前シリーズとのアジャストかな。
2007/03/08 12:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
新シリーズ三作目の本作、とうとうアフターバーナー全開か!?と思いきや、やはり前シリーズに比べればおとなしめ。それは本作のメインが「生物兵器」にある所からもお分かり頂けると思う。前シリーズのような「ドッカンボッカン!美由紀キター!」というより、姿の見えないじわりと怖い相手、という感。
本シリーズから、リアリティを追求し始めたと言う。科学的根拠をしっかりと踏まえた上での、作品作りになっている。もちろん前シリーズもその点は押さえていたのだろうけど、時代の流れとともに変化した科学的要素を、ちゃんと捕らえなおそうという趣旨かと思われる。であるから、美由紀の「心を読む」と言うシチュエーションが終始、詳細に描かれている。ちょっと必要以上かと思われるくらいなのだが、やはり「前シリーズとは違うのだ」と読み手にそれとなく理解させる為に取り入れられた描写で、そういう意味でアジャスト的な3作だったのかもしれない。
じゃ本作品が前シリーズに比べて劣るかと言えば、そんな事は全く無い。今と言う時代を良く捉えて、色々な事象を絡ませたうまい作品に仕上がってると思う。まあちょっと、布石や伏線の張り方が見え見えだったりしたけれど。
だがある意味魅力的な新キャラクタも登場し、ますます期待は膨らむ一方である。一刻も早く!スコーーンと突き抜けた美由紀の大活躍!を観たいものである。
ウイルスから日本を救え
2017/12/18 21:29
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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻ではミサイル攻撃を阻止しましたが、新たな脅威が日本に襲いかかります。
生物化学兵器によるウイルス感染。またもや目に見えない敵との対決。
事件の黒幕、西之原夕子は奸智に長けていて今後の美由紀さんとの対決が気になる。
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<内容>
旧日本軍の生物化学兵器が現代を襲う! 千里眼の水晶体に映る真実とは…?
高温でなければ活性化しないはずの旧日本軍の生物化学兵器。折からの気候温暖化によって忘れられていたこのウィルスが暴れ出した! 感染した親友を救うために、岬美由紀はワクチンを入手すべくF15の操縦桿を握る。
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元自衛官であり、現臨床心理士の主人公が様々な事件を解決に導く。今回は、旧日本軍が極秘で開発していた生物化学兵器が突然東京都心を襲った。
発病したらほぼ100%死に至るウイルス・・・。
本来あるべき開発書類は何者かが起こした山火事で全て焼失。ワクチンの精製方法が書かれたマイクロフィルムも今はどこにあるのか分からない。状況は一刻を争う事態に!!しかも、主人公の友人までもが感染してしまった。
果たして、主人公は無事ワクチンを手に入れ人々を救う事が出来るのか。タイムリミットはあと少し・・・新シリーズ第3弾!
前2作より、話の展開も早くスピード感があります。
主人公がワクチンを手に入れるため、ものすごい行動力を見せますが、それが同じ女性としてとてもカッコイイので、一気に読める作品だと思います。
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日本軍の生物化学兵器が地球温暖化の影響で暴れ出した。犯人とワクチン探しに大活躍する千里眼(ヒロイン岬美由紀)のお話。
犯人は、前作の読感で記した予想(悪の組織の本体登場)があったのですが、外れまして、前作よりもスケールが小さい小市民になってしまったのには残念。
エンタテインメントに徹して、前シリーズのメフィスト・コンサルティングをトコトン悪の組織として描ききるのであれば、割り切って読むことできただろうと思うのだが、小市民犯人の「盗人にも三分の理」の部分を先に出しておいて、最後には歪んだ性格を暴露して馬脚を現すパターンは、人間像描写に無理がありすぎて、ガッカリしてしまいます。
次作では、今度こそ、悪の組織の本体(マインドシーク・コーポレーション)が出てきそうなエピソードもあったので、お楽しみとしておきましょう。
なお、ワクチン探しのほうの、鍵の隠し場所の伏線は見え見えでした。
2007/3/15
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千里眼シリーズの角川文庫書き下ろし第3作。3冊同時刊行で、買ってしまったけど、書きすぎ。昔のペースで続けるなら良かったかもしれんが、もう買うことはない。
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東京〜山形〜秋田〜京都〜東京〜茨城〜ハワイ〜山梨〜東京〜不潔恐怖症の女性が感染したウィルスは旧日本軍が開発したものだった。撒布した犯人は夫,大規模な山火事の犯人に女性を仕立てたのは,その妹。解毒薬の組成を書いたマイクロフィルムは施設を護っていた研究者が弾丸の中に溶かし込んで周囲の赤松に撃ち込んでいた。移植された赤松は明治神宮の森にあった〜凄い移動距離だなあ。悲しみを感じると両眉の内側の端だけが引き上げられ,視線が落ちる・車のナンバーの欠番は**42・不動産の心理物件は事前告知が必要・借用書に女が「返せなくなったら何でもします」と書くと公序良俗に反するものとして借用書が反故になる。自己愛人格障害の女がメフィストに拾われ,岬と対立するの次巻
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高温でなければ活性化しないはずの旧日本軍の生物化学兵器。折からの気候温暖化によって忘れられていたこのウィルスが暴れ出した! 感染した親友を救うために、岬美由紀はワクチンを入手すべくF15の操縦桿を握る。
といってもF15の出番はほとんど無し。夕子役の詐欺師ぶりがなかなか。彼女に一本とられるところも岬美由紀の人間性を感じるのでgood!
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今度の事件は旧日本軍の遺物が引き金となる。
錯綜する思い。
蠢く黒い影。
さらっと読めてしまう本です。
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当然の様に今作でも「勧善懲悪」の読みやすさは健在なので、一気読み確実!
個人的には前作「ファントムクォーター」より面白かったです。
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3巻同時刊行、ということで3巻分の感想を。
どれも岬美由紀の超人ぶりが際立っていた。
さらーっと読めます。
作成日時 2007年02月19日 07:02
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表情から読み取ったものは事実。だがそればかりが真実ではない。
新たに別の視点から捉えることの重要性を思い知る。
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段々新シリーズでの人間関係が分かってくるような一冊。何時何処でも、美由紀は美由紀なんだなぁと思いました。
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うーん、意識改革を簡単に考えすぎている気はしないでもない。
それができれば……ですもんねぇ。
ところで、謎のウィルスが蔓延しているときに、免疫がない人に向かって、「免疫をつけるために不潔生活をしよう」というのは、正しいことなんでしょうか?
遅すぎるという気がするのですが……。
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これは「不潔恐怖症」にかかってしまった女性里佳子が飛行機の中で
顔を洗いつづけて、おりられない状況になってしまったのだ。
そこによばれたのが岬みゆき。
難なく保護したみゆき。
しかし、今度は森が燃えている・・・
その放火犯は、自主したけれど
里佳子の名をなのった女に頼まれたのだという・・・
そんな頃、病院に次々と運ばれる患者たち、
その中にはみゆきの友人、藍の姿も。
新型ウィルスの発症だという、
それも、「不潔恐怖症」の患者が次々と発症しているのだ。
ふだん、必要以上にキレイにしすぎて免疫力が低下していて、ウィルスに
かかりやすくなっていたのだ。
その抗ウィルスの成分表を求めて岬みゆきは飛び回る。
松ノ木をさがせ・・・・。
あきらめかけたその時・・・・。
ネットで里佳子の名を名乗った女性の正体も、みゆきは、その女性の画像を頼りに
京都まで探しにいく、
そして、見付かった女性、夕子。
なんと里佳子の兄の妹だったのだ。
その陰謀の裏とは。
人格障害の診断を受けた経歴のある夕子。
最後に、みゆきに助けを求めるのだが
抗ウィルス剤のほうが優先よ。と言ったみゆき・・・・
藍は、自分の症状を、同じ「不潔恐怖症」の患者にみせて
どうか、普通の生活を送るように、伝えてほしいと動画を撮影するよう、みゆきに
病室で頼み、
それを受けた、みゆきは、不潔恐怖症の患者たちの講義でみせる。
藍の使命、
みゆきの使命。
抗ウィルス剤の行方・・・
けぇえ〜!!!!
おもしろすぎる〜!!!
なんか、ウィルスって、「ブラッディマンデイ」じゃないけど
王道のテロだったんだねーー;