紙の本
記念すべき第1弾
2022/07/03 03:24
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代のキャサリンと、浜口一郎の初顔合わせは貴重ですね。華道家元に纏わる因縁や、密室トリックも本格的でした。
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ミステリー長編。
キャサリンシリーズ第一弾。
アメリカ副大統領の娘が京都にやってきた。目的は華道を習うため。そのために外交官の甥が彼女のエスコート役をすることに。そこで巻き起こる殺人事件。その真相を明らかにするため、この二人が奔走する・・・!!
ふ〜ん。って感じかな?可もなく不可もなく。でも次読みたいとは思わないかも。なんといってもすべてがサスペンス劇場みたいなストーリー展開。動機なんかも愛憎渦巻く・・・って感じだし、犯人が青酸カリなどの薬物を手に入れた経緯は不明だし、最終的に犯人は自ら犯行をべら×2話し出すし・・・。
こういうのはミステリーとしてもイマイチだし、ストーリーも昼ドラみたいだし、中途半端な感じかも。私はあんまり好きくなかったです。残念。
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副大統領の一人娘と、外相の甥っ子のミステリー。
2時間ドラマでは両方日本人でしたが、本ではアメリカ人と日本人。
大人の事情が、ドラマには透けて見える気がします(笑)
読み終わって凄いと感じたのは、内容ではなくて
華道の裏事情(?)というか、金儲けシステム?
多分茶道でも何にでも通じるものがあるとは思いますが
確かに、これは何もしなくても左うちわで暮らせます。
凄い世界だと、改めて感心しました。
肝心の事件の方はと言えば…確かに! と納得。
日本人の視点からでは、その細工は無理です。
すごいトリック考えるものだ、と。
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密室トリックと車の消失トリックは確かに独創的かも。必然性が弱いけど(ここまでややこしいことするか?)。
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メインの「二重密室」は盲点を突いた面白いアイデアだと思いますが、密室にする過程で犯人が限定されてしまいますし、密室にした理由がイマイチ納得のいくものではありませんでした。
キャンピング・カーのアリバイトリックも良く出来ていると思いますが、必然性がありません。
推理する醍醐味はありますが、ストーリーに不満が残る作品でした。
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ミスキャサリンって、正真正銘の外国人探偵だったのか。そのように呼ばれる日本人探偵だと思っていた。山村美沙は作者が悪目立ちしていて、作品を敬遠していた。このレベルのトリックが楽しめるなら、追いかけてみたい。
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なかなか面白いじゃないか。赤川次郎みたいに読みやすい。確かに日本家屋ならではのトリックだが、何だろう、そんなことはどうでもいい、という自分がいる。歳をとりました。