紙の本
麻生と山内の過去編
2015/10/19 18:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
長いこと積んでいた刑事小説を読了。殺人事件の真相の追及と過去、主人公麻生が刑務所に送り込んでしまった山内の半生が交互に物語られる。2人が接触するごとに山内が麻生に対し憎悪か愛情かわからない感情を胸の奥深くに溜めているのを過去の山内の半生と折り合わせながら読むと切なさが増す。上巻で一番好きな場面は279頁の麻生と及川の車内での一連の出来事。麻生と及川の大学生時代の番外編があれば是非読みたい。
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単行本バージョンしか読んでなかったので、こっちは手に入れました。いつか単行本も手に入れたい。何度読んでも引き込まれる。何度でも読みたい。練ちゃん大好き。麻生さんと、…ああなっちゃうのかぁ。あー、でも本当大好きなお話です。
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作者のデビュー作RIKOシリーズからの登場人物錬が主人公。作者をデビュー前のPC通信から知っているので感慨深い。作品の面白さは勿論だが、暗澹たるテーマが散在するのですっきりしたい人にはすすめられない。
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上下巻で表紙が対になっていて、写真も綺麗で見惚れちゃいます。でも内容を読むと、精神的ダメージが思ったより大きかったです
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痛すぎるラブストーリー。
ガツンと殴られるような衝撃と、刺されたような痛みが走るので、精神的余裕があるときに読んだほうがいいのかもしれない。
緑子シリーズから読んでみるのもオススメします。
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「激しい恋」の話が読みたいならこの本をお勧めします。
でもこのシリーズを読んでないとちょっとわかんないところも多いか。
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なぜいままでこの本を知らずにいたのか・・・!と思わず後悔してしまうほどこの物語の虜になってしまった。
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一応警察小説男同士の愛憎劇の色の方が強いかなぁ。ヤクザの幹部が殺され、どうやらヤクザの抗争ではないようで、四課よりも一課の事件ということで、一課が舵取りに。事件の真相を負うと共に、過去の冤罪疑惑などが絡んできて、現在と過去とで話が進むので正直イライラさせられる。上巻はどんよりしてます。
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3/7 ものすごーく「読ませる」本。女の作家だからか刑事ものにありがちな「どうでもいいのに超細かい描写」がないとこも気に入った。とにかく続きが気になる。
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NHK週刊ブックレビューで薦められていた本。風呂中読書していたら、思わずするりと手から湯船にぼとり。しかし、ごわごわになっても読み続けてしまう……そんな本でした。
(下巻に続く)
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東日本連合会春日組大幹部の韮崎誠一が殺された。容疑をかけられたのは美しい男妾あがりの企業舎弟…それが十年ぶりに警視庁捜査一課・麻生龍太郎の前に現れた山内練の姿だった。あの気弱なインテリ青年はどこに消えたのか。殺人事件を追う麻生は、幾つもの過去に追いつめられ、暗い闇へと堕ちていく―ベストセラー「RIKO」シリーズから生まれた究極の魂の物語、ついに文庫化!上巻に本書サイド・ストーリー『歩道』を書籍初収録。
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この方の警察小説?は、エンターテイメントとしてもとても面白いと思う。山内と麻生さんが好きで読んでいるのですが。しかしこの本は恋愛小説ですね(笑)
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東日本連合会春日組大幹部の韮崎誠一が殺された。容疑をかけられたのは美しい男妾あがりの企業舎弟。究極の魂の物語。これは非常にお勧めの文庫です。長編ですが、良かったら読んでみてください。
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<悪魔のように悪賢く、美しい男妾あがりのヤクザ…それが、十年振りに麻生の前に現れた山内の姿だった。十年前の気弱なインテリ青年はどこに消えたのか。この十年の間に何が起こったのだ?新宿を牛耳る大暴力団の幹部・韮崎誠一惨殺事件を捜査する麻生は、次第に過去に追い詰められ、因縁の波に翻弄されて暗い闇へとおちていく…。愛と宿命に操られた者たちの果てしなく長い夜。人間の原罪を問うて、深い感動を呼ぶ傑作。>非常におもしろかった。夢中で読み続けてしまい独り言まで言ってしまうほどだった。とにかく気になることがいっぱいでエンターテイメント性高し!そしてそれにとどまらず深い。同性愛を扱う文芸作品としては、私がこれまで読んできた中でトップクラスだと思う。学んだ。
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柴田よしきさんの著作のなかでいちばん好きです。
読了時の切なさは群を抜いています。ほんとに、オススメ!