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上杉謙信と武田信玄の川中島の戦い、浅井・朝倉連合軍と織田軍との姉川の戦いを通して、甲賀の杉谷信正のもとで活動する於蝶の活躍を描いてます。
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織田信長、浅井長政らの屋敷に侍して、機をうかがう於蝶の、六年前、どことなく少女めいた硬いふくらみに引きしまっていた肉体は、どこも成熟しつくしている。(大好きな上杉謙信公のために…)常人ばなれした女忍者の秘めた女心と香りたつ生命が、戦場に魅惑的な光をなげかける。人気を博した忍者小説三部作、第一弾。
2008.5 読了
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下巻では織田信長を主軸に、浅井・朝倉との姉川の戦いにおける、お蝶ら杉谷忍びの者による「信長暗殺計画」の遂行過程が描かれている。
お市の方らの政略結婚により、良好であった織田信長と浅井長政の関係がナゼ崩れ、戦い、滅ぶこととなったのか、小説ではあるがなるほどと思わされた。
お蝶シリーズの第2弾へは、機会があれば読み進めたいと思う。
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忍モノ
於蝶の杉谷忍として活躍していた頃の話
於蝶が魅力的な人物ですので この忍シリーズは楽しく読めます^^
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下巻読了。
織田信長が破竹の勢いで勢力を拡大する一方、於蝶の属する“杉谷忍び”は、昔からの主筋に義を通して“打倒、信長”の為に奔走しますが(於蝶も織田家や浅井家に潜入)、身内から織田方に寝返る者もいて、すっかり弱小世帯になってしまいます。
織田軍VS浅井・朝倉連合軍での姉川合戦で、全滅覚悟で戦に臨む杉谷忍び達の姿には胸が熱くなりました。
因みに、この話は忍者小説三部作、第一弾との事。第二弾、第三弾も読んでみようと思います。
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歴史の描写が素晴らしいです、浅井長政と織田信長の戦にこれだけのドラマがあったとは。また、忍び働きもおもしろいです。特に、おばばさまがかっこ良すぎて引き込まれました。
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池波正太郎「蝶の戦記」(下)、2001.12発行。女忍び於蝶の物語。上杉謙信、脳出血で49歳で没。辞世の句「四十九年一睡夢 一期栄花一盃酒」
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忍者物が好きで蝶の戦記が傑作という評価を聞き、上下巻読み終わった。
歴史小説にはある、歴史的背景や人物相関の説明などが多く、歴史物が得意な訳ではないので読むのに忍耐力が必要だったが、面白かった。
呪文を唱えるような妖術や忍術を使うのではなく、情報収集や暗殺のプロとして忍術を使う技術者集団をしっかり描いてくれる池波作品の忍者が好きだ。
本作品は女忍び、いわゆるくノ一の於蝶の生き方を描いている。他にも池波正太郎の忍者物は読んでいるので、知っている名前が出てきたりすると嬉しくなる。戦国の時代、うつりゆく時代に上手く順応する忍びもいれば、昔からの主人の為に誇りをもって働く忍びもいる。
只でさえ、くノ一の一生は厳しく儚いものだったりする訳だが、そんなくノ一としての一生を懸命に生きる於蝶が可愛く、したたかでとても良かった。
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上巻は川中島の戦いを舞台だったが、下巻は浅井・朝倉と織田の姉川の戦いが舞台。
小さな組織である杉谷信正率いる杉谷の忍びたちが信長の首を獲らんがために暗躍し、躍動感あふれる一冊。