紙の本
山が舞台だからこその生と死のリアリティー
2008/10/10 23:04
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たそがれ1212 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山を通じて織り成す人間ドラマ。これまで人間の生と死をリアルに描けるマンガは医療マンガばかりだった気がする。でも『岳』がそんなマンガ界に楔を打ち込んだ!作者の山を愛する気持ちが臨場感たっぷりに伝わってくる。決して綺麗事だけは済まさない『岳』のストーリーが訴える生と死のドラマは胸に迫るものがあり、自分の日常の生き方を考えさせられる。1話完結の読み切りなのも、読みやすいのではないか。山に興味のない方でも、ぜひ手にとって読んでほしい。主人公・三歩との出会いが、きっと優しい気持ちにしてくれるだろう。
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ウェルカム
2024/01/12 13:54
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投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
三歩の山が大好きで、山に来る人のことも大好きだというのがよく伝わってくる巻でした。
今回は山に初めてアタックする人のエピソードだったり、山から離れていた人の再び山に向き合う話だったりと、山と三歩が全ての人をウェルカムして迎え入れてくれるのが印象的でした。
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極限の中で試される人間性
2017/03/16 01:56
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投稿者:四郎丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の三歩は登山に関して、自らも過酷な経験をしています。この巻では、その真実が明かされます。つくづく優しい男だ。
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に山が好きで、山に来る(来た)人が好きで、山に来て欲しいと心から思っているのが伝わって来る作品です。
特に3巻最終話「父親」はそれが顕著に分かるストーリーです。
遭難半年...三歩さんに敬礼
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オトコメシに乾杯
2022/04/18 17:02
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山を愛し山を楽しむ男三歩は今回も健在。要救助者がどんな状況にあろうと悲しい最期を迎えようと寄り添い励まし敬意をもって接している姿が心地よい。
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美しい山
2021/03/29 17:16
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
山で助からなかった命もあるけど、断念する勇気を持って助かった命がある。頂上だけが山じゃない。山は怖いばかりじゃなく美しいんだな。
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書名 [岳]?〜?以下 BCオリジナルで連載中
著者 [石塚真一]
出版社 [小学館]
定価 [550円]
4巻は4月28日に発売!!
コメント・・・
主人公は北アルプスの山岳救助隊ボランティア「島崎三歩」。
モデルとなる人物は本当に存在するのでしょうか、気になります。
山で起きる悲惨な事故、人間ドラマを描く。
1話完結型なので、読みやすいです。
かーなーりーーーーーっっっ、泣けますよ、三歩の言うセリフが涙と鼻水を誘います(笑)。
ニュースなどで、冬山遭難の事故報道など耳にすると、「なんでわざわざそんなとこ行くの??」と思いますが、山(自然)の厳しさがあっても、それでも山に惹かれる人の気持ちがわかります。
ウチのお客さんでも、70過ぎのおばちゃんで、山登り好きの人がいるんですけど、頂上に着いたときの景色を一度観てしまうと、やっぱりまた登りたくなるんだそうです。それだけ山には虜にしてしまう魅力があるんですね。
このマンガを読むと山登りしたくなると思います。
「男飯」の回は、1番泣けます。
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【岳】に、はまっています!
遭対協が主人公なんて。なかなか普段陰の仕事なので、よく知らない方は読んでみると良いですよ。山の怖さが解りますよ。
Hatakichiのやっている事も、理解出来ますよ
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一巻のインパクトよりはちょっと印象が薄いけど
いい話が多くて感動する。
ちょっと泣きそうになる
厳しい登山を上るそれぞれの理由とか
死を目前にして振り返る人生とか
山に登って得た教訓とか
話にリアリティー?を感じて入り込める
信じられる話
主人公が山のスペシャリストで他のキャラより一つ上の考え方をしているのもかっこいい
単純に山にホイホイ登れるところもかっこいい
最終的に主人公かっこいい~
主人公が好きだから読みたいと思うし
今度はどんな人が山に登るんだろうと興味もわく
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頂上に登る、どうしても登、ではなくて登山の経過を楽しみ、山頂へ立つことを状況によりあきらめる事が出来るのが本当の山が好きな人なんだろうけど、滅多に登れないけど山頂に行くのをあきらめる事が出来ない気持ちも分かる。そのせめぎ合いが登山をドラマにするんだろうなぁ。でも、すっぱりあきらめる事が出来ないなら、迷惑だから登るなとも言いたいけどね。
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いつもより遭難で死を迎えた話が多いような巻でした。
小さい子どもとの父子の親子で父親を遭難させたりする。山の厳しい現実のようなものをつきつけそれでもどこか明るい。背景に生も死も飲み込む大きい山の存在を感じさせるスケールがある。
「良くがんばった」というのがよく登場するフレーズで暖かい。
どれもいい話なんだが続けて読むとやや単調なとこもある。3冊目で慣れたとこもあるかな。
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最近、植村冒険館によく行くのだが、冒険は自己責任の最たるもので人に迷惑をかけてはいけないのだが、こんど冒険館の人に植村さんはどの様に考えていたのか聞いてみよう。
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突然、父子家庭の男の子が出てくる話で、泣きのスイッチが入ってしまい、後は読むと涙が出てくる。電車の中で、花粉症で目が痒い振りをする。
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此処で描かれる山は世界各国の山々。季節は様々、天候も様々、クライマーも様々、技術も様々でビギナーからベテランまで。冬山は、特に恐ろしい、冬山に限った事ではないが、冬山は特にだ。山の天候は変わりやすい、冬山なら尚更、此処何年か「山ガール」なるある意味オタク系が出現した。あれらの意識ってどうなんだろう?山で遊ぼうが、海で遊ぼうが、全て自己責任の上で、遣るのだから、机上論者(コメンテーターと称する輩)が遭難者を必要以上に非難するのは、如何なモノかと毎度、思う。唯、遭難者に対して毎回思うコトは遭難したのも、全て自己責任の上で、技術不足・認識不足の上で、起こしたコトだと理解すべきと思う。今の日本は、日本人は、誰かに、何かに責任転嫁する事で、平穏を装っている。天候のせい、パーティーの人員のせい、山のせい、そんな輩に生きてる資格は無いのではないか?自分自身を含め、日本人は、日本国は、意識を刷新すべきな時期に来ているのではないだろうか。
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第3巻では三歩の姉と今後たびたび登場する「ナオトくん」が初登場。
フリークライミングのシーンもでてきますが、私も以前やったことがあってとても懐かしく思いました。はまりますよ!!
もし、自分の身近な人が山で遭難して、おそらく助からない状況にあっていたとしたら、私はやはりそれでも会いたいですね。いろいろな理由で山を登る。
その中に「会いたい人に会いに行く」という人もいることになんともいえない切なさを感じました。
山は生きていることを実感できる所なのかもしれません。
だから山を登るのかも?!