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序盤のくだりはとてもワクワクしたけど、中盤の中だるみが…
後半はどんどんどんでん返しながら、迫力と意外性に欠けたかな…
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書き方にクセがあり、描写が細かい。細かすぎる!
盛り上がるところは楽しいんだけど、淡々と物語が進んでいく
ところは読むのがちょっと、きつかった。
好きな人は好きななず。
ハードボイルド系。直木賞受賞作。
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沢崎は格好良いね。
小説だと分かっていても、一般的もしくは標準的な人間では「探偵業」なんて成り立たないのだろう…
いや、あくまで小説の中での話だが。
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沢崎さんかっこよすぎる!!それでいて最初から最後まで巻き込まれ体質なのも可愛い。
ラストは哀愁あり。
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第102回直木賞
ファルコン賞
世間的には評価の良い本ですが 私としては、イマイチ感あった。
文章的には ハードボイルドではあるが 主人公の私立探偵の沢崎が
ハードボイルドな男じゃないんだもの。 私的感想だけどね。
( ・_ゝ・)<あの終わり方 あの犯人 ツマランヨ
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「まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった」
某古本屋でふらふらしているときに、不意に「あー聞いたことあるなー」と目に留まって買ってみたら、やだ……格好いいじゃない……状態に陥って困った。
巻き込まれ型のハードボイルドストーリー。
さあ、誰が犯人? 的な小説から遠ざかっていたのと、主人公の探偵・沢崎のようないちいちバーボンとか似合っちゃうような、沈黙で語るんだぜ? 的な男に久々に会ったのがあって、すっげ楽しく読めた。
描写が細かく、テンションは低めで淡々としているのが大好物な私にはたまらん一冊だった。
というか、まず沢崎がブルーバード乗ってる時点でたまらん。(何故)
ラストはきちんとどんでんしていて、構成はとてもしっかり作られていたように思う。
沢崎シリーズはまだ何作かあるみたいなので、ぜひまた彼に会いに行こうと思う。
だが、1つだけ。
それまでおれたち読者は、主人公と共に巻き込まれ、懊悩し、駆けずり回って解決への道を探そうとしてきたというのに、突然主人公が「やー、実は俺、これについては気づいてたよー」みたいになるのって、どうにかならんのか?
突然沢崎が「フッ」って擬音入れちゃうぐらいにニヒルに真相語り始めた時、心の中で全俺が泣いた。
そういうのって型としてあるのかもしれないし、それが王道という約束事みたいなものとしてあるのかもしれないけれど、私はちとそういうのには慣れないみたいだ。
ハイタッチしあおうと思ったら、相手はそんな気ぜんぜんなかった、みたいな泣ける雰囲気になったぜ…!
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この2週間、ハードボイルド小説を立て続けに3冊読みました。
本家チャンドラー「ロング・グッドバイ」、それに日本のチャンドラーと言われている
原尞の「私が殺した少女」と「愚か者死すべし」です。
3冊とも文章が簡潔で大変読みやすかった。
個人的には「私が殺した少女」が一番面白かった。
その中の一件を紹介しましょう。
『私はパッケージを破ってタバコを一本抜き取ると、
フィルターをちぎり取って火をつけた。
二人は、それを不思議な儀式でも見物するかのよう目つきで見ていた。』
これら小説はこのタバコを吸ったときのように、すうーと一気に文章が入ってくる。
フィルターやパイプをつけて吸った時のように屈折して喉に入ってこない。
ハードボイルドとは堅く茹でた卵のこと、でも続けざまに3冊も読むと
私の頭の中は、「スクランブル・エッグ」になりそうです。
彼は作品のほとんどを一人称で書いている。
これは素晴らしい事だと思います。
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探偵沢崎シリーズの2作目(といっても一作目は読んでないのですが・・)。
ハードボイルドらしいハードボイルドですね。ストレートに楽しめます。
くたびれた中年のイメージなんですが、沢崎の台詞回しがいちいちカッコいいです。
ミステリ要素もあって、最後までダレずに読み終えました。
おススメの一作です。
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ずしんと重い本格的なハードボイルド。レイモンド・チャンドラーを意識しているような雰囲気があるけど、印象としてはロス・マクドナルドに近い気がする。特に、最後に明らかになってくる真相のやりきれなさは。
私立探偵ものなのに、これは巻き込まれ型。冒頭のいきなりの展開がすごくて、目が離せない。禁欲的な文体なのに、ストーリーはサービス精神たっぷりである。堪能した。
こういう話が日本を舞台に展開されると、何となく不思議な気がする。大げさに言えば違和感がある。ハードボイルド小説というのが、アメリカと密接に結びついている感じがするからだろう。なじみのある土地が、違った色に見えてくるおもしろさもまたあった。ハードボイルド小説というのは、「ものの見方」を描いた小説のような気がする。
2005/8/22
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一級のハードボイルドでありながら、本格者をも唸らせてくれる。文句なしの傑作。キャラクターが魅力的なのも良い。まだ、前作含め、二作しか読んでいないけれど、特にネタバレもなかったから、こちらから読んでも大丈夫かも。
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舞台が西新宿を中心としたドンピシャ自分の生活圏に被るので読んでて楽しかった。タバコとウイスキーが欲しくなる、ステキな探偵小説。まさにハードボイルド、沢崎かっこよすぎる。
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原寮の物語は登場人物が予想外に多い、気がする。
それが一人ひとり、わがままで、ジレンマを持っていて、楽しい。
主人公の乾いた感じ。それでも消えた相棒に抱いている無限の愛情が、心安らかにしてくれる。
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5月-4。4.0点。
直木賞受賞作。沢崎シリーズ第二作。
作家の娘が、誘拐され殺害。巻き込まれた沢崎が、調査。
父親とその義兄、義兄の息子たちといろんな関係者が絡んでいく。
中だるみがあったが、終盤からは一気読み。
結構面白かった。相変わらずのハードボイルド。
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探偵・沢崎シリーズ2作目。まさにハードボイルドだし、ミステリとしても最後にどんでん返しがあったりで、楽しんで読めた。
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【第102直木賞受賞】私がこの人の文体に慣れたせいか、前作に比べるとぐっと読みやすい印象。映画かテレビドラマ化すればそこそこおもしろいんじゃないかなあ、とは思うものの、警察官の描き方にやや反発を覚える(わたし基本的におまわりさんが好きなもので)のと、あまりにも主人公に都合のよいように展開しているような気がするのが残念。