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私が読んだのは新潮文庫ではなく現代教養文庫(現在なくなっているようだ)で秋山英夫さんの訳でした。
検索したけれどないから、こちらにレビュー。
とにかく読みやすかった。そして題に若きって入ってるのが良いなと思う。
若いうちに読めてよかった。
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婚約者のいる女性を愛したウェルテルの苦悩を描いたもの。苦悩の末に自害してしまう話。愛する女性を奪おうとは考えず、自分を戒める姿は紳士。複雑な心情が分かりやすく描かれており読み易い。おススメで☆
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婚約者のあるロッテに恋をしたウェルテルの、報われぬ恋の苦悩と結末。
「ウェルテル効果」という言葉が生まれるほど当時の人々に影響を与えた本だが、現在に通じる普遍性を備えている。
ウェルテル自身の書簡を元に編集者が作成した報告、という形をとっており、それがリアリティを付加している。
僕もこんな風に誰かを好きになることがあるのだろうか。
そんなことを考えてみたりする。
そして、たぶん僕には一生無理なのだろうと諦めていたりもする。
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ウィルヘルムに対する解決されない謎。は、さておきだ
こんな暗い気持ちにさせるなんてやはりゲーテは違うな
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<時代背景>
この作品はゲーテが体験したシャルロッテへの実ることなき恋を基に描かれている。彼女には婚約者がいて、ゲーテは自分の情熱を抑えて彼女の前から去った。この体験はウェルテルの第一部そのままであろう。
その後、ゲーテの友人イェルーザレムが人妻に失恋し自殺をしてしまった。このことを契機に第二部でのウェルテルの自殺が描かれたのだ。
『若きウェルテルの悩み』が発表されるとヨーロッパで自殺が増加した。これはウェルテル効果と言われ連鎖的自殺の代名詞である。カリスマ的存在の自殺方法を模倣するわけだが、その心理は不可解である。自殺者に共感、共鳴しての自殺であるだろうが、それは自分が作品の登場人物になりきったという一種の自己陶酔ではないかと思う。
高橋義孝 訳/2005.5.20 第111刷/2006.12 購入/読了
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恋をした相手がこの本と同じ状況ならばかなり苦しいだろうと共感した。
ただ、ドイツ語としては普通の表現なのかもしれないが、
翻訳で日本語にした場合直訳では通じないのではないかと思われる部分があった。
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文豪ゲーテの中編小説。当時の文学界に革命的な風を吹かせたとあとがきに書かれていた。今見ると相当古めかしいが、人の心の流れはいつの世も変わらない。主人公ウェルテルのウィルヘルムという友人に宛てた手紙の内容で話が進む。最後視点が切り替わり、第三者の目線で話は終わる。人は妄想の中で自分を神にも地獄のゴキブリにも仕立て上げる。蛇のような悪辣も、天使のごとき甘言も、詩人にも君主にも、様々なものに身をやつしながら、自らの納まるところを求め歩く。トルストイもドストエフスキーも、ヘッセもツルゲーネフも、ジッドも太宰も、これを書き記す。ゲーテも然り。
09/5/18
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本文の半分以上を占めるであろう、ウェルテルの熱すぎるモノローグに大爆笑でしてしまったのは私だけではないはずだ…
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確か去年買ったまま積読していて、なかなか読めなかった本。
児玉清が愛読している、と何かの雑誌に書いてあったのをみて買った。
児玉清といえば、かなりの読書家らしい。
昨夜読了。
人妻に恋をしてしまった超繊細な青年、ウェルテルの苦悩がせつせつと書かれていて
切ない。
どんなに時代が変わろうとも人を愛する心情というのはいつの時代も同じなんだな。
でも、今なら自分の恋が実らないと知って死んでしまう人は少ないだろう。
だからこそ切ない。
こんなにもロッテを愛していたのに、当のロッテは無神経な人だなぁ~と感じた。
途中、彼の心をもてあそぶような(結果として)態度をとったりして、ハンカチをかむ気持ちで
読んだ。
銃で自らの命を絶ってしまったラストシーンはあまりにもあっけなくて、
だから余計に切ない読後感が残った。
何度も読み返している、という児玉清さんの気持ちがよくわかった。
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初ゲーテ。
ウェルテル激情の物語。
ここまでの愛の物語を初めて読んだ。
最初は意味がわからないと思っていたけどラストは素敵。切ない気持ちでいっぱいになる。
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そんなに悩まなくても・・・
まあ、1杯飲みなよ(^^)つU
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皇帝ナポレオンの愛読書だったという本。それも納得、ゲーテの文章力はすごい。本当に文がきれいで、ヴェルテルの熱い思いが伝わってくる。
この本で思ったことが二つ。
・ゲーテのようなきれいでいて、熱い思いが伝わるような文章が書きたい
・ヴェルテルが愛したロッテのような人と出会って、燃える恋がしたい
「彼女がぼくを愛してくれて以来というもの、ぼくはどれほどぼく自身をとうとぶようになっただろう」
こんな文章がかけるようになりたいし、こんなかっこいい恋愛がしたいもんだ。
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極端に言うと、中二病患者の恋愛相談。や、ホントに。そこまで面白いと思えなかった。。ただ、どうして身の破滅を選んだのかは気になる。
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主人公のウェルテルの青年期特有の様々な悩みを手記形式でつづったもの。二百年以上も前に書かれたものであるのに、非常に共感する点が多いことにただただ驚くばかり。青年期の悩みというものはそれこそ普遍的なものであるなぁと感心してしまう。
理性的な面での悩み、というのはなかなか共感できる点が多かったが、ただ、主人公のウェルテルがここまで己の感情を激しく、豊かに発露していくところは置いてけぼりにされてしまうこともあったのも事実。
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ゲーテ初読。観点が深く、哲学的要素が溢れてたように思う。
そしてその素直さ、人間性が見えたようにも。
ロッテを想って止まない狂気が狡さを正当化させる。
嫌われる人間ではあるだろうけど、こういう考えや生き方は凄く好きだと思った。