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紙の本
他の誰でもない「その人」を好きだということ
2002/07/24 15:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:梅矢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
男性同士の性行為を含む、「BOYS LOVE」ものの1冊。「何事にも無関心であった」一人の少年が、はじめて他人を、心も身体も丸ごと「手にいれる」というのがストーリーの鍵になっています。
朝比奈陸は、冬の海に入水しかけていた伊佐一音を助けて話を聞きました。モノトーンしか感じていなかった伊佐の視力がはじめて色を見て「欲しい」と思ったのが朝比奈の目でした。伊佐が朝比奈の目に見たのは文字通り、可視光線の波長としての「色」だけではなかったのかもしれません。色のない世界に住む、誰からも望まれない子どもの不幸を朝比奈だけが直感し、気にかけ、かかわってしまったことから物語は始まりました。
灰色の世界から伊佐を連れ出したい、何かを死に物狂いで望むということを教えたい。それは、朝比奈がまず伊佐を欲しいと思ってしまったからこその情熱で伊佐の世界を少し広げました。伊佐の方も、朝比奈と親しい先輩に嫉妬していたというのは最後のところで明かされるのですが。伊佐が自分にとっての朝比奈を、朝比奈が自分にとっての伊佐を、互いに喩えるシーンは、この物語をありふれたラブストーリーとは一線を画したものとしています。
自分のことがまだわからない、輝きたいけれどその方法を知らない若い人にも読んでほしい物語です。
紙の本
学生だからゆるされる展開かも
2002/04/21 17:04
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投稿者:ちゅこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
癒し系の学園モノです。社会に適応できない少年を、ちょっとおせっかいで陽気な少年が救う、というお話。
伊佐一音は、「色」や「温度」、つまり多くの「感覚」を感じる事が出来ない。多分、ある種の不感症と捕らえてもいいと思うのだが、精神的におっている傷が、彼の肉体へも影響を及ぼすと言うつらい日々が続いていた。
そんな世界で、彼が見出したのは、弓道部の先輩・朝比奈陸の瞳だった。
伊佐は必然的に陸を渇望するようになるが、とまどう陸は「弓で的を射抜けたら好きにしていい」と条件を出す…。
うん。キャラクターは暗いんですが、お話自体は割りと爽やかで優しいです。
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