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自分にも関わることなのにどこか他人事。
まわりから見たら冷たく見える。
仕事優先ってわけじゃないけど、
頭で何かしら楽観的かつ冷静に考える。
主人公の性格がすごく嫌なのに、
似たところがある気がする。
と思いながら読んだたらればの話。
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過去のもしも系(?)に弱い私としてはかなりぐさりときた。主人公がずっと抱えるもやもや感でぐいぐいひきこまれ、読了後は他者との分かり合えない感で切ない。
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不思議な感じです。
最後は"こう落としちゃうの"と不満が残ったのですが、途中までは読ませてくれました。
くどいほどの書き込み、ミステリーぽい構成。どちらもさほど好きではないはずなのですが
登場人物の奇妙さかも知れません。まともそうに書き込んであるのですが、全員が普通では無い。そこらの不条理がこの作品の魅力だったのかも知れません。それが作者の意図なのかどうか。
佐藤正午さんは初めてです。もう一冊読んで評価を決めることにしましょう。
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残念ながら登場人物たちを好きになれなかった。
けれど、「人生なんて簡単なことで変わってしまう」というテーマには心を揺さぶられた。
面白かったけどもう読まなくてもいいや、と思う作家さんもいれば、すごく良かった訳じゃないのにどこか引っかかる、という人もいて、佐藤正午さんは後者。
もう何冊か読んでみたいと思っています。
http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-210.html
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リンゴを買って5分で戻ってくるはずの彼女が疾走。
彼女の行方を探す中でいろいろな人と出会い、自分の行動を振り返らされていく。
それにしても、サラッと描かれている割になかなか後味が悪かった。
真相が気になり一気に読み進めたものの、私個人としては登場人物の誰にも共感できなくてもやもやだけが残ってしまった。
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意外な形で倒れ始めたドミノ。
分岐は続き、小さな牌の一つ一つがパタパタと着実に連鎖し、消えた彼女は帰ってこない。
ずいぶん遠くまで続いたドミノ倒しのその絶妙な遊戯感。
だけど、時の経過とともに不在の重さは増していく。
一杯のカクテルに原因を見出す彼のイケてなさは、だけど確かにどこか身に覚えがあるような。
未来には繋がらない過去のためだけの清算も、それを積極的に欲するわけじゃないけども
そういうことが起こってもいい、起こったならきっと悲しいよりは嬉しい、というようなこの感じ。
どこで見てたんやー佐藤さーん!という感じ。
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一度読んでみたい作家さんだったので、読み易そうな本作を手に取ってみたが、独特の文体ゆえに中々一気には読めず、時間を掛けながらようやく読了。中盤までは非常にまどろっこしいが、そこから先は拓けた展開が続き、失踪の謎が解ける最終章は一気に読めた。自業自得と言ってしまえばそれまでだが、同じ男として主人公・三谷にシンパシーを感じる場面も少なくはない。誰しもが思う『あの時もしも…』が巧妙な仕掛けで描かれていて、読了時には思わず感嘆の声が漏れた。自分の選択を『これでよかった』と受け入れるのは中々難しいと痛感させられる。
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なんとデビュー時に単行本を買って読んでいた、佐藤正午。「永遠の1/2」は当時、田舎の村上春樹って感じた。
それ以来なぜか読まず、去年読んだ「鳩の撃退法」がめちゃくちゃ面白かったので、この本も読んでみることにした。
とにかく展開で読ませる。
佐藤正午の小説の主人公って、どうしてもちょっとキザな優男で、細身で若干貧乏くさい感じがする。その「貧乏くさい」とこが佐藤正午たるところで、絲山秋子の小説の主人公は地方であんまり収入なさそうでも、貧乏くさくないんだよな。
でもそれって、佐藤正午本人の容貌が関係あるのかもしれない。
本人には申し訳ないが。
でもそこが魅力なんだと思います。
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2004年に購入し積読していた本。
「何故読まなかったか」を後悔するほど面白かった。
当時、半分だけ読んでやめてしまった「永遠の1/2」も改めて読んでみようかと思う。
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「Y」に続いて、昔読んだ佐藤正午作品を再読。「Y」も人生という時間の物語だったが、本作も似たところがある(SFではない)。いろんな人の時間が絡み合って、近づいたり離れたりする。それが人生。みたいな。
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だれが何と言おうとこの作品が好きである。
「リンゴを買って五分で戻ってくる」と言い残し、そのまま消えてしまった恋人を、主人公は血眼になって捜し求める。手がかりらしきものは見つかるが、いずれも決定打にはいたらない。やがて主人公は彼女のことを忘れてゆき、他の女性と結婚する。五年後、全くの偶然から二人は再会し、思いがけない真実が明らかになる――。
冒頭の一文から引き込まれ、読むのをやめることができない。緻密な描写は実話かと見まごうばかりのリアリティにあふれ、会話のやりとりも絶妙である。全篇を覆うサスペンスタッチの語り口と、最後に待っている意外な哀しい(そして怖い)結末。ラストシーンは何度も読み返し、すでに結末が分かっているのに胸の高鳴りを抑えることができなかった。
読み終えた後にもう一度冒頭部分を読み返して欲しい。主人公は「これでよかった」と思っているのか、それとも後悔しているのか? 言葉とは裏腹の行動によって主人公の心情を浮き彫りにするのは佐藤正午の得意技である。
「失踪をテーマに現代女性の意志を描いた…」云々というキャッチコピーは鵜呑みにしない方がいい。そんなものとは関係なく純粋に楽しむことができる恋愛ミステリーであり、間違いなく佐藤正午の最高傑作であろう。もともと純文学出身の作家だけあって、みずみずしい文体にはわざとらしい表現は一つもない。個人的には日本の文学史に残るべきと言い切ってしまいたいくらいの名作である。
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初めての佐藤正午。
お試しと思ってbookoffで108円の棚から見つける。
彼女がいなくなった…みたい…?
探すの?ミステリ?犯罪もの?いやいやひたすら彼の心の中の逡巡。で、一月経ち、半年経ち、五年経つ。そうだよな、悶々としたまま生きていくのってどんな気分なんだろう。行方不明ではないことはわかったけれど、その次の悶々は、なぜ自分には連絡がなかったんだろう。半年間のお付き合い期間って微妙だから…。
でも最後に、
…え…。
これはなかなか面白かったです。
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アブジンスキーというカクテルが始まりか?
その日の夜、彼女が突然失踪する。
その真実を探っていくがなかなか辿りつかない。
既に諦めた時に…真実が明らかになる。
1人の男の回想のような感じ。
なので…まどろこっしい部分もあるが
それがまたリアルに感じられ、この先どうなるの?と
ワクワクで読み進められた。
結末は想像通りだったけど…。楽しかったです。
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読むのにすごーく時間がかかってしまった。
けど、なんか、わかるなあ、最近特に。
社会-わたし=どうなる?会社-わたし=なにか変わる?きっとうまく代替されるしきっといつのまにか忘れられるしあ〜懐かしいねなんてたまあに思い出されるくらいなんだろう。そう思うと、なんだか今自分がここにいる意味は何にも無いように感じるし、別に自分の居場所はここじゃなくてもいいような気もする。そんなこと考えてるようじゃだめなのかな、もっとがむしゃらに、ここじゃなきゃ生きていけない場所、ここがわたしの生きる場所なんだと心から思える場所を見つけたいな
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まぁ、あってもおかしくないような?
そんな軽い気持ちて読み進めるが、気づくと夢中になって読んでました。
結末は、あっ!って思ったんだけど、まぁそうだよねー
と納得。
読みやすくておもしろい作品でした!
アブジンスキー飲んでみたい!