紙の本
浅田次郎らしい
2022/06/05 20:00
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
いかにも浅田次郎らしい作品が並んでいる。いわゆる枠物語、額縁小説であるが、この部分は警察署長がノコノコやってくるなど、ちょっと現実離れしているところがある。しかし、中身はハズレ無し。お姫様との古典的なやり取りは泣かせの本領発揮だし、油断して読んだ共犯者にはすっかりやられてしまった。
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天切り松闇がたりシリーズ第3弾。
2巻を持っていませんが、おかまいなしに読める。読み終わった後胸に残るもののあるシリーズです。
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シリーズの中でも,特に秀作揃い。早く続きが読みた〜い。でも,このシリーズは,文庫で読むと決めたんだ〜。
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http://mit56.way-nifty.com/dawn/2005/06/post_8364.html
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浅田次郎というと人情話みたいなイメージで実は避けてきた作家の一人でした。 しかし本屋で後ろ姿ばかりの表紙が気になり手にとって見ると任侠物? だったらパスかなと思いつつ解説を読む。なるほど年老いた盗人が語り部になって大正時代に見栄をはって生きた盗人家業の男達のエピソードでかなり痛快な話らしい。読んでみたらその通り、当時の貧しい者がどんな人生を送らねばならなかったかとか、警察と闇社会が折り合いをつけながら共存している様子なども面白く読めました。 語り部の松蔵じいさんの江戸弁がここちよく思わず口ぶりをまねてみたくなりますよ。『てぇした話じゃねぇがよお、気が向いたら読んでみておくんない!』みたいな感じ(笑)
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大好きな天切り松シリーズ第3弾。
出てくる人達が全て渋くてかっこいー
古き良き時代、筋の通った人が最後まで通したまま
でいられた。
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【2006.04.04.Tue】
天切り松シリーズ第3弾。またもや泣かされた。どの登場人物も「粋」の一言に尽きるのだが、さて「粋」とはなんであろうか?この頃では使う人もいなくなった。作中で松蔵が何度も思う「格好いい」。それこそが粋ではないだろうか。とにかく格好いいのである。しかしその格好よさは作られたものであってはならない。見栄を切ろうが、嘘をつこうが、自分の信念が真っ直ぐ通っていないと無理だ.大正時代を生きる彼らに、私は学びすぎるほどのものを与えられた。これを活かさなければ、私は今を生きる資格さえないとまで思う。彼らの生き方は現代では逆に格好悪いと言うことになってしまうのかもしれない。しかし、こんなに心揺さぶられるのも同じ人間なのだからと思えば、江戸っ子ではない私でも、人生のいくつかの場面で粋に立ち回れるのではないだろうか。いや、そうであらねばならない。
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天切り松シリーズ第三巻!
「・・・恋に言葉はいらない。そばにいて、魂が通い合えばそれでいい。・・」
侠気あり、涙あり。愛があって誇りがあって。このシリーズは生き様を考えさせられます。
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やっぱ次郎ちゃんは人情だね。江戸時代の盗人のはなし。小型の「プリズンホテル」って感じか?でも大好きですよ。次郎ちゃん作品は心底悪い人が出てこないのがいいような、悪いような・・・。救いがあるっていえばそうなんですがw
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『おめぇの付き合った男どもは、さだめし善人ばかりだろうから、話はつまらなかっただろう』
じゃぁ、善人でも悪人でもない、僕はどうなんだろうか。
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このシリーズは2000年前後に書かれ、バブル崩壊の殺伐とした現代と同じ不況ながら大正時代の比較という面を持ちますが、現在の格差社会という部分も既にテーマとして入ってるようですね〜
「初湯千両」「共犯者」「宵待草」「大楠公の太刀」「道化の恋文」「銀次蔭盃」の6夜。一家のメンバーのエピソードも2、3回目となるとインパクトが弱くなる。この中で一番好きだったのは「共犯者」。見事に落とされました(笑)・・書くとネタバレになるしな〜(^_^;)
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天切り松の闇がたりは第3巻に突入しても色あせませんね。なんなんでしょうね。登場人物の江戸弁がかっこよすぎるんですかね。おこん姐さんの「私っち」っていいですよね。
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とらにぃがかっこいい。あとつねにぃのあざやかさに惚れる。そして、栄治にぃの一本気な男っぷりに。おこんねぇの啖呵に。松と康太郎とか仁太とか。よすぎ。なにより最後の話の目細の安と仕立て屋銀治と松蔵の杯に惚れた。このはなしは、最後まで語らず悟らせるという部分があるのが素敵だなぁ。
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これぞ、ダンディ。
これぞ、ダンディズム!!
男子、必読の一冊ですね。
一番のお気に入りはタイトルにもなっている「初湯千両」
寅兄ィ、最高に格好いいです。
格好いいって言うのはこういうことなんだと改めて実感です。
寅兄ィの格好よさといい、目細の親分のやさしさといい、男のバイブルであると。
そして女性の皆さんにもぜひ読んでもらいたい。
男ってこういうところで格好よくありたいんだと知ってもらえれば嬉しいですね。
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シリーズ第3弾.6編の短編でなっている.メンバの色が大分分かってきたところで,各メンバについての話が書かれている.一番,え!,と思ったのは百面相の話ですな.終わった後にありえんのか?,これって・・・,と思いざっと見直してしまいました.
はずれがないのはさすが浅田次郎ですね.
2009.10.12(Wed)読了