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ジャンルとしてはSFタイムスリップものになってしまうのかもしれない。過去へ戻り、少しずつ変わる現在。
父と子の確執、母との依存関係、兄への想い、そのほか多くない登場人物全てとの主人公のかかわり。いろいろと考えさせられます。
衝撃的なラスト。なんで…?!と絶句。しばらく後を引きます。
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戦前・戦後を生き抜いた1人の男の話としても、十分楽しめる話。しかし軸になっている「なぜタイムスリップさせられてるのか」の動機は、ちょっと弱いような気がしました。もう一押し説得力が欲しかったなぁ思うけど、これはこれで十分なのかな。
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主人公が幼少の頃兄が自殺した。大人になった主人公がある日地下鉄の駅を降りたら、そこは兄が自殺するまえにタイムスリップしていた。
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今迄読んだ浅田次郎さんの本の中で、一番好きな本です。
浅田さんは日本の戦時のお話を題材にすることがありますが、
戦争を知らない私は、とても勉強になります。
大変な時代があったからこそ、
今があるんだと思います。
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浅田次郎原作のこの小説が映画化されるとか。salyuが主題歌だし、絶対見に行こうと。…で、本はもともと持ってたのですが、既に内容を忘れるくらい昔に読んだわけで…で、読み返してみましたら…んん、不覚にも泣いてしまいました。。。いやだって、ラストが悲しすぎる。喪うことの悲しさ、命のはかなさ。「運命」って、きっとそういうことだろう。…しかし、60年代ブームなのか、最近。
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東京メトロの雰囲気が昔から好きな僕には、物語の雰囲気だけでも楽しめた。読んだあとすごく地下鉄に乗りたくなった。
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今秋映画化する同名作品の原作。
小沼真次は地下鉄を通じて様々な時代へタイムスリップしてしまう。
そこで彼が目にするものは横柄な父の素顔、自殺した兄の苦悩。
同僚で恋人の女性と共に歩き回る中、やがて真次は全てを知り、物語は誰にも止められない終末へと向かっていく。
東京五輪に華やぐ街並み、終戦直後の猥雑な闇市などの鮮明な時代描写には、
実物を知らない世代の私でも引き込まれてしまった。
登場人物も強くはなく、正しくもなく、大活躍もしない、冴えなくもどこかいとおしい人々ばかり。
とりわけぱっとしない中年の主人公が、足掻いた挙句大事なものを失う姿には心が痛んだ。
地下鉄の路線図のように絡み合う、人と地下鉄の物語。
読後しばらくぼんやりとして、それから猛烈な寂しさがこみ上げて来る作品。
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『胸がいっぱいになったのは、そんなことじゃなくって、私たちが毎日何も考えずに乗っている地下鉄が、こんなふうに人の命を乗せていた時代もあるんだって、あのふるい銀座線はそんなことおくびにも出さないけれど、死んで行く若者たちを何千人も、何万人も、黙って送り続けていたんだって、そう思ったんです。』
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行ったりきたりのタイムスリップ具合が絶妙で、すごく引き込まれました。そして、最後の方は、意外な展開で。クライマックス、切なかった。忘れることで幸せになれるのか。忘れないで欲しかった…。
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そんな・・・ラストだとは・・。悲しくなってしまった。メトロに乗って時空を旅し、若かりし頃の父に出会うという話。優しい話が多いかな、浅田次郎。
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映画化で話題になっている浅田作品。
面白かったです。
浅田らしく、現代小説っぽいのに、タイムトリップもののSFで、ちょっぴり不思議。
おもしろかったけど、都合よすぎる展開と、失速気味のオチにはちょっと失望。結局、みち子が死んでめでたしめでたし、近親相姦もなかったことに。。。っていう無理やりな進め方が残念でした。
だから浅田作品だけどあんまり好きじゃない。
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過去と現代を地下鉄で繋ぐ話。過去を知ることで少しづつ解ってくる父と母の想い、兄の自殺の理由。読むのがとまらなくなった!今年映画が上映されるのでそれも楽しみ。
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読書感想文で読みました。映画も見てみたいなぁ。
すごく不思議な感覚に満ちていて、それでいて現実的。
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ノスタルジックな雰囲気☆
ラストは切なくて、でも、大きな愛の形に感動。浅田次郎はやっぱし良いなって思った。
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映画を観た後に原作を手にとってみた。ラストでのみち子の存在が悲しい。映画だとそこまで描かれていなかったと思うので。