母親である、ということ。
2017/03/17 12:59
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投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の子どもには発達障害があり、近所のママさんたちにはしつけも出来ないの、と言われたりしてその度私は傷ついて、その度私は孤独を噛みしめ、まるで落第点を突きつけられたように感じていたけれど。
この本を読んで、もしかしたらそうではなかったのかもしれない、あの人たちも苦しんでいたのかもしれないと思えた。少しだけ。
成長しても、しても、手が離せず、まだ向き合うことも出来ない今が私はとても怖い。
読みながら泣きながらそう思いました。子どもを持つ人に読んで欲しいと思いました。
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投稿者:けい - この投稿者のレビュー一覧を見る
5歳の男の子を育てている私にとっては、キヨタンは近い将来の息子になりえるし、裕一はもう少し先の将来の息子になりえるので、他人ごとと思えなかった。
この本を読むのは、「人殺しの母親とは違う」と安心したかったからかもしれないが、今も子育てが苦痛と思うことが多く、何だかぞっとした。
続きが気になる、良本だと思う。
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小学1年生の男の子が何者かに殺された。
犯人は一体誰なのか!?
社会が騒然とする中、犯人が逮捕された。
その犯人とは、同じ小学生のまだ11歳の少年だった…というお話。
とても考えさせられる内容でした。
今の世の中有りえる話だと思います。
被害者、加害者の両親の心情がリアルに描かれていて、正直、子供1人を育てるということは大変なことだと怖くなりました。
今、子育てをしている方、これから子育てをされる方、どちらにも読んでもらいたい本です。
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雑誌掲載時からその内容の重さに衝撃を受け、
結構泣かされた作品です。
ずっと買おうか買うまいか悩んで、最近ようやく購入しました。
少年が犠牲となった少年犯罪の加害者と被害者それぞれの家庭を、しっかりと描いている作品だと思います。
そして何が恐いって、自分も母親ってこと。
漫画なのに、私も彼女たちと何が違うのか、と自問させられました。
こんな事件の加害者・被害者の母親に絶対にならない、と言い切れないのが、…とても恐い
「母親」と呼ばれる人には一読をおすすめします。
いや、母親だけじゃなくて、家族を持つ人には読んでもらいたい作品です。
ちなみに…
海容=広く大きな心で、人の罪やあやまちを許すこと。
って言葉をこの作品で知りました。
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最近、読売新聞で紹介されていたので読んでみたのですが、久々にマンガでぼたぼたと涙がでました。読売の書評にはラストがきれいすぎるとあり、たしかにそう感じましたが、読了感が悪くないのはラストがいいからだし、題に海容とついてるのでこういう終わり方になるかと思います。前編では加害少年とその親に腹が立ってしょうがないのに、後編で少年側の事情を知るにつれて、家裁調査官の富田さんのように抱きしめてあげたくなると思います。
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まあ、タイトルからただの恋愛ものだと思ってみもしなかったんだけど
こんな内容だったとは
水曜10時のドラマ 原作
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ドラマを見て漫画ではどういった表現で
描かれているのか気になり購入。
やっぱり微妙に所々違いますね
お姉ちゃんの嫉妬具合とか
前編後編両方まとめて買ったので
これからドラマ結末に向けての内容が
軸は変わらないと思うけれど
少し変わるのかな?
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親であるなら読んでいてもいいと思う。
どんなに必死に子育てをしていても、全ての子供が満足できるとは限らない。
どんなに愛情を注いでいると思い込んでいても子供に伝わっているとは限らない。
どんなに相手のためだと信じていてもただただ子供を傷つけているだけのこともある。
子育ての成功も失敗も答えはわからないけれど、
「私はこんなに一生懸命に頑張ってきたのに。」と云うのは、親のエゴであって子供には関係のないところにあるのかもしれない。
未熟な人間が人間を育てることは難しい。
被害者であれ加害者であれ…親が子を思う気持ちに差異はないのだと思う。
どちらか一方だけが辛いなんてない。
我が子を突如として失う哀しみ…
我が子が人を殺めてしまう哀しみ…
どちらも親には地獄。
何事もなく大人になった。それは奇跡なのかも知れない。
明日、我が子がそのどちらかにならないという確信は誰ももてないと思う。
ウチは大丈夫。それはおごりでしかない。
どんなに愛していてもその日がふいに訪れてしまうのではないかという暗い淵に立たされたような気がしてなりません。
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ついこの間、王子が死ぬ夢を見た。
目覚めてこれほどホッとしたことはなかっただろう。
夢の中の私は悲しみに押し潰されていた。
姉と母親との姿が我が事のように思える。
次女はきっと同じように思っていたのだろう。
実際彼女は私にそう訴えたことがあるのだから。
物語がと言うより、自分がだぶってしょうがなかった。
夢のせいでもあると思うが。
泣けた。
泣いた。
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とても深い話です。ぜひたくさんの方に読んで頂きたいと思います。
自分が親だったらどうする?とか色々考えるところがあります。
’09.4月〜日テレにてドラマ化。稲森さん熱演中です。
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読み終わった時は5点以外ないでしょ、と思ったけど、よく思い返してみるといろいろとアラが目立ち、次第に、あり得ないことが多すぎな事が気になってくる。
まず加害者のお母さんのこぎれいな
服装・髪形・ネイル、事件前から最後までずっと変わらず…。あんなことがあって自分の見た目にそんな時間かけられるかな、普通。
すごいたまに「おまえ」って子どものこと呼ぶのもなんか変。
加害者のお父さんの急な心変わりは一体どこからきたの?あんなに今まで子供に無関心だったのになー。あんな急に「いい父」になれるかな?
最後、裕一、が殺してしまったことの重大さに気付くのはとてもよくできていて感動した。
被害者のお母さんの子供を亡くした時の変容は読むのが辛い。もしうちの子だったらと思うと私だったら狂ってしまうかもしれない。
そして私だったらやはり加害者を一生許せないだろうと思う。だって、子どもが殺されたんだよ…。このお母さんすごい。。そういったところからも今一歩気持ちが追い付かない展開でした。
桐野夏生「柔らかな頬」を少し思い出した。
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海容とは広い心で受け止める。という意味である。
反抗期をむかえた息子を持つ母親さつきある日息子智也が殺人事件の容疑者に・・・
被害者は息子とおなじ小学生…
なぜ智也は人殺しをしてしまったのか?
そのいきさつは、、、
すべての母親に読んでほしい物語
智也が心を閉ざしてしまった理由は?
そこからすべてがつながるストーリー
決して人事ではない、あなたの家庭にも起こりうる物語
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自分の子供が殺されてしまう話。
二人兄弟の子供をもつ親で、
上にお姉ちゃんと下に弟で、お母さんは弟の事をすごく可愛がっていた。
お姉ちゃんはそれを不満に思っていました。
そんなある日、弟のほうがころされてしまう。
家族は深い悲しみに陥いる。
あんな元気だった自分の子供がある日突然いなくなりその現実からなかなか立ち直ることができない。
お姉ちゃんは弟ばかり可愛がられて、弟なんていなくなればいいのにと思っていたが、
いなくなってから築くことがたくさんあった。
子供が死ぬ事の親の痛みがとても伝わり涙が止まらなかった。
そして愛情を平等の注ぐことの難しさを知った。
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ドラマは見てないけど気になってました。母親の気持ちわかるなぁと随所で。会社の先輩に借りましたが、自分用に買うかな。
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この本は前編と後篇があり、前半の物語は主人公・野口さつきは、一人息子の裕一が口を利いてくれなくなったことに不安を覚えていた。
そんな中、小沢家の長男・清貴が殺害され、容疑者として裕一の名前が挙がり、さつきは容疑者の母となってしまう。そして物語はさまざまな事が起こり後半の本では裕一がなぜ清貴を殺害した本当の理由が明らかになる。