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みんなのレビュー149件

みんなの評価4.2

評価内訳

139 件中 1 件~ 15 件を表示

したたかな巨匠の筆が描き出す魅力的な人物群が今後への期待を高める

2011/06/06 13:09

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る

『真田太平記』とはまた、なんともぜいたくな題だ。
 真田といえば、講談でも有名な「真田十勇士」の真田家。知略の人として、遠く『三国志』の諸葛孔明や、日本では楠木正成と並び称せられる真田幸村の真田家である。『太平記』は、その楠木正成が悲運の忠臣として活躍する軍記ものの傑作で、吉川英治の『私本太平記』はじめいろいろ小説になっている。
 期待はいやがうえにも高まる。
 巨匠池波正太郎の代表作として、『剣客商売』などと人気を分かち合うこの長大なシリーズは、戦国武将としての真田家の生き様を描いたものである。始まりの段階では幸村の父である真田昌幸が主役だが、やがて幸村の華々しい戦いとその最期、さらには、深謀として徳川に付いた幸村の兄信幸による、真田家生き残りへの渋い戦いぶりまでが描かれることになるだろう。
 この第1巻では、真田の主君に当たる武田家の滅亡、そして真田家としてどう生きるかを模索する昌幸らの姿、さらにそうした彼らの運命を大きく変えることになる本能寺の変までが描かれている。戦国の世の歴史の動向という大局の展開と、真田がどう生き残るかという、より絞られた、かつ切実な焦点とが、いわば二重の視点で読めるのが面白い。
 いや、二重の視点をいうならもうひとつ。真田といえば、最も有名な「猿飛び佐助」を初めとする真田忍者が当然重要なわけで、物語は、歴史の表舞台に立つ武将立ちの動きと、その裏で働く草の者(=忍び)たちの活躍を描く二重構造にもなっているのだ。これがまた面白い。
 その辺の展開は、さすがに巨匠の筆は自在である。たとえば鈴木英治や長谷川卓の、いわばまっすぐな時代小説を読んだ後では、池波正太郎はいかにも悪人だ。悪人でいいすぎなら曲者か。もちろん文字通りに意味でいうのではない。世の中の酸いも甘いもかみ分けた、海千山千のしたたかな作家。その上で子供のような茶目っ気もあり、遊び心に満ちて魅力タップリの食えない男。そうしたイメージはけっこうそのまま真田昌幸に重なっていくようで、それもまた楽しいのだが、そうした作家が描き出す人間像が面白くないはずがない。
 何も起こらないようでもこの巻が十分に魅力的な所以だろう。今後への期待が膨らむのである。多少冗長なところはあって、それは『剣客商売』などにも通じたこの作家の特徴だろうと思われる。しかし欠点といえば欠点にも見えるそうした点も、トータルにこの作家の個性と付き合う魅力と思えば不満もない。次が楽しみだ。

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読みやすい本です

2015/02/22 17:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えり - この投稿者のレビュー一覧を見る

別所に旅行した際に、真田家の歴史を何も知らなかったことを後悔したため、読み始めました。全12巻と長編ではありますが、読みやすい本ですので長さはさほど感じません。電子書籍のアプリとも相性が良いのか、前回読んでいたところから読み始められるので、使いやすいです。大河ドラマも始まるため、色んなことを想像しながら予習するのに役立てるのも良いかと思います。

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2006/10/26 22:56

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2005/04/24 22:59

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2006/03/22 10:49

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2006/10/05 00:57

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2006/12/11 22:37

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