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投稿者:どらえもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧約聖書は、日本の神話と同様に、西洋の壮大な神話でもある。馴染みのあるアダムとイヴやモーゼの十戒、出エジプト、ソロモン王等映画やいろいろなシーンで出てきている。もっと知りたい方は、是非とも、一読を。
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聖書ってどうも敷居が高い。
というか、何書いてんだかよくわからん。
という人のための旧約聖書入門。
具体例を用いて分かりやすく述べられてます。
もちろん、聖書そのものではないので
著者の宗教観が大きく反映されてますので
聖書そのものについて知りたい人は
聖書を読んでください。
あくまで聖書に興味があるけど
とっかりが欲しい人のための入門書ですから。
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人類史上最古の物語と言われている旧約聖書。それを何の知識も無しに読み解くのは難しい。キリスト教についてよく知らない人達でも、「なるほど」と共感して読める一冊です。きっと聖書への興味を持たせてくれることでしょう。
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旧約聖書のファンブック的な意味合いととればよいかと。
キリスト教初心者向けの本。
逆にいえば、信仰に興味が無い人には向いていない。
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非常に抑えた表現、かなりロックな内容だと思いました。
購入した場所は「オカルトショップ」です。
つまりは、そういう内容です。
でも、色々勉強になって面白かったよ〜。('∀`)
アレなのは著者の人だと思う。
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クリスチャンである三浦綾子による聖書入門。高所からの解説ではなく、ひたすら「私だったらどうするだろうか」という視線で書かれ読みやすい。信仰への入口としても最適。
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大学のキリスト教学のレポート教材でした。せっかくなのでここにも一部を。著者三浦綾子が、旧約聖書を一部抜粋しながら私見も交えつつ解説した本である。病床で書いているため、苦難からの救いなどには特に力がこもっている。聖書は教典であるから、真理を見つけるための手引書は必要なのだ。口語体であり、著者の実体験などをふんだんに取り入れているためタイトルから想像するよりもかなり読みやすい本であった。
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素朴な疑問、牧師や神学者などの解答、そういわれてみれば確かに、そういえばこんな話がありました、という具体例。
前半はいいんだけど、後半にちょっとついていけず。一部の人物を誇張したりとか、ヨブ記での神とサタンのやりとりスルーしたり、旧約聖書で戦争の愚かさを説くとか。戦争の多さをネタに愚かさを説くならまだしも汝殺すなかれをベースにするのはちょっときついんじゃ。異教徒は人間じゃないって断言するならいけるだろうけどさ。
著者はクリスチャンだから基本的に新約が大前提の旧約なんだろう。そういった意味で同じ聖書を読んでるつもりでも、人によって全然ちがうストーリーが紡がれてるんだなあっと勉強になった。
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旧約聖書は、『パンセ』が全く理解できなかったので、やはり勉強しないといけないと思っている。
阿刀田高さんの入門書は、コミカルで楽しい本だったが、三浦さんの本はくそまじめ。
自分が高校生の時に『塩狩峠』で感動したときの、三浦さんのきまじめさとまったく変わっていない。
こういう純粋な信仰心には正直あこがれる。
①わたしの目的は、とにかくつたなくても、あるいは誤っていても、旧約をあまり読んだことのない人が旧約聖書に興味を持ち、よみはじめてくだされば達せられるわけである。(p274)
②わたしたちの人生には「なぜこんな目にあうのか」という問いに、答えの得られぬことが多い。また、疑問が多い。その時、このヨブ記を読み、神の限りない力を知り、信仰とは神への全き信頼であることを改めて知るならば、それは実に大いなる幸いであると思う。(p213)
大震災でなくなった方、福島原発で苦しんでいる方々の思いと、このヨブ記の教えとどうすりあわせていったらいいのか。ヨブ記から読んでみたいと思う。
③わたしたちの人生には、どうも、神のすることがわからないということはある。が、わかりはしないが、それは神の計画の中では正しいことなのだということだけは信じたいと思う。(p116)
今、国難にあっている時に、どうして心の平静を保つのか、その保ち方が問われているような気がする。人ごとと整理するのではなく、自らの問題、被害ととらえつつ、前向きの力をどう振り絞るのか、これが今の自分の課題です。
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聖書はそれを宗教書として読むか歴史書として読むか、つまり信仰として読むか文学として読むかによりその受け取り方は大いに異なるだろう。聖書のエピソードに現れる明らかな矛盾を疑いで見るか、隠喩として見るか。進化論や宇宙論との明らかに対立することが明らかになった現在、聖書はむしろその物理的、生物的な矛盾を無視して、そこの人間ドラマの示すものだけに注目することができる。
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まずこれは入門という言葉から連想される旧約聖書の解説書ではない。教養として聖書を学ぼうと手にとって見たが、看板に偽りありで大いに肩透かしだった。
聖書の読み方やあらすじでなく、聖書のエピソード(最低限の解説はあるものの、一見さんには不親切)を根拠に、「いかに神は偉大かキリストは偉大か。神の僕としてどう生きていくか」と道を示す内容。教導書といったほうが正しい。
内容についても今の自分には全く琴線に触れなかった。
世の幸福も不条理も全てヤハウェの配剤。だから在るが儘を受け入れなさい。そんな思想はたしかに安寧を得られるが、神の無謬性を微塵も疑わない生き方の中では、人間は家畜並みの尊厳しか得られないように思える。運命に抗ってきたからこそ人間は文明を進歩させてきたのではなかったか?
いや、それ以前に聖書もまた文明と文化の産物であり、不完全な人間によるものだという前提を見ないふりして聖書とそこに書かれる神を万能と奉ることは自分にはどうしても出来ない。
結局理性で考えるではなく信仰で感ずるが大事だということだろうけど、少なくとも今の自分に宗教は学問と文化以上の意味を持たないようだ。もっと人生を経れば変わるのだろうか。今はわからない。
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神を信じる心が自分には全くないと痛感。書いてあることはわかるが、その解釈の前提に神の存在があるので、響かない。ただし、物語として旧約聖書が面白いことはわかった。
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(09.20.2017)
個人的にはすごく良かった。特にロトの話は、想像力と文章力の高さに、さすが作家だなと感心した。
彼女の信仰観を受け入れられない人もいるだろうが、同じ女性として、一人の弱き人間として共感できる部分がすごく多い。
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旧約聖書の内容を一つ一つ説明するのではなく、聖書とはこのようなものだよ、読みやすいから読んでみて、という感じの著書だ。
彼女が感銘を受けたり、影響を受けたりした聖書の言葉を分かりやすく、現実と対比させながら解説している。確かに、この本を読むと聖書を読んでみようかなと思うが、聖書を直接読むよりも、もう少し平易な入門を読んでみようかな、と言う感じ。ほんとに、聖書のとっかかりとして読むにはとてもいい本だ。読んでみて、『なんだか物足りないな』『もう少し何か聖書のことを知りたいな』と思えるような、まさに著者の思う壺のような良書である。
聖書の中に、箴言(しんげん)というのがある。箴言は、長々した文書とは違って、名言とか、ことわざのようなものだ。よい箴言をたくさん胸に蓄えておくと、生き方に大きな影響が与えられるだろう。聖書が難しいと言う人には、ぜひ箴言を読んでみて、と彼女は言うようだ。箴言はわかりやすいが、これを実行するのは難しい。例えば、「一生を終えて後に残るのは、我々が集めたものではなくて、我々が与えたものである」とか、「あなたが口を開いて語るとき、その言葉は、沈黙よりも価値があるものでなければならない」とか「若さとは成長することである。何に向って成長するか、それが若者の課題である」「地味のよい土地には雑草が生える」「我々はみな、他人の不幸は我慢して見ていられるほど、気が強いのである」など。よい言葉を胸に貯えることは、金を貯える事よりも大事なことである。聖書の箴言は、880ページから920ページまでの40ページにぎっしりとつまっている。聖書の言葉にはいのちがある。決して死んではいない。私たちの心の目を開き、励まし、慰め、あるときはグサリとえぐる。箴言の著者は、だいたいがソロモン王だといわれる。ソロモンはダビデ王の息子である。ソロモンは神に願った「私は小さな者です。しかしあなたの民は数え切れぬほど多いのです。それゆえどうか、私に聞き分ける心を与えて、民を公平に裁かせ、わたしに善悪をわきまえることを得させて下さい」。日本の大岡裁きは、このソロモンの話がネタではないかと思うほど酷似しているという。
キリストが現れたのは、人は罪を犯さずには生き得ない存在であり、その罪の責任を取り得ない存在だからである。わたしたちは罪を許されかつ罪より救い出してもらうより仕方が無いのではないか。生きているという事は、人を傷つけていると言うことだ。何人といえども、未だかつて人を傷つけることが無いといえる人はいない。心の中で始終人を裁いている存在なのだ。その心の冷え冷えと冷たく、なんと冷酷なことだろうか。ヒルティは、その著「眠られぬ夜のために」の中で、「人を愛そうと思うのなら-そしてこれこそ、どんな人間教育にも必要なことなのだが-裁くことをやめなければならない」と書いている。
旧約にせよ、新約にせよ、聖書と言うものは自分の生活の中で『自分ならどうするか』『自分はどうすべきか』を問いつつ読むべきものであろうと思う。
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『旧約聖書』の中なかのエピソードをいくつかとりあげ、そこに著者が読みとった信仰のあり方が語られている本です。
「旧約聖書は絶対におもしろい」という著者は、聖書のなかのさまざまな登場人物に人間の「弱さ」を鋭く指摘するとともに、彼らにかぎりない愛を注ぐ神の偉大さへの思いを語っています。