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下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件 みんなのレビュー

    一般書

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    みんなのレビュー78件

    みんなの評価3.9

    評価内訳

    78 件中 1 件~ 15 件を表示

    「皆が思っているより、人生は、生きることは、チョロいもんなのさ」

    2005/09/15 19:33

    4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:吉野桃花 - この投稿者のレビュー一覧を見る

    いちごちゃん、相変わらずのバカっぷりです。それっておやじギャグ?小学生にバカうけのダジャレ?
    でも、いちごちゃんはいつだって真剣なので、おやじ度あるいは小学生度が高いほど可笑しい。決して否定的な気分にはなりません。
    桃子ちゃんのツッコミがまた絶妙で、バカらしさ加減に爆笑です。
    私はヤンキーが嫌い。ロリータも特に好きではない。前作「下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん」を気になりつつも長いこと読みそびれていたのはそのせいです。
    だけど読んでみたら、いちごちゃんも桃子ちゃんも可愛いこと!こんな子だったらヤンキーでも何でも許す。
    というのは、2人の主義・主張にブレがないからなのです。何かの言い訳や人に気にしてもらいたいなんていう甘えた気持ちでヤンキーやロリータをやっているのではないのです。自分の主義・主張を守るためには、自分に不利なことも受け入れます。それは一言で言うと、男前。
    スカッとするんです。いちご理論、桃子理論はちょっとみ難しい。しかし、いったん理解するとこれほどわかりやすいことはない。イレギュラーが少ない。
    ゆらゆらと腹をさぐり合うようなつきあいが苦手なので、この物語世界にいる時間が本当に楽しかった!
    タイトルに引用したセリフは桃子ちゃんのおばあさまの言葉です(このおばあさまはキーマンで要所要所をきゅっとしめる)。チョロいっていうのは、適当にやっていても何とかなるという意味ではありません。長くなりますが引用します。
    「(略)経験を重ねれば、バカじゃない限り、変わっていくさ。それは成長ってもんだから、止める必要はない。でも、成長しても変わらず持ち続けていられる小さな宝石がある。その宝石が自分自身なんだよ。大抵の人間は、その宝石を途中で見失ったり、曇らせたりする。そして自分が何者なのか、何をしようとしていたのかが解からなくなる。あんたなら大丈夫だろうよ。もしかすると、お針子の仕事がどんどん調子に乗ってきて、忙しくなって、お金も名誉も手に入れた時、ふと虚しくなるかもしれない。思ったように上手く事が進まず、投げ出したくなることがあるかもしれない。そんな時は、あんた自身である宝石を見詰め直せばいい。そうすれば答えは、進むべき道は見えるだろうよ。皆が思っているより、人生は、生きることはチョロいもんなのさ」
    宝石って、人と比べて特別って意味ではないと思います。他人には石でも、自分が大事にしていたいもの。それを守るためには、苦しいことも自分で乗り越えなくてはいけない。当たり前のようなことですが、苦しいことから逃げて何かのせいにしていては先に進めないのです。
    2人は高校を卒業して、これから少しずつ大人になっていくのでしょう。
    ほろ苦いような、甘酸っぱいようなラストにはちょっと泣けました。
    完、とはなっていますが、数年後のいちごちゃんと桃子ちゃんに会いたいな。野ばらさんがいつかまた彼女たちに会いたくなって、書いてくれるのを待とうと思います。
    彼女たちが、社会に出ての様々をどう乗り越えていくのか。どんないちご理論、桃子理論が出てくるのか。
    極端なことを言うと、彼女たちが死に際に何を言うのかを聞きたい気持ちです。

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    下妻物語完結編フカキョンが朗読してほしい

    2006/08/10 00:08

    1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ボックス - この投稿者のレビュー一覧を見る

     小説としても最高だが、フカキョンによる朗読劇が聴きたい。一人称で語られる物語は、彼女深田恭子の声がジャストフィット、映像で見るよりよっぽど小説の雰囲気が味わえるのでは無いでしょうか?。
     小説の内容ですが、前作の物語壊すことなくさらにスケールアップして物語が進行して行きます。前作を読んだ人なら安心して読める作品です。
     逆に、前作の映画では変に友情物語的な要素が前面に出ていて、映画を鑑賞してから完結編を読むと桃子やイチコの描写に驚くのではないか?いい意味でイチゴ理論の天才ぶりや、桃子の意地っ張りで一途な心情に感動するのでは無いでしょうか。
     実際桃子は、この小説で自分のことをよく話しますが、形の無いものを語る時彼女に価値観、人生観が垣間見え、桃子がとても愛しく感じるのです。もう一人の主役のイチゴは、形のない物を一貫して話します。それは、彼女の存在理由のすべてであり、そこにこそ彼女が皇后しく、見えるのでは無いでしょうか?イチゴ理論は難解ですが、おもしろい。
     最後に、物語は完結ですがまだまだ、続きが読みたい。イチゴの結婚式や、桃子のパリコレの物語が知りたい。作者さんに期待しています。

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    相手に惚れ抜く友情にまた泣こう

    2005/07/16 17:37

    3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:にんぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

     あの感動作、下妻物語完結編。
     今度はミステリ仕立てながら、桃子とイチゴがそれぞれの道を歩み始めるまでを描いて教養小説的な匂いにあふれてます。
     原因は違うものの、高校を卒業できなかった二人がほんとは無いはずの春休みに遭遇してしまった殺人事件で、なんとイチゴが容疑者に。面白いからと警察を撹乱する桃子と、おろおろするイチゴ。そしてそんな二人の前に現れる未亡人になったイチゴの恩人、亜樹美さんと、亜樹美さんの亡くなった夫でイチゴの初恋の人・竜二の友人セイジ。桃子の才能も認められていきます。
    さすがに前作ほどのインパクトはないものの、最後の315〜319ページに泣かされました。この数ページに自然に涙を流すためにはこれだけのストーリーが必要だったわけです。
     自分の美意識を支えに、世の中に対して一人で昂然と生きていた桃子が、抜けていても一直線に正しく生きるイチゴという友人の心に触れ、「ダサくてクサくても、思い込んだ道を突っ走る」ために、そして世界へ関わるために、そこで自分の場所を得るために踏み出します。
     「下妻に愛着なんかない」と言い切る桃子ですが、イチゴのいるところは彼女にとってやはり拠り所です。イチゴにとっても桃子の存在は宝です。
     イチゴのボケと桃子の突っ込みはこの本でも炸裂しています。イチゴの割れ鍋に閉じ蓋的な2度目の恋の相手、セイジさんにも笑わせていただきました。本当に純粋なカップルで、桃子ちゃん、心を猿にして突っ込んであげないと、こんないたいけな二人では悪い人の食い物にされてしまいそうです。

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    読んでいて、どうしても深キョンと土屋アンナの顔が目に浮かんじゃうんですね。それは次女も同じだった見たいで、はたしてそれがいいことやら悪いことやら・・・

    2006/04/29 16:40

    2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

    私は野ばら作品を殆ど読んでいるんですが、何故か『下妻物語』を読んでいません。ですから、この本に出てくる桃子が、以前より意地悪になったかとか、今回のブックデザインが前作の延長線上にあるのか、まったく分りません。ただ、深田恭子と土屋アンナ主演の映画を見ているので、その関連からいえば、じつに感じが出ている小説であり、映画であったといえるでしょう。
    私はこの本を高校生になったばかりで、親に「えへへ、わたし女子高生だよ」と喜んで騒いでいる次女に回したのですが、彼女も読んでいてフカキョンとアンナの顔がちらついてならなかったといいます。先日、野ばらの新作『シシリアンヌ』を読んだばかりの長女なんかは、「どっちにせよ映画になるでしょ、私はそれで十分」と今回はパス。ちなみに、彼女は現在、スティーヴン・キング『魔道師と水晶球』に取り掛かっていて、余裕はないんですね、はい。
    で、今まで小学館から出ている野ばら本すべての装幀をしている松田行正が、今回も担当しているんですが、様子が全く違います。なんていうか一気にコミックしているんですね。松田にしても異色のデザイン、といえるのではないでしょうか。ちなみに奥付に、編集 菅原朝也、協力 松田美穂とありますが、どこを編集し、何を協力したんでしょうかねえ、書いときゃいいってもんじゃないでしょうに。
    舞台は関東のチベットといわれる(嘘です。いいません)、茨城県は下妻市という田んぼだらけの田舎町です。主人公であるロリータファンション娘・桃子は、この辺境の地に(なんだか、ガンスリンガーみたい)高校一年のときに引っ越してきました。そして二年生の時に、一気に脳みそを青虫に食い荒らされまくったかの如き白百合イチゴと出会い、そのせいか高校三年の体育授業をさぼりまくり、なんと留年してしまうのです。これはそれが決まったばかりの時のお話。
    桃子は今日も、お気に入りの代官山のBABY、THE STARS SHINE BRIGHTに向かいます。お相手は勿論、脳みそを食い荒らされたイチゴ。で、先方で社長の磯部からデザイナーにならないか、とか持ち掛けられたりします。で、渋谷で時間を過ごして、イチゴの八時という驚異的な門限に間に合わせるために、東京駅から高速バスで水海道に向かいます。
    そして、そのバスのトイレの中で、いかにもその筋の人間が殺されることになります。嫌疑は、事件がおきたらしい時間帯にトイレにむかったというイチゴ。で、彼女の無実を証明しなければならない桃子は、そのころノンビリと眠っていたため、事件について一言も証言できません。
    これに、桃子を風俗に売り飛ばしかねない駄目親父と、孫が犯罪者扱いされることが嬉しくて、アブナイ発言を繰り返しては桃子を焦らせるちょっと危険なお祖母様。もとヤンキーでイチゴが憧れる亜樹美、彼女の結婚相手でイチゴが憧れていたチンピラの竜二などが入り乱れて(ちなみに、竜二、既に死んでいるので、入り乱れません)物語が展開していきます。。
    上京する経路を説明しながら、「常総線で下妻駅から取手。常磐線で上野、渋谷まで山手。乗り換えなどを考えれば3時間」。あるいは「水海道から高速バスで東京駅に行くという手がある。バスに乗れば一時間20分」とか「ジャスコが文化のシンボル下妻」などと地元の人が聞けば目くじらを立て、そこに迷い込んだことがある人は手をうって「そうだ、そうだ」と肯く紹介文満載。
    次女に言わせれば「桃子、すっごく人が悪くなってる」そうですが、あんただって映画しか見てないじゃん、と反論したくなる気持ちを抑え「やっぱり、これを映画にするにはフカキョンとアンナでしょ」と笑う母親ではあります。

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    2005/07/29 17:01

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    2005/08/03 21:21

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    2005/09/24 01:05

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    2005/10/24 23:48

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    2005/10/31 21:23

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    2005/11/09 21:32

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    2005/11/12 07:06

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    2005/12/11 00:19

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    2006/01/02 13:56

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    2006/01/22 02:00

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    2006/01/28 12:37

    投稿元:ブクログ

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