紙の本
ノンストップで突き進む
2020/11/02 23:29
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
あり得ないシチュエーションを説得力あふれるタッチで描く、表題作が秀逸です。短編ならではの遊び心も冴えていました。
紙の本
破格のコストパフォーマンスの良さでした
2016/02/02 18:50
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
三崎氏のデビュー2作目で初めて短編集のようです。
すごく引き出しが多いというか
多様性を持たれた作家さんであることがわかり、ますます好きになりました。
7編のどれもこの話を膨らませて長編にしてもいいのに
あえて無駄と過剰を削ぎ落としたような贅沢なものばかり。
これで文庫本の値段が500円以下というのは
破格のコストパフォーマンスの良さでした。
あえて一番好きなのをあげると
「雨降る夜に」かな。
紙の本
三崎ワールド全開の短編集です。
2015/05/02 01:32
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
三崎作品と言えば、「ありえない設定が当たり前になった世界(+翻弄される主人公)」という構図が多いですが、本作はまさにその流れを汲んだ短編集といえます。
私は特に、近所から謎の設備「二階扉」を設置するように迫られる「二階扉をつけてください」、バスジャックが普及した社会を描いた痛快な「バスジャック」の2作品が好きでしたが、どの作品もテーマが異なるので自分のお気に入り作品がきっと見つかると思います。
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とにかく発想がすごいなと思います。そしてそれをひたすら淡々と語っているのがまたすごいなと。真顔でボケをかましているような。やっぱりどこかブラックな話のほうが面白かったです。二階扉の話が一番好き。
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となり町戦争の時も思ったけれど、この人って物語の設定が素晴らしい。
世界の中にちょっと異物を紛れ込ませて描いた物語の世界観はとても面白いです。不思議なものを、不思議なものとしてそのまま受け入れて物語が進むのでとても新鮮な感じ。
で、設定が売りかというと全然そんなことはなく、きちんとした描写が読み手を引きこませます。
表題の「バスジャック」も面白かったけど、「二人の記憶」がおもしろかった。なんかとっても暖かくなる話だった。
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2008/12/09
短編集。
『となり町戦争』ほどのインパクトなし。
おもしろくはあるけれど買ってまでというほどではなかった。
それにしても三崎亜記って男だったのね・・・
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変な本だった。
チクッと刺される感じ。
笑いながら「ちょっとやめろよ〜」とジョークで流せてしまうくらいの痛みなんだけど、いつまでもあとをひくような。
しばらく忘れられないと思う。
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文句無し、★5です!!
この人うまいなー。
中でも「バスジャック」は拍手ものの秀逸、「動物園」も傑作。
どこから持ってきたその設定!という、短編には勿体ないくらいの
オモシロ設定・世界が最高。
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三崎氏、初読です。
なんとなく、「となり町戦争」から読み始めるのが嫌だったので、これを読んでみました。
読む直前まで、椎名誠氏の「活字博物誌」を読んでいたので、文体、ジャンル、テンポ、などすべてがあまりにも違っていたので、最初は凄まじく読みにくかったので、いっそのこと「エイヤ!」と本ごとむしりちぎってやろうかとも思いましたが、動物園の話ぐらいから、むむむっとのめりこんでいきました。
これが今のエンターテイメントであり、主流なのかな。
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短編で読みやすかった。
『となり町戦争』で、ぞくぞくする怖さを味わって、他にどんな作品があるのか気になって、買ってしまった。
やっぱり、ぞくぞくする作品もあった。けど、心がホッコリ温まる作品もあり、私の中で作者がより一層に謎になった。
なんだか不思議な感覚に陥りながらも、あっという間にすべて読んでしまったし、他の作品を読んでみたいとも思う様な一冊でした。
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短編集。非現実な設定で遊んでて楽しい。
「バスジャック」というタイトルは、単に言葉のインパクトから選ばれたものと思うけども、それよりもグッと地味な「動物園」が個人的に面白かったな。
ただ、もう一つ期待を裏切ってくれるインパクトが欲しいかな、と。
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少し不思議な雰囲気の短篇集
世にも奇妙な物語のような感じがしました
タイトルにもなっているバスジャックの話は面白かった
世間ではバスジャックが流行っているっという可笑しな設定
どういう終わり方にするのか先が気になる小説です
最後の話は大切な人の死を受け入れられずに集まって暮らす人々の再生ストーリー
いろいろ考えさせられた
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おもしろい、この人!ヒット!
くすっと笑える不思議な世界に連れてってくれる。
さくっと楽しめる、短編集。巧いなー
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短編集だけど、
一つ一つが奇妙な話で好き。
「送り夏」が特に、
季節感があふれていて、
主人公の行動や感情をリアルに感じることが出来て良かった。
あつし 21歳男性 学生
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シュールなお話の多い短編集。
「となり町戦争」もそうですが、日常を踏まえつつどこか異世界のような設定が無理なく描かれてるように思いました。
「動物園」とか好きだなぁ。