきや、
恐怖を覚える人間の心理が延々と書き連ねられる一作。
ある意味肩すかしでもあり、
人が恐怖をつのらせていくプロセスが楽しくもあり。
ただまあ、もう少しストーリーとして
まとまってほしかったかもなぁという気も。
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人によってなにかしら怖いもんがあると思う。それは他人からみると全くこわくないものであるのだ。そのちがいこそが恐怖の原点である。恐怖を恐怖することこそが恐怖なのである。
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建物の保存運動をした文化人が次々と殺されていく。次は誰が殺されるのか。その恐怖をテーマにした小説。
まじめそうでまじめでなく、緻密そうで荒っぽい。200ページほどなので一気に読める。そのせいもあってか、時間つぶしというほかにあまり読後感が残らない作品だった。
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疑心暗鬼で臆病で発狂という筒井康隆らしいミステリ。話が面白い反面、薄く字がでかいので、あっという間に読めてしまって物足りない。「邪眼鳥」の方が好み。
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ミステリというより筒井先生に「恐怖とはなんぞや」という講義を受けているような内容。おもしろいとかおもしろくないではない。
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そんなに面白くなかったな。怖さにリアリティがない。ギャグ作家にそんなものを期待するべきではないのかもしれないが、この直球のタイトルは。。。「文化人」の自虐スタイルが好きな作家ですね。
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面白くなかった。
ミステリーとして読むにしても恐怖を募らせる過程として読むにしても物足りなさを感じる。
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2014/8/31
うーん。この人の文章が苦手なのか、ミステリーとしてもイマイチに感じた。
次は自分が殺されるという恐怖でおかしくなっていくというのはわかったが、読んでも気持ちが伝わってこなかった。
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筒井の発想はいつも新鮮である。本作品は筒井流のオリジナル・ミステリーである。本文でのアガサ・クリスティーなどのミステリーの言及も興味深い。爆笑はなかったが、他の筒井作品ともかぶる点が楽しめた。ミステリーとしてはそこそこのできである。
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恐怖とは、
ググッとのめり込めるおもしろい小説で、ちょっと日帰りで京都に行った往復の電車で読み切ってしまいました。恐怖を驚愕・戦慄・仰天に分類したところは納得ものです。筒井さんはもっとはじけた結末を作ると想像してましたが、案外頷けるものでした。