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投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
もはや「同性愛」が絶対的タブーではなくなった現代だが、とはいえやはり、そういう人が身近にいたらどうだろう…?
主人公のいちこはごくごく普通の女の子。そんないちこの最愛のひとは、同じく女性のエリー。弁護士をめざす知的美女のエリーと、専門学校に通うかわいくて無邪気ないちこ。しょっぱなから2人は「デキあがっている」カップルとして描かれており、最初はちょっと戸惑いもあったが、2人のごく普通に生活する姿を見てすぐに順応してしまった。レズビアンやゲイが普通に登場人物として出てくるが、ちょっとした違和感を通り過ぎた後は、むしろ異端な分だけ「愛情」がムキだしにされる感があり、「正常ってなんだろう?」と立ち止まって考えさせられるような一冊だった。
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レズビアンカップルのとある日常を描いた漫画です。 私はこの作者の目線が好きで好感を持って読んでます。 漫画の中で一番好きです。 なんか温かみがあるからかな?うまく文章に出来ないのでも一度読んでから書き足します。
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初めて出会ったやまじえびね作品。そして今まで読んだ彼女の作品の中で、これが一番考えさせられて好き。
主人公はゲイとレズビアンの子供いちこ。私だったらどうする?自分の親がそうだったらどう思う?って色々考えちゃった。(正直違和感はある…。自分はバリバリレズビアンなのに親はイヤだなんて我ながら我侭なもんだ。でも心から愛し合って生まれた子供が自分であって欲しいんだもん。)
まず父親に正面きって彼女を紹介してカミングアウトするところがすごいよ、いちこ。私には出来ません…
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やまじえびね。
凄く素敵でした。
レズちゃんのお話。
絵もすっきり、話もすっきりでとても読みやすかった。
良い漫画だ。
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映画化されたということで読んでみました。レズの女の子の悩みや日常をひたすら感情を抑えて淡々と描いていくスタイルはなかなか良かった。ただ、小説で言うと女流作家という感じなので、女流作家は基本苦手な私は一回読めば満足といった感じでしょうか・・・
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絵もおしゃれですごい好きだし
話もすごく好き!
同性愛がテーマなのかと思ったら
まあ確かにそうなんだけど
それだけじゃなくて
読み終わったあと、結構おなかいっぱいになる!
この漫画に出てくるCDとか聴いてみたいな
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彼女達の甘くて穏やかな時間がいつまでも続いてほしいなぁと思う。
ゲイとビアンの夫婦で産まれた子供がセクシャルマイノリティであるのは
彼女の生まれた環境が差別や、こう在るべき、という既存の価値観を押し付けない部分によるところなんだろうな・・・と、作品を観て思いました。
性少数派は性多数派に比べ乗り越えなくてはならない課題が
本当に山積してあります。
それも、支えあえる恋人や家族がいればこそ、のり越えられることも多い。
彼女達や、お父さんカップル、お母さんのモトカノの人生を通して心が軽くなりました。
軽く読めるマンガだけど深く掘り下げると迷宮に入りそうなテーマだとおもいます。
マイノリティの人たちにも読んでもらいたいなぁ。
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女の子同士ってこんなにすてきなの??
ふつうのかれし・かのじょじゃこういう関係性にはなれないんじゃないかなー
主人公が「いちこ」でちょっと照れる笑
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取り敢えずハッピーで終わったので良し。
女の子を描く線に心地よさを感じた。
(2009/1/27)
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恋をする女の子と、その彼女の話。
親、友だち、恋人などの大切なひととの関係性のなかで、伝えたい言葉がたくさんあった。
絵が美しく、登場人物の服装などの細かいポイントが好み。パトリックのスニーカーが登場するなんて、全面的に大支持になった。
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「いちことエリーの恋物語」
もっと詳しく解説すると、
レズの母と、ホモの父の子「いちこ」とその恋人のエリーの恋物語。
この作品を知ったのはnoodlesというバンドの同名アルバム兼同名映画のサウンドトラックだった。僕は映画を見ていない。映画にでている石田衣良(「いちこ」の父=ゲイの父)の演技が予告編の段階でもう拒絶したからだ。こういうのを世間一般に偏見という。ちなみに、石田衣良の小説は「下北サンディーズ」しか読んだことがない。さらにいうと、最悪に面白くなかった。それ以来、石田衣良の小説は読みたくなくなった。こういうのを世間一般に偏見という。エッセイは好き。R25の隔週エッセイ。
さて、この作品。良かった。非常に良かった。映画を見ていないけどnoodlesの音楽もあいそうな感じはした。多分、映画は観ないだろうなあ。わかんない。
で、この作品に関してさらに評したい。
人を好きになること。
これはきっと普遍的で変わらない事象だと思う。
さらに人を愛すること。
これもきっと普遍的で変わらない事象だと思う。
では、人は雄と雌、正確には男と女がいるわけだが愛し方は3通り存在するというわけでもないのだ。この作品はそれを言っている気がする。ただのレズビアンの漫画じゃない。人を愛することに何通りのパターンとか、そういう思考はないんだよというメッセージが込められた作品のように思えた。
だからって僕は一通りしか知らない。女が好きだ。多分、きっとそれは変わらない。けど、それだけじゃないんだろうなあということをこの漫画は伝えていた。
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女の子同士の間でしか流れない
あの独特の空気感、甘い匂い、柔らかさ
そんなものが凄く好きだから私は女の子が好きなんだと思う。
という台詞を何処かで見たのだが
この漫画はまさにそれを再現している。
甘く柔らかく繊細で紫とピンクが混じりあい匂い立つような。
でも優しいだけじゃなく時に剃刀で肌を傷つけてしまった時の
ような、ピリッとした鈍い痛みもある。
映画化もしていて映像で見ても楽しめた一冊。
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百合本棚には入れているものの、異色を放っている一冊。
線のくっきりとした白さの目立つ画面で、漫画というより絵本を読んでいるようなかんじがする。
おはなしも童話のようでもあり、並の百合漫画では太刀打ちできないほどリアルでもあり、不思議な一冊。
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絵の感じや台詞の間のとり方とか、全体的にとてもかわいくおしゃれで大好き。
でも一番いいのは、レズビアンとかゲイとか関係なく人を好きになる気持ちがきちんと描かれていること。
そういう気持ちはやっぱり、相手の性別が何だろうがみんな同じなんだって改めて思う。
誰が読んでもすてきなラブ・ストーリー。
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同性愛を肯定的に描いている印象だった。自分は自分らしく生きていけば良いというメッセージ。
映画同様同性愛に対する苦悩はあまり見られず、ごくあっさりとした印象だった。カエルの子はカエルみたいな設定にはやや抵抗があった。
全体的に唐突に話題があがってあっさりと終わる。