彼らのひたむきな青春道にぐっときます。胸が熱くなります。
2009/08/13 20:37
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投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1960年代後半の九州は福岡近辺を舞台に繰り広げられる青春ドラマ。転校生・西見 薫と、薫の同級生で札付きの不良・川渕千太郎、ふたりの友情とひたむきな青春道がいいっすね。特に、とっつきは悪いんだけど、実は友達思いのいい奴な千太郎のキャラが、とってもいかしてます。第4巻の中、千太郎が薫の母ちゃんに言った言葉にぐっときました。
この巻では、先の第3巻に続く冒頭のエピソードがよかったー。“薫と千太郎、東京で、薫の母ちゃんに会う”の章。「SCENE16」。薫の母ちゃんが薫を思う親心が、笑顔の中の涙のシーンにうまく描き出されていて、じんわり、胸に染みました。そして、上述した千太郎のナイスなひとことが来る!
曰く、<友情は一生もんですけん あいつとなら俺 いつまででも友達でおれる気がします> この言葉に、思いっきりしびれました(泣)
巻末の掌篇「エレベーター・チャイルド」も、キュートな味わいでにじゅうまる◎ なにげにSFちっくなファンタジー・テイストもよいなあ。
作者の作品では、本書のラスト一頁で紹介されている『羽衣ミシン』もおすすめ。白鳥界隈では、今や古典とも言える一冊とか(笑)
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投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
薫には何かトラウマがあるだろうと思ってましたが、想像以上に根は深いですね……。
続きが気になりすぎる!!!
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
薫は幼いころに別れた母親と再会する。
しかしお母さんがどう見てもお母さんに見えません・・・
いくら若いとはいえ・・・
やぱり絵のうまい下手はこういうのでわかりますね。
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巻末の書きおろし見るといい作家だが、
この巻はいまいち(期待度が高いから仕方ない)
アポロンの意味がわかりました。あとは坂道だけ。。。
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淳にいの出てこないアポロンは物足りないなぁ…。でも西見くんが「千」って呼びまくりなのがほほえましい。松岡くんは可愛いけど、やっぱり千太郎・西見くん・りっちゃんの三人組が好きな自分は少しさびしい。
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友情って難しいよね…。
でも、この漫画を読んでると少女漫画のドキドキがいっぱい詰まってて。
少女時代を思い出す(笑)
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お母さん!!・・・わざわざ60年代を舞台にした理由が出てきました。
もう1年も経って・・・友情も愛情も難しい。
続きが楽しみだ。
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薫はおかーさんに会いに東京に行き、
律ちゃんを応援しようとぐるぐるし、
友情にぐるぐるし、
千太郎はロックバンドに入っちゃうかも!
みたいな巻。
千太郎に何があっても自分だけは味方でいようと決意した
その次の話にはもうケンカしてるんだぜ。
いやもう、みんな頑張れ。
いろいろがんばれ。と応援するわけですよ。
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ここまで一気に借りて読みました
続きが気になる!
ジャズとロックの対立している感じが好き
音楽はあんまりわからないけれど
母親と会う話も素敵でした
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2012/03/28
【好き】再読。 春休み東京で薫の母と再会を果たし、自分が置いていかれた経緯を聞く。 新学期、千太郎とクラスが離れてしまう。 百合香と千太郎はデートをするが噛み合わない。 薫は、百合香は淳兄が好きなのを知っているので何とかしようとするが上手く言えず喧嘩になってしまう。 謝ろうと思い教室へ行くと千太郎と松岡が楽しそうに話しているのを見て寂しさと怖さを感じる。 松岡にロックバンドに誘われた千太郎は断り、薫は胸をなで下ろす。 しかし、松岡の真剣な気持ちを知った千太郎は少しの間、手を貸すことを決める。 その事を知った薫は、独りになる怖さから逃げるため、一方的に千太郎との付き合いを止めることにする。 そして、律子パパが飲みに行ったバーで見つけた男は淳兄か?…またしても何か起きそうな予感で次巻へ。
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ジャズファン視点のメモ。
・クリスコナー、バードランドの子守唄
・my favorite things
・ロック、ビートルズ、グループサウンズ隆盛の描写もあり。
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千太郎の恋が一途で不器用すぎて苦しくなる。
薫と千太郎が小さく小さくすれ違い。
友として大事にしたいから、すれ違っていく。
「とにかくこいつの味方でいよう
もし結果的にこいつが深手を負うことになったとしても
その時は 俺が そばにいてやればいい」
この薫の思いは、これからのふたりの精神的な立ち位置を決めた重要なシーンだと思う。
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ハチクロといい、この漫画がすごい!オンナ篇は登場人物全員片思いの伝統があるのだろうか…。
切ないなぁ。途中で薫のお母さんが出てきたけど、素敵な人で安心した。
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本当にいろんな意味でぐさぐさくるなあ。「それ」を力一杯使い捨てで置き去りにしてしまう人間としては、特に。
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二人の友情に亀裂が入る巻です。ずっと孤独だった薫には初めてできた親友だった千太郎だから、再び一人になることが怖くなったんだろうなあ…薫の気持ちを思うと心が痛みます。千太郎なりに理由があるのですが、それを聞く心の余裕もないほど、薫のこれまでの孤独の辛さが感じられます