紙の本
おもしろいです!!
2011/05/12 01:08
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カスム - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に夢中になって読めました。主人公やその相手の感情がじつに細やかにていねいにかかれていて浮ついた嘘っぽさがなく、淡々とした日常の中での恋の激しさもあり大変楽しめました。ぜひぜひお勧めしたい本です。この著者の次回作が大変楽しみです!!
紙の本
小動物受かわいい
2017/01/31 21:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
受けが臆病で警戒心の強い小動物みたいで、攻めはそんな受けをまるっと包み込むほどの器の大きさはないように思いました。
今後も攻めの元カノや元カレが現れて、つい攻めはフラフラッと一緒に食事とか行っちゃっいそうですねw
面白かったです。
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ジャケ買い。
作者さん初めての本らしい。
本文を読むと、二人の関係が表紙によく表れているな、と感心。
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表紙の絵とタイトルに惹かれてあまぞんぬでぽちっと。
ストーリーを上手く現してる素敵な表紙です。
私はまあ、いろいろと蔑まれてきた人間なので主人公の治樹にはとても感情移入したし、小田島にはムカついたし、三津には好きだけど嫌いという曖昧な感情を抱いた。
新人さんと言うことで、表現が稚拙で言葉足らずだなぁ…と、感じる文章だったけど、登場人物の心理描写はよく伝わってきた。
付属ペーパーの、治樹の天然に振り回されてる小田島がよかった。
最初は蔑ろにしてたのに、あんた、べた惚れやんかーニヤニヤ。みたいな。
これ、続編が読みたいなぁ。
保護者(笑)の三津vs小田島の攻防が見たい。
そして、三津によれば治樹は以外とモテるらしいからな。
ライバルとか現れてヤキモキしろよ小田島。
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正直、あらすじも読まずに好きな絵師さんが表紙を手がけた作品だったので買ってしまいました。要するにジャケ買いでした(笑)
表紙からもわかると思いますが、外見も普通で少し控え目な性格の治樹(受)が傲慢でいわゆるモテる男である小田島を好きになるけれども振り向いてもらえず、振り回されて傷つけられて、諦めようとして、それでも好きで好きでひたすら彼を密かに思い続ける、とのお話です。表紙から二人の距離感がすごく伝わってきて読み終わった後にまた切なくなりました。
とにかく小田島が傲慢です。おまけに普段はこれでもかってくらい気が利いて優しくて回りに対しても思いやりがある人なのに(本人曰くそんなつもりは一度もないらしい。それがまたツボでした)、肝心なところは相手がなぜそうなるのか理解しようともしない。最後に治樹の天然ぶりに振り回されるところで「小田島ざまみろ」とニヤニヤしてしまいました(笑)
治樹はまた痛々しい人で、幼馴染にとってはいわゆる癒し系的な存在だけど、後ろ向き思考で実はとても寂しがり屋。その寂しさを誰かに慰めてもらいたくて付き合う人もいつもろくでなしばかりで。ボコボコにされてるところを小田島に助けてもらい結ばれるわけではあるけど、結ばれても後ろ向きな治樹の中に不安は募るばかりです。でもそういう状況だと誰もが臆病になるのではないかな。治樹の感情がとてもわかる気がしました。
ただ作家さんが新人の方なので文章が稚拙…とまではないけどかなり物足りない感があります。読めばなんとなく誰に影響を受けたかがわかるような文章で。個性というかもう少し作家さん自身のクセをつけないといけないなと思いました。また、感情描写はかなり上手いですが、二人の間で起こる出来事、例えばドライブに行ったり食事をしたりそういったシーン、物語の人物からすると目に見える部分というかな?それらの説明が少し足りなくて。特に二人で水族館に出かけるエピソードは、実際モデルがあるくらいだからもう少し頑張りましょうよーと思うほどたった1/2ページで「はい、水族館はもういい」って終わり方だったから思わず声を上げてしまいました。物理的なものに対する描写ももう少し磨く必要があるかなと思います。
…あと、脱字が少し気になっちゃって…。
少しキツく感想を述べたかも知れませんが、それでもそれら全てがどうでもいいほど何回も読みたくなる素敵なお話です。二人の感情が交差するように話が進むのでどちらの気持ちもぜひ読んでみたいと思う方、切ない物語が読みたいと思う方に猛烈にお勧めします☆ 次作も楽しみです。
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「遠くにいる人」だけだったら、物足りないものがありましたが、書き下ろしで小田島がちょっとがんばったので、溜飲が下がった思いです。
とにかく、攻の小田島が褒められた性格じゃない。外見はかっこいいし、やることなすことソツがないのもまあいいです。王子で後継ぎで苦労もしてなさそうなので、挫折を知らない人生歩んできたんだろうと推測できる傲岸不遜さ。ないがしろにされている治樹の気持ちなんて思いも及ばないんだろうな、というキャラ。
面白いことに悪意は全くなさそうです。
一方の治樹は、惚れやすい寂しがりやで、自分に対して自信ゼロなところがあります。容姿を幼馴染みの三津と比べて卑屈になったり。
でも、小田島にしろ、治樹にしろ、誰でも聖人君子なんてことはありえないので、ロマンはないけどリアル感は充分ありました。いつも、ろくでもない男に惚れると三津に言われたとおり、また小田島みたいな男に惚れる性懲りの無さも治樹のような性格なら頷けます。
で、ご多分に漏れず小田島の見せかけの好意にすっかりその気になった後、治樹は粉々に打ちのめされてしまいます。
そんな奴忘れちゃいなよ、って外野だから言えるけど、忘れられるわけないよね。手の届かない憧れの人との夢のような思い出は、簡単には消えません。そんな治樹の苦しくせつない気持ちが胸に迫ります。
「そばにいる人」では、なんだかよそよそしい態度に業を煮やして、妙にしつこくなった小田島に、気を回しすぎる治樹の揺れる心が仔細に描かれています。
小田島はほんとに自覚のない男ですね。真剣に恋をしたことがなくて、治樹への気持ちが何だか分かってないフシがあります。
三津だけが、二人の心情をきちんと把握してる感じが面白い。
SSでは、そんな三人の複雑な気持ちがまるで三角関係みたいにもつれ合ってます。三津はどっちかと言うと小姑ってかんじですが。
BLらしい華やかさはないけど、思わず読ませる深い作品です。心理描写は納得の域。惜しいのは、萌えがなかったところ。
新人さんのようで、これからの作品も楽しみです。
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https://twitter.com/#!/saharaxxx1/status/146976331358412800
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書店のおすすめになっていたのでかってみた。
話はすごく良かった。が、番外編ペーパー封入の帯がついていたのに入ってなかった。ショック・・・
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一言でいうと攻めざまぁ作品。受のことは、意中の子を落とすための駒と考えていた攻が、受けの子にだんだん振り回されていくのが面白いです。
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ツボに嵌った。
傲慢攻が気づけば健気受に振り回される(逆もしかり)話大好物。
今回はまさにその大好物だったんですが、この卑屈で健気な
受の自覚のない振り回しっぷりが実に見事で、この意固地な性格
のなせる技かと(笑)
受けの不細工設定も嫌いじゃないです。
むしろ鼻の頭のそばかすとか、可愛いじゃないですか。
小動物系がちょろちょろ工場で作業してる姿想像しただけで
萌え死にそうです。
そして攻の傲慢っぷりも、普通なら苛つく嫌な奴なんですけど、
こいつがもうホント、悪気がないくらい嫌みなやつで、
これまた生まれの良さのなせる技(笑)
相思相愛になるまでひたすらすれ違いまくるのなんて、
もう見ててもどかしい!!
焦らすの上手い!
そして絶妙に話に関わってくる三津が実は一番のお気に入り。
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おもしろかったー。
買ったあと長らく放置してたみたいで見覚えのない本があるなと思って読み始めたら一気読みだった。
まあこういう展開になるでしょうね、って予想とちょっとずれるけど大きくずれない感じがよかったのかも。
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カップリングは小田島達朗(経営者一族の副工場長)×佐倉治樹(家具メーカーの工場勤務)です。
これはひとえに攻めと受けのキャラを好きになれるかどうかにかかってきますね。面食いで無神経攻めと、ネガティブ受け。
ちなみに私は攻めは好きでしたが、受けがどーにも女々しくて。恋愛脳過ぎるというかなんというか、いちいち体調や仕事に影響出しまくるのは如何なものかと。健気と言われればそうかもしれませんが、恋愛体質のゲイなだけな気がします(笑)
しかし面白いんですよね~。久々に読み直しましたが、止まらない!!
治樹には同じ会社に務める、幼馴染の三津(美人)がいるのですが、その彼を狙っていた小田島に誘われるようになり浮かれてたところに、真実を知ってしまいやさぐれます。
小田島を忘れるために、出会い系で知り合った男と付き合うことにしますが、その彼も問題あり。
というか今まで付き合った相手もダメ男ばかりだそうで・・・自分の容姿にコンプレックスがあり、付き合ってもらえてありがたいと思ってる卑屈さがなんとも切ないですね。っていうかそこまでダメ男ばっかりなのは治樹にも問題あると思いますけどね!!
自分のことを好きだと思っていた治樹がそっけなくなったり、他の男と付き合ったりで、小田島はイライラ。仕事にもでなくなった治樹を心配して寮へ行くと暴行の跡が・・・男を追い出して一人にしてほしいと暴れる治樹を抱きしめてそのままベットインです。
その後、同情で抱いてくれたと思っている治樹は前向きに小田島の事を忘れようとしますが、かまってくる小田島に困惑します。
せめてものお返しにと三津とのセッティングを申し出たり、サプライズでお泊りを用意され期待したくないと断わったり、小田島は機嫌が悪くなる一方です。この僕が誘ってやってるのに!! と。攻めの一人称が「僕」っていいですよね~。
そんなこんなですれ違い続行中です。
しかしついにきちんと言葉にするんですね! ほっとしました。ハラハラドキドキでした。表紙が素敵です、内容通り(笑)