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敵討 みんなのレビュー

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みんなのレビュー15件

みんなの評価4.3

評価内訳

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15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

敵討ちとはこういうものである!

2015/08/16 14:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

長い間追っていたどんなに憎んでも飽き足らない仇をついに見つけ出し、苦心惨憺の末に殺害し本懐を遂げる・・・という敵討ち小説。なかなか仇を見つけられない主人公の心の焦り、その間の逼迫する懐事情、もう見つからないのではという諦めや自棄、失敗したときの哀れな末路に対する恐れなど、主人公の心情をことこまかに描いているのがいい。それだけに仇を討ち取ったときの快感も抜群なのだが、描かれた後日譚では主人公たちは必ずしも幸福な余生を送っておらず、考えさせられた。『最期の敵討ち』の方は藤原竜也主演でドラマ化されており、これも秀逸なできだった。

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紙の本

構造改革の犠牲者たちこれもまた「武士道」である

2004/03/18 15:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画『ラストサムライ』の大ヒット、NHK大河ドラマは『新撰組』、新渡戸稲造著『武士道』のベストセラー入りなど今、いわゆる武士道の再評価ブームがある。正義、誠実、倫理、人徳と高潔と情熱を備えた強烈な指導力、アイデンティティーに惹きつけられるものが確かに存在する。日本人がそれらを失って漂流しているからだ。だだし、だからといってそれらの代償に武士道を直接もってくるのは待てよと一歩ふみとどまるところだ。武士道にもいろいろある。礼儀正しさも武士道の重要な美徳であるがこれが階層社会における随従とされていた。吉村昭『敵討』にはブームの「武士道」とは違和感のある武士道が描かれる。
種族保存の本能による実力的復讐行為の私闘として敵討は古くから世界の諸民族に共通して見られるが、儒教の教説(親の敵討は一貫して子の義務、不倶戴天の敵)をバックボーンとし、武士道の勇武,忠義の尊重など武士の倫理と結びついた江戸時代における公認の制度は日本固有のものらしい。赤穂浪士一件などのように、主従倫理に結びついて、集団的な親族,縁故者,家臣などの争闘も見られるが、しだいに家族単位あるいは個人的なものとなった。芝居や講談で少年時代に知った仇討は悪逆無道を懲らしめる、すべて拍手喝采の英雄伝であったと思う。しかし実際はおぼろげな記憶だけに頼って逃げ回る敵を討つのは容易なことではなく、自分が先に行き倒れ、気持ちがなえて、主家に戻ることなく、姿を消すことが多かったようだ。さらに、自発性は薄れて,倫理,恥,外聞など社会的圧迫による行為となると武士道の鑑とは名ばかり、武士道残酷物語に転ずる。
吉村昭「敵討」はこの悲惨と空虚をドキュメンタリー風に、感情をいれず淡々と叙述することでむしろ読後の感銘を深くさせている。
この著書には「敵討」「最後の仇討」の中篇がおさめられているが、前者は天保の改革、後者は明治維新期、いずれも派閥,政論の対立による暗殺とその報復という面があり、当時の社会情勢の変遷を浮き彫りにし興味深いが、討たれる者もまた時代の犠牲者であったことを述べて、悲しい。
小泉内閣の進める構造改革に思いをはせるのはいささかうがちすぎか。

書評集「よっちゃんの書斎」はこちらです

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紙の本

仇討ち

2020/07/27 05:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本で最後の仇討ちなどを取り上げた作品。理不尽な殺され方をした親族の恩讐は必ず果たさなければならない。その苦闘の様子を作品集に収めた。

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2011/03/27 22:27

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2010/09/21 22:31

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2011/03/05 13:33

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2011/11/21 10:57

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2013/10/19 12:38

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2012/11/16 09:13

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2013/04/27 11:45

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2013/08/25 21:47

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2013/10/06 00:52

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2014/09/19 02:40

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2015/06/20 10:32

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2021/01/22 17:00

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