CLOVER If you find a four-leaf clover,It will bring happiness(1) みんなのレビュー
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紙の本
だからつれてって ここじゃないどこかへ
2016/07/09 23:58
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:星月夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「CLOVER」は、未完のまま完結している、ファンタジー漫画です。
未完と言っても、主人公スウのエピソードは一旦、完結しています。
こちらの版は装丁が凝っていて、カラーイラストの口絵が付いています。
表表紙には、スウと和彦。裏表紙には、銀月と和彦。
CLAMPの絵師担当のもこなさんは、作品毎に絵柄を変えているそうですが、
「CLOVER」の絵柄は独特で、白黒のバランスや余白の使い方も美しいです。
個人的には、楠本マキさんの「KISS××××」を彷彿とさせる雰囲気。
その独特の絵柄が、不思議なストーリーを彩って、惹き込まれました。
ここからは、ネタバレを含む感想になります。
一巻は、主人公スウが、
軍人を辞めた琉・F・和彦に、妖精遊園地に連れて行って欲しいと頼み、
それを妨害するアズライト軍から逃れながら、遊園地を目指す。
スウが歌う『CLOVER』の歌詞と共に進行するストーリー。
「私をつれてって
しあわせになりたい
鳥たちが唄う
知らない言葉の詩
翼があっても
届かない空
独りではいけない場所
だからつれてって
ここじゃないどこかへ」
強大な魔法の力を持つ、四つ葉のクローバーの、スウ。
それ故に、独りで、兵器の人形たちに囲まれて暮らすスウの孤独設定が、重かった。
魔法で翼(飛行具)も召喚できるのに、その翼で飛び立てない、その設定も重かった。
紙の本
モノクロ映画のような…
2001/12/24 13:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TAIRA - この投稿者のレビュー一覧を見る
政府の超常能力者、魔導師の紘将軍に「運んでほしいものがある」と依頼された和彦。そのものとは、一人の少女だった。「スウ」と名乗る少女は、独り鳥かごの中で暮らしていた。最新の殺人兵器に守られながら…。「わたしをつれていって」彼女を襲う様々な敵。いったい彼女は何者なのか?
四葉のクローバーを見つけたら 幸せになれるの でもね 内緒にしてて クローバーの白い花が どこに咲いていたか その葉が何枚あったか
四葉のクローバー 貴方を幸せにしたいのに 貴方のものにはなれない
モノクロ映画のワンシーンを見ているような絵と構造が美しい。こんなことを漫画でやってしまうところが、さすがCLAMPだなと感心してしまう。
電子書籍
二人の逃亡劇
2016/12/13 16:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
元軍人の和彦がある日ウィザードと呼ばれる上層部の命により、一人の少女・スウを連れ出す事に。スウを追って、次々と謎の刺客がカズヒコを殺しスウを奪おうと襲ってくる。スウを護りつつ戦い、最終地点「フェアリーパーク」に向けて逃げ続ける二人の逃亡劇。「X」が「動」なら、CLOVERは「静」のモノトーンの世界。