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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
岬美由紀が帰ってきた!とうとう始まった、ファン待望の新シリーズ第一弾!である。その名も「The Start」!うほー!
とにもかくにも飛び込んでみて、千里眼ファンはきっとみな驚かされる。これまでのシリーズで、美由紀の得意技としてきた目の動きでその人間の心中を読んだり、幼少時への逆行を試みる事でトラウマを除去したりというのが、初手から否定されているのだ。一瞬、違和感を感じるが、ああそうかと納得。心理学の成長とともに、物語も成長しているのだ。
美由紀が臨床心理士として使う、色々な技法。これが常識に反していてはこの物語、ちっとも面白くない。あくまでリアルに人間の特性をとらえた技法であるからこそ、読む側はうむむとうならされるのだ。であれば当然、リアルが変われば物語りも変わる。当然の事だ。
だけれど、これは言うほど簡単じゃ無い。美由紀はあくまでスーパーマンだ。リアルを踏襲しながらも、やはり有り得ないスーパーマンでいてもらわないと困る。そのすれすれの線をもう、ものの見事に描き出している。
ページ数がこれまでより少なかった分、こぢんまりとした感があったが、「何かが始まる感」は十分に感じさせてもらえた。「千里眼の新シリーズ」というより、「千里眼の真シリーズ」を期待させるのである。
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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
『千里眼シリーズ』が装いも新たに描かれました。
以前に比べると、美由紀さんの活躍はおとなしめ?ストーリーも短くさくさく読めてしまいます。
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元自衛官、現臨床心理士の主人公が自衛隊時代に身に付けた技術と臨床心理士として身に付けた相手の表情から感情を読みとる能力を駆使して、航空機爆破テロを阻止しようと奮闘する。新シリーズ第1段!
今回、はじめて千里眼シリーズを読みましたが、前シリーズを読んでいなくても、充分に楽しめる作品だと思いました。主人公が千里眼と呼ばれるまでの経過が書かれているのも、初めてこのシリーズを読む人には分かりやすくていいと思います。
同姓としてかっこい主人公が活躍する姿は、読んでいてとても気持ちがいいです。
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千里眼シリーズが、出版社を変えて再開されることとなりました。前シリーズの続きということでなく、主人公の経歴など、前シリーズと、ある程度オーバーラップさせながら、別のお話になっており、臨床心理士の資格をとるまでのエピソードと、旅客機の爆弾テロを防ぐお話でした。
新シリーズでは、心理学の最新情報も織り込んだとのことで、これまでのシリーズで定番のようにあった「右上を見たら見覚えのないものを想像していて、左上を見たら以前に記憶をしたものを思いだしている・・・」も、あっさり否定してくれています。ずいぶん勉強しているというか、けれんみがない点は好感をもちました。
それにしても、かなり意外な真犯人でしたが、松岡さんの小説では、犯人が馬脚を現す前と後とで、あまりに人物像の落差が激しすぎるところがあると思います。そこまでしなくとも。。。とか、却ってリアリティがなくなってしまうように感じます。2007/2/7
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<内容>
岬美由紀、新登場! 角川文庫へ活躍の場を移してのシリーズ新境地!
トラウマは本当に人の人生を左右するのか。両親との辛い別れの思い出を胸に秘め航空機爆破計画に立ち向かう岬美由紀。その心の声が初めて描かれる。シリーズ累計400万部を超える超弩級エンターテインメント最新作!
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初めて千里眼シリーズを読みました。岬さんがものすごくかっこいいです。完璧すぎるとはこのことでしょうか?実際にいなさそうだからこそ、面白いのかもしれません。前シリーズもたくさんあるので読んでみようかなと思っています。
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もう一度・・・設定を変えていないから楽かも〜自衛隊を辞めるきっかけを作った精神科医のトラウマ理論に反発した岬美由紀は臨床心理士を目指す。表情筋の読み方は動体視力抜群の彼女にうってつけ。週刊誌の航空機爆破予告暴露記事を追っていき,高度600m以下になると爆弾が爆発することを見抜き,松本空港に着陸。犯人は精神科医だった〜千里眼の新シリーズだが,大きな事件の合間合間にあったことを書いていくのだろう。それにしても,標高650mの松本空港を犯人が見落としていたならアホだ!!・右上を見たら見覚えないものを想像していて,左上を見た場合には以前に記憶したものを思い出している・・・というのは嘘・・・食べたものを口に入れたと同時に,少し上唇があがって,左右非対称になるのは嫌悪を感じたから・唇の両端が下がっていると同時に両頬が持ち上がり,視線が下向きになるのは罪の意識を感じている・口角が下がり両頬が持ち上がっているのは悲しみの感情・上瞼が上がり,口が開いた状態で唇が左右に水平に伸びるのは脅え・目が輝かせ,微笑を浮かべるのは愛情・驚きは目が見開かれて眉毛が上がる・びっくりは目を細めて眉毛が下がり唇はきつく結ぶ・眉と頬に表れる眼鏡筋が収縮するのは心から嬉しいとき・軽蔑は顎が上がって下唇が突き出され,唇の端が引きつり僅かに吊り上がる・下瞼が緊張した状態で眉毛を上げ目を見開き顎を下げ口を開け唇を左右に伸ばすのは不測の事態に対する警戒・頬筋が左右のバランスを欠きひきつるのは嫌悪あるいは瞬時の不快感・大頬筋と眼鏡筋が同時に収縮しているのは惚れている・・・携帯で111とダイヤルし電源を切ると着信テストができる・プッシュホンで184−090−310−1655でドコモのメールセンターを呼び,相手の電話番号と*2*2,11でア21でイ・・は古のポケベルと同じ・・・という豆知識付き
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トラウマは本当に人の人生を左右するのか。両親との辛い別れの思い出を胸に秘め航空機爆破計画に立ち向かう岬美由紀。その心の声が初めて描かれる。
アクション控えめの上品な仕上がり。少し強引な面も感じるが、それはそれとして相変わらずのおもしろさ。
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弟オススメ、というめずらしいことを言うもんだから読んじゃった。しかし…、セカチューを買って読む彼とワタシとの好みの差をもっと考慮すべきやった…うぅ。「千里眼」岬美由紀ができるまでの展開が正直強引…かな。美由紀以外のキャラの作り込みが雑、です。マメ知識は得られたけど…そういうものは(あくまでワタシは)小説に求めないしなぁ テレビドラマの脚本のようでした。美由紀一人が善で、完璧で、正しくて笹島初め脇役はおなざり、という印象を受けました。主人公が引き立つように(わざと一方的で独善的な)セリフを吐いているような…。セリフ(会話)で状況を説明しすぎ。心理学+「人の感情(≠ココロ)が見えてしまう」ということに対する主人公の葛藤も航空業界の隠蔽体質という着眼点はいいと思うだけに…惜しいです
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今更読み始めました。
面白いんだけど、物語の展開がわたしにはいささか早すぎ。
もー少しじっくり書いて欲しいかな。
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えーと、「催眠」が、全然、わたしにはあわなかった松岡圭祐です。
次があわなかったら、バイバイしようと思って「千里眼」を読み出そうとしていたのですが、角川の方で、新シリーズがはじまったということで、最新作の方が面白いだろうということで*1、こっちを読み始めました。
で、感想ですが、これは面白かったです。
まあ、やっぱり、キャラクター的にしっくりはこないところもあるんですけどね。主人公が、女の子(?)だから採点が甘くなっているのかもしれませんが。
相手の思考を表情から読み取るというのは、「催眠」に比べれば確かにリアルになったのかもしれませんが、あり得ないままです。
だいたいにして、人に本当に「そんな感情があって」、「そんなことを考えている」というのは、実は本人以外にには知りようがない(というか、本人にすら知りようがない)。
その表情が、その感情を表しているとしたら、それは、「その表情」と「その感情」が、イコールで結ばれているわけではなくて、「その表情」をする感情を総称して「その感情」という名前で呼んでいるにしかすぎないのです。
えーと、あんまり上手に説明できないなぁ。
まぁ、ある程度は統計的には大雑把な感情はわかるかもしれないけれど、思考まで読み取ることは無理ということです。
にもかかわらず、コレが面白かったのは、「千里眼」と呼んじゃうことで、もうそういう理屈はすっとばして、「超能力」なんだということをわたしが理解したからだと思います。
そう、これは、筒井康隆の七瀬と同じような超能力者の物語なのです。
しかも、普通、そういう超能力は、人にはばれていけないのに、世間的に有名になってしまっている。思えば、けっこう悲惨な状況かも。
でも、それにもほとんどめげず(このあたりに、わたしの共感を阻むものがある気がする)、事件を解決していく。
頭脳派なだけではなくて、肉体派のヒロイン。
今、女・九十九乱蔵という言葉が、閃きました……。いや、乱蔵の方が、もっと深いんですけど。
ということで、小学館のシリーズではなく、この角川のシリーズに、しばらくの間つきあってみようと思います。
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臨床心理学かじっている身としては気になるシリーズだったので読んでみた。ら、これは新シリーズなんですね。小学館文庫の方が旧かな?でも臨床心理士の体制など、ちゃんと現実に合わせて書き直しているらしいので、参考に読み続けようかな。
内容は、突飛な主人公のお陰で「ありえない」感じがなくもないですが、専門知識をうまく使っていてなかなか面白かった。ただ39キロは細すぎるんじゃないか…?苦笑。あと、数ページごとにぶつぶつ切れる構成は正直あまり肌に合わなかった。
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千里眼新シリーズスタート!!!
人の表情から気持ちを読み取ることができる岬美由紀が事件に挑む。
他人の気持ちが一方的に分かってしまう能力に悩みながらも人を救うために戦う物語です。
個人的に好きな作家なので楽しく読めました!
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本屋さんにフラリと立ち寄ったら、かわいい女の子の表紙が、
3冊も並んでて、しかもタイトルが「千里眼」で興味津々。
まとめて購入しました。
読んでみたら、日本初の女性F15ライダーだわ、ランボルギーニーだわ、
美人だわ、と有り得な過ぎる設定&展開にメロメロになりましたとさ。
とってもファンタジックで夢想に耽るにはもってこいの小説シリーズです。
シリーズ物って、本屋で見かけたら、迷わずに買えるから非常に楽です。
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千里眼新シリーズの第一弾!
旧シリーズをウマく一度リセットした状態ですんなりと物語に入れます。
短いので物足りなさは残りますが・・・