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9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

テーマは非常に興味深いんだけどねえ…

2004/06/08 03:12

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルテミス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この作品のテーマはタイトルそのもの、「プライド」である。
 プライドが高くて不器用にしか生きられない史緒と、プライドを「そんな役に立たないもの捨てました」と言い切り、人を平然と陥れる萌。

 私の性格はどちらかと言えば史緒に近く(と言ってもお嬢様育ちではまるでナイ)萌の性格にはおぞましささえ感じる。
 しかし、おぞましく思う一方で、あのたくましさに羨望をも禁じえない。

 史緒が、単なる気位の高いお嬢様から脱皮して真正のプライドを構築しうるのか、それとも萌の図太さの前に敗れ去るのか、先が非常に興味深い。


 ただし。
 読み続けるに当たって、その興味を殺いでしまうことがある。

 執筆を開始するに当たって、著者はオペラについて勉強したのだろうか、と疑わざるを得ない所が頻繁に出てくるのだ。

 アリアの名前を間違えているぐらいなら、まあいいかと許せないでもなかった。
 が、メゾソプラノの史緒に『ノルマ』の「カスタ・ディーバ」(作中では間違えて「コスタ・ディーバ」になっている)は無理である。一流のソプラノ歌手でさえキーを下げて歌う例が珍しくないという、非常な高音を要する曲なのだ。
 『トラヴィアータ』のヴィオレッタもまたしかり。オペラを多少なりと聞いている人なら、メゾのヴィオレッタなどごめんこうむるだろう。

 仮に、今後のストーリーで史緒がソプラノに転向する、という展開を予定しての伏線であったとしても、だ。
 プラシド・ドミンゴ(3大テノールの一人。若い頃に、バリトンからテノールへ転向した)の歌う『連隊の娘』や『清教徒』なんて、聞きたくないからねえ。

 私はオペラが好きだが、きわめてミーハーに聴いているだけで、専門知識などまるでない。
 しかし、その私にして「おいおい、そりゃないだろう」と言いたくなる箇所が多すぎる。

 いかに主題が「プライド」であって「主人公達のオペラ修行」ではないといっても、もう少し何とかして欲しいものだ。

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2004/10/14 00:40

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2004/12/11 13:53

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2010/03/29 00:00

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