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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻では雪村藍の危機を救った美由紀さんですが、今巻では高遠由愛香に降りかかる魔の手との対決です。新シリーズにおいて美由紀さんと唯一長く友人関係を築いていた由愛香さんですが、今巻では本音をさらけ出し、美由紀さんをピンチに追い込みます。
それでも人を信じ続ける美由紀さんは健気です。
美由紀大活躍、再び。
2007/04/17 13:58
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
新シリーズを一気に3作発表したばかりなのに、その直後に出た本作。正直新シリーズと題した3作は、全シリーズの激烈具合に比べて比較的大人しいような物足りなさを覚えた。それをして前作とのアジャスト的3作ではないか、と私は先の書評で書いたのだが。どうやらそれは、当たっていたようだ。
果たして本作品の爆裂具合の凄まじさ。キタ!これだこれなのだ!これこそ千里眼シリーズの読み応え!なんである。久々の、徹底的な絶望感。そして予想をはるかに上回る、美由紀の大活劇。もう「待ってました!」と声を上げたくなるような一作である。
何しろウマい。嫌われキャラの作り方も、その扱い方も実に巧妙。何しろ憎たらしい(笑。万人誰が読んでも憎たらしく感じるキャラ。そして健気な美由紀、という構図。そうとわかってはいても、もうまんまと松岡さんの術中にハマってしまい、踊らされてしまうのだ。
そしてまたあらゆる所に埋め込まれた布石。読み進めながら、一瞬でも気を抜いてはいけない。少しでも「ん?」と注意を喚起したものがあったとしたら、それは間違いなく後で炸裂する松岡トラップである。
絶望的な状況・解決不可能に思える事件に、複雑に絡み合う人間関係に国家存亡の危機!それらがどんどん集約され紡がれていき、布石を踏まえて見事に物語として昇華してゆく。そして通底するテーマはシンプルかつピュアでブレがなく、純粋に読む者の胸を激しく打つ。
唯一無二、稀代のスーパーヒーロー岬美由紀。彼女は一体どこまで行ってしまうのだろう。これからもその大活躍を心待ちにしたい。また会える日を、指折り数えて待っていたいと思う。
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<内容>
岬美由紀、絶体絶命!
六本木に新しくお目見えした東京ミッドタウンを舞台に繰り広げられるスパイ情報戦。巧妙な罠に陥り千里眼の能力を奪われ、ズタズタにされた岬美由紀、絶体絶命のピンチ! 話題沸騰の新シリーズ書き下ろし第4弾!
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ほぼ国家を敵に回していながらなぜか罰せられず生き残る痛快美由紀マジック(ばくまれい)いっそすがすがしい
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美由紀の友人が、ハイテクいかさまを使った愛新覚羅というギャンブル地獄に嵌められる。それを助けようとした美由紀が、友人のこっぴどい裏切りによって、最大の武器であった動体視力も封じられ絶体絶命のピンチに陥る。(2007/5/16)
今回の悪の組織は、日本のお隣の某大国の外交部門の下部組織。前巻の終わり方(ジェニファー・レインと西之原夕子の掛け合い)から、今度こそはのマインドシーク・コーポレーションの登場を期待していたのですが、またもや予想が外れました。
下部組織が外交特権を悪用して、仁義もへったくれもない悪の暴走なんですが、ここまでやっておいて、上部組織は知らなかったこともないだろう?! で、旗色悪くなったら最後はあっさりトカゲの尻尾きりというのは、お国柄そのもののいかにもありそうなお話でした。反面、そう思わせるくらい、最近の中国バッシングに体よく便乗している感のあったことも否めません。
それはさておき、友人「由愛香」さんですが、前作でも何度か登場しており、ちょっと性格が悪いくらいの人物設定でした。しかし今回は、人間が状況によって、こうも変わるものなんかねぇ。。。と人間不信に陥りたくなるほどに徹底的に人格を破壊してくれました。「馬鹿は死ななきゃ直らない」ではなかったのが救いではありましが。。。
ラストシーンに対する伏線は、見え見えでしたよん。
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防衛庁跡地に建ったミッドタウンは2007年3月に開業〜百里基地に講演に行った美由紀は,自分の所為で除隊した元上官の不穏な動きを察知し,核と思われる爆弾を借り物のミグで宇宙空間に射出するが,その隙にフランス製の攻撃ヘリが盗まれてしまう。美由紀の友・由愛里は六本木ミッドタウンの一等地にカフェをオープンさせようと準備していたが,急に資金繰りが苦しくなった様子にも拘わらずドレスアップしてパーティーに出掛けていく。行き先は中国大使館で日本人セレブを鴨にするカジノが開帳されている。美由紀はミッドタウンのオフィスフロアから望遠鏡を遣うイカサマをはたらいていることを突き止めるが,点眼薬をすり替える友の裏切りで拘束されてしまう。中国No.2が来日するのにあわせて,愛新覚羅を使った逆襲に打って出る〜うーん,だんだん好い加減な設定になってくるなあ・・・間もなく,5巻目が出るそうだが,慌てて読む必要はないかも知れない。無茶な設定で,ヒロインは死にそうな場面なのに直ぐ復活する。おいおい
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岬美由紀、絶体絶命!
六本木に新しくお目見えした東京ミッドタウンを舞台に繰り広げられるスパイ情報戦。巧妙な罠に陥り千里眼の能力を奪われ、ズタズタにされた岬美由紀、絶体絶命のピンチ。相変わらずの読みやすさ。アクションが減ってきたなぁ。。残念。
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新シリーズ第4話。
今回は治外法権下で起こるギャンブル。
狙われた友人を助けるために岬が奮闘す
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安定した面白さ。エンタメ小説としては最適か。
「高遠由愛香」の鼻持ちならない態度に焦点があてられて物語が進むので
読み終わってからはなるほどとスッキリしますが、
途中はイライラしっぱなしです(嫌な女全開です)
今回は、「愛新覚羅」というカードゲームのやりとりによる心理戦がメインになる。
…「カイジ」を思い出してしまった
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美由紀の孤独が浮き彫りになったと強く感じた。
由愛香とはこれから・・・?
伊吹がかっこいい。二人の過去を読みたい。
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愛新覚羅の心理戦ででは、思わず手を握りしめてしまう程、こちらも緊張してしまった程です。途中「そう、結局私は一人だ」と自嘲する美由紀が悲しかったですね。
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やはり、やはり面白い
千里眼こと、岬美由紀
「またどうせ千里眼と知性で何事件を乗り切って終わりでしょ!」
と思ってるあなた!
美由紀に生涯初?の圧倒的ピンチが訪れます!
生きるか死ぬか...天国か地獄か...。
一貫して前向きで強靭な精神をもつ岬ですが
今回は、弱気で、傷つきやすい、
生身の人間としての美由紀を見ることができました
そして美由紀という人物がますます好きになりました
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航空ショウへ藍と行ってたみゆきは、
ロシアの戦闘機をみかける。
ところが、みゆきの行くところに事件は起きる、
核爆弾に似た物体が発見されるのだ。
みゆきは、ロシアのその最新兵器へ乗り込み、宇宙へ(!)
その影には、盗まれた飛行機と、かつての上司の姿が・・・
で、もう一人のみゆきのお友達、高遠由愛香のお話。
都内13テンポのレストランを経営する、由愛香。
14店舗目は、夢の六本木、東京ミッドタウン。
開店準備も順調に行なわれてるなか、
夜な夜な、由愛香の怪しい行動が・・・・・。
豪華なパーティドレスに身を包み、毎晩むかうその場所は・・・
経営するレストランも担保にとられ、
準備を始めたミッドタウンも、ひどい状態に。
そこに仕掛けられた罠は、中国大使館という治外法権の
異国の地を利用した悪質なゲーム。
なんと、その場所に、核爆弾の事件に関する元上司の姿も・・・!!
まったく現実感がないんだけど。
それだけに、逆におもしろすぎる。
圧巻〜!
こんな体験は、小説じゃないと出来ないよねぇ〜
やっぱ、岬みゆきは、すげぇ。
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・・・二回目かな?(重複して買ってもーた)
最近の岬美由紀は弱点が多すぎるなぁ
もっと選択肢がありそうな期がするけど、新
シリーズになってからは人間的な弱さを前面
に押している気がします
てか、なんで2007年の本を買ったのかな
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いきなりの派手な展開に引き込まれ、そのまま一気に読まされました。
愛新覚羅のトリックが秀逸。他にも軍用ヘリとの対決といったアクション要素、美由紀,藍,由愛香の三人の絆が描かれていたり、舎利弗先生も活躍したり、読みごたえ十分な作品!