紙の本
日経の数字の追いかけ方を教えてくれる
2010/07/10 09:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雑読家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小宮一慶の日経新聞の数字がわかる本「景気指標」から経済が見えるを読んで以来、毎週月曜日の景気指標を切り抜き、あれこれ考えるようになった。ちょうどその頃に、この本に出会い、デイリーで朝夕刊のマネー欄主要指標を記録するハメになった、ある意味罪な、いい本。小宮本は、ある数字から推理しそれを別の数字で裏付けるストーリ指向なのに対し、本書は指標同士の因果関係とかメカニズムを主体に解説しており、また新書サイズということもあって持ち歩いて、ちょくちょく眺めることができる。具体的な数字の追跡方法を教えてくれるし、うたい文句どおりそれは毎日5分とかからない。日経の購読料の払う価値を高めてくれる良書である。
電子書籍
日経新聞ガイド
2017/02/04 19:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
日経新聞を読む上でのガイドを果たす役割の本として最適。
どの記事に注目すべきか。主要用語の解説。そして、重要指標の定義等、
本書を抑えておけば、日経新聞を読む効果、価値が更に高まる良ガイド。
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経済の動きについて、「連想」ゲームのように解説しており、大変分かりやすい内容と思います。
私は、こういう知識を持っていないといけない仕事をしていて、その部分の情報のとり方に自信がなくてこの本を買ってみたのですが、さすがに「連想」の部分については、ちゃんとわかってました^^;
私は長らく「日々の経済の動きをもう少し頭に入れておかないとマズい」と思ってきました。当然毎日新聞は読んでますが、頭への残り具合がイマイチというか。生かせない、というか。
それで、重要な経済指標について、記録をつけるのがいいんじゃないかな~、と思っていたんです。そこで、この本を書店で見つけて買ってみたわけです。
どのデータをウォッチするのべきかな~、と考えるといろいろ悩んでしまいそうなので、ベーシックなものを提示してもらえてありがたいです。
(本当にベーシックなので、それこそ自分で考えればすむ話なんでしょうけど、「これだけで十分」という線引きが自分ではできない私^^;)
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[ 内容 ]
経済・金融ニュースの本質を理解するには、景気、金利、為替、株価、物価といった経済の構成要素の間に働く基本的なメカニズムを理解していることが必須だ。
それぞれが互いにどのように影響しあいながら動いているのか、具体的な実証データをウオッチしながら連想していくテクニックをマスターすれば、『日本経済新聞』の記事が面白いように見通せるようになる。
「日経新聞を毎日読んでいるのに、どうも経済が分からない」―というビジネスマンに最適の一冊。
[ 目次 ]
プロローグ データから経済・金融の“今”を連想する
第1章 あなたの間違った“常識”を一掃する―なぜ誤解に満ちた通説を信じてきたのか
第2章 経済・金融現象間に働く11通りの基本メカニズム―「風が吹けばオケ屋が儲かる!?」的連想ゲーム事始め
第3章 経済メカニズムの“誤作動?”をどう読むか―「逆はおおむね真ならず」と心得よ
第4章 22の基礎データが読めればマーケットが分かる―すべての道は“データ”に通ず!定点観測のススメ
第5章 基本メカニズムを改めてデータで検証する―論より証拠!本当に理屈通りに市場は動いているのか
第6章 さあ!自前のデータベースを作ってみよう―今日から実践!千里の道も“毎日5分”から
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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TV,新聞、雑誌等メディアで見聞きする様々なキーワード。
理解しているつもりになっている場合が多いこと多いこと。その理由は、自分がワードは理解していても、その関連事項やその因果関係までは掘り下げていなかったため。つまり、薄っぺらな知識だったのです(-_-;)
特に、様々な事象の発生には必ず因果関係があるということを改めて知ることができた本、と思いました。
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1年以上前の本ですが、読みかえしてみた。
為替、金利、債券、株式、物価といった経済要素の基本的な関係を学び連想ゲーム感覚で理解できるようになる。
*物価が上がる→金利が上がる
*景気が上向く→金利が上がる
*金利が下がる→景気が上向く
*金利が上がる→通貨が高くなる
*金利が上がる→物価が下がる
*物価が上がる→通貨が安くなる
*通貨が高くなる→輸出が伸び悩む
*通貨が高くなる→輸入が増えて物価が下がる
*通貨が安くなる→金利が上がる
*金利が上がる→株価が下がる
*株価が上がる→金利が上がる
基本の動きに対し、何が原因かによって事態は180度変わる場合がある。
あとは、上記の感覚を磨くため、日経新聞にて主要経済指標について定点観測すべき。
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経済は連想ゲームと言う考え方は、まあまあ面白かったかも。
連想を広げ続けてそれを身の回りまで繋げられれば、社会人になる前から経済も当たり前の様に興味持ってたんだろうなあと思ったりしたフライデーナイトであった…。
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いきなりクイズ。なかなか明快に回答できない。知識がいい加減であることを思い知らされる。内容は経済メカニズムを極めて論理的に解説するもの。ノーマルパターンにはじまり、パワーバランスの関係、外的要因などから誤作動と思われるようなことも起きること。経済は単純には解析できないことがよく理解できる。逆は概ね真ならず。けだし名言である。
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日経新聞の読み方指南の本というよりは、日経に出てくる色々な経済指標が一体何なのか、なぜ経済指標たりえているのかといった基礎的なことから、金利や通貨、株価、REITなどがどのように関連しているかといったマーケットの予測の仕方について詳しく書かれている。
申し訳程度に、毎日5分で日経新聞を見るためにはどういう指標を集めていったらいいかということも書いてあり、ある程度金融に興味のある人にとってはなかなか有用で実践的な内容であると思う。
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基本的な経済市場のメカニズムの連想の仕方がわかる。経済に興味を持つきっかけになる。日経新聞を定期購読まではしないが、月曜日だけコンビニで買って、小宮一慶みたく定点観測をしていこうと思う。