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単純なミステリーではなく、深く死刑制度までをも考えさせれた作品。2018年夏は、死刑執行が多数なされた時期でもあり、本当に自分自身も思考停止的に死刑制度を支持していたが、本当にそれでいいのか今もわからない状況にある。死刑制度反対する考え方も十分にあるんだなと思わせてくれた作品である。なかなか深いです。
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死刑についての話は興味深かった。
しかし引っ掛かるところが多すぎた。
京都に長年住んでいると思われる人間が京都の道案内下手とか引っ掛かる。
石和の庇い立てる動機がわからない。
事件現場に息子とやっさんが一緒にいた理由も弱い。彼女の家で話をするなら彼女にも話がいくしそれを強姦未遂魔にも伝えるよね。そんな状況で強姦しようとする?
自殺の傷と他人が刺した傷との違いって鑑識でわからないもの?
どうしてやっさんは妹に目撃されていない?
やっさんがお金を渡す理由もなんとなく弱い気がする。
どんでん返しがやりたかったのはわかるけれど色々と強引すぎないでしょうか。
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死刑制度と冤罪という重いテーマを絡ませた、ミステリー感溢れるエンターテイメント。
息子の無実を信じて父親が、関係者を訪ね歩く。
真相はどうなのか、犯人はいったい誰なのか。
著者の巧みな術中に嵌まり、先へ先へと読まざるを得なくなる。
そして終盤にきての二転三転、さらに最後の結末には、エッと思わずにはいられなかった。
この作品で著者が掲げた死刑制度の是非と、冤罪の問題。
冤罪による死刑が存在するからといって、被害者感情を思えば廃止すべきものではないし、冤罪でなくとも死刑制度は国家による殺人だとの見方もあるし、生中な結論を出すわけにはいかない。
しかし、作中人物が言うように、「それでもずっと考えていきたい」。
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最初から結末は想像できたと思う。
でもその陳腐さを凌駕するストーリー性。
二時間ドラマや映画にぜひしてほしい。
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冤罪についての重たい話。デビュー作ということもあって、冗長なところもあるが、フォローしていきたい作家である。
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冤罪や死刑制度をテーマにした慟哭の社会派ミステリー。
15年前の京都。2人の男女を殺害したとして、1人の青年が逮捕された。
元弁護士の八木沼は、一人息子・慎一の無実を信じ、たった1人で活動していた。
そして、時効寸前、真犯人を名乗る人物・メロスから電話がかかる。自首の代償として、5千万円を要求する。
果たして、メロスの言葉は、真実なのか?
二転三転するストーリー、なかなか見えない真実。
そして、最後に明らかになるディオニソスの正体とは?
ラスト数ページで、悲しい真実が明らかになる時、1人の青年の命を賭けた思いが、胸を打ちます。
まさしく、慟哭の社会派ミステリーと言える作品です。
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これは簡単にレビューできない作品...。
冤罪、死刑制度というかなり重いテーマ。基本的には死刑制度廃止論者であるが、改めて考え続けなければならないと思わせる内容...。当事者性を鋭く抉る...。
終盤はちょっと突飛だが悪くはない。ヒロインのその後に言及しないのもいい。
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ミステリの定番、ラストのどんでん返し連発
真犯人メロスとディオニソスの役割
本当の真相のとおりだとしたら、途中の五千万円のくだり
自首ができない理由が、モノガタリ独特の制約にすぎない
事件はかなり単純だが、必死の役割を果たす者たちに同乗
(同情でも良い)するもんだから読者はこんがらがる
死刑廃止の理屈はわかりづらい
ヨーロッパでは廃止になる制度が残る野蛮国「ニッポン」
でもね、裁判にかけられる前に射殺されるのが白人達の人権意識なんだよね、フランスが人権を法律で強く訴える意味は「人権なんて個々人は持ちあわせていない」からだと思う
人権を憲法に、人権を訴える弁護士は利権にたかるクズにしか見えない
悪い事してはいけません
人を殺してはいけません
プーチン・習近平に教えてあげてください
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2019.6.13 読了
僕は「驚愕のラスト」「まさかの結末」「どんでん返し」などなどの言葉が大好きです
読後感が「あーそうなのね!」って言える小説は、作者と握手したいくらい感動を思える
本作品は冤罪をテーマであり、展開が色々変わり面白った。ただ後半三分の2くらい読み進めた時、犯人はコイツじゃねって予想がついて、変な靄が頭にあった。
予想は予想でニアピンであって、エピローグで「あーそうなのね」ってなれたのでよかったな
普通に読んで、二時間ドラマみたいって感覚があり、事実ドラマ化になったが、二転三転でも見事が終演でした
人間って他人のためになんだってできるんだなって考えさせる、たとえフィクション小説でも。
素晴らしい信念を見ました!
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33 2日間で読み終えた。冤罪等のところは難しい。最後の方の急展開も面白かった。また、京都が舞台でsoon a will doneに学生時代を思い出した。
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推理小説として展開が面白い上に、メッセージ性が深く考えさせられた。
一度読んで、結末に驚き、
二度読んで、伏線の緻密さに感動する。
ごく自然な登場人物の台詞や仕草も、真実を知った後で読み返すと違う意味に気付いたり、後の展開へのスパイスになっている。
読んだ後は、本のメッセージが心に残る。
本当に最後まで楽しめた。
100人中99人が騙される!という帯が付いているが、
ぜひ読んで99%の人間になってほしい。
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先が気になる感じの展開であっという間に読み終わった。
自分が死刑になってまで死んだ人間を庇うというのが正直わたしには分からない。
走れメロスを読んでみたくなった。
soon ah will be doneは心に沁みる曲だった。
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うううーーーーん、、、
騙された、見事に騙された。
けどなんか、会話ぽくないやりとり、表現のくどさが気になってしまい、、、
結末のとおりなら手記で大ボラを吹いて真犯人を見たとか言うのはどうかなあ、、、
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面白かった
テーマは重く、死刑と冤罪
しかし、二転三転する展開が楽しめます。
ストーリとしては、15年前の殺人事件で死刑囚となっている慎一。その慎一の冤罪を信じ、活動を続ける元弁護士の父親悦史。路上で知り合い、その冤罪活動を手伝う持田。そして、慎一の弁護士の石和。殺された女性の妹の菜摘。
慎一は冤罪なのか?
15年前の殺人事件で殺された男子学生と女性の事件の真相は?
いつ、死刑が執行されるかわからない中、真犯人の名乗る人物から菜摘に電話が..
さらに、その人物は時効後に自首をすると言い、その代償として五千万を悦史に要求。
真犯人は?
結局どうなるの?
っていう展開です。
読み進めることで、真相が二転三転していきます。
そして、本書の目玉といえるその驚愕の展開と衝撃のラストへ。
確かにびっくり!
隠されていた真実には哀しい思いが、そして、そこまでして、守りたかったもの..
けど、動機が..ちょっと弱いかな。
その動機でこれだけのことをやるのかな...
とはいうものの、このストーリ展開は楽しめました。
重いテーマながらもミステリエンターテイメントとして楽しめます。
お勧め
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執拗な地名描写がちょっと気になった。そんなにいる??
あと、ト書きの文章がたまに中二病的な文章に感じた。
大ラスのどんでん返しはいらなかったんじゃないかな~