電子書籍
もっと書いて!
2015/12/07 17:01
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投稿者:戸井 - この投稿者のレビュー一覧を見る
寡作で有名な原さん。
面白いのでもっともっと読みたいけど、なかなか書いてくれない。
焦らしますね。この人は。
紙の本
ハードボイルドの逸品
2014/06/29 20:00
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投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
探偵・沢崎シリーズの二作目。
「そして夜は甦る」を読んでからのほうが、沢崎という男を知り、楽しめます。
紙の本
絶妙なバランス感覚で書かれた傑作ハードボイルド小説
2004/02/14 18:54
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投稿者:味噌まめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
探偵・沢崎シリーズの二作目です。直木賞受賞作。
沢崎が作家の娘でバイオリン奏者として将来を嘱望された真壁清香の誘拐事件に巻き込まれます。
実にハードボイルドらしいハードボイルドだと思います。探偵の設定、ワイズクラック、彼と「瞬間的な相互理解」ができる男の存在(沢木耕太郎曰くハードボイルド小説の構成条件の一つ)……etc。
ストーリーも巧みです。
沢崎は基本的に優秀なので、淡々と調査を進めていきます。その手際が鮮やかなので、読者は読んでいくうちに彼を信頼していくような作りになっています。
調査の進め方も大抵外堀から埋めていくような形で行われ、途中で警察の捜査とバッティングして、ここで調査と捜査のすりあわせが行われます。
ハードボイルド小説を形作るための、様々な要素が絶妙なバランス感覚で配置されているのに驚かされます。やはりバチグンの出来。
原寮の小説は沢崎シリーズ以外出されていません。
95年に5年ぶりに出された、長編第三作『さらば長き眠り』以来止まっているのです。
そろそろ新作を読ましてください。
紙の本
面白い!
2016/12/06 23:20
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投稿者:ゆ! - この投稿者のレビュー一覧を見る
沢崎シリーズ第二弾!
一作目を読んで虜になり、すぐに読み始めました。
個人的には一作目よりも印象に残ったセリフが少なかったように思います。
また、理解が足らず、ある場面でなぜ沢崎が激怒していたのかも理解ができませんでした。
しかし、ストーリー性と言う意味では一昨目よりもこちらの方が面白いです!
私が殺した少女というタイトルですが、その「私」が誰なのか。この人でしょうと思い込んでいたので、あっ!と驚かされました。
オススメです!
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私の大好きな探偵・沢崎が活躍するシリーズ長編第2弾。思わぬ誘拐事件へと巻き込まれ、自身の容疑を晴らし誘拐犯人を追う沢崎。最初にドジを踏むけれど、もうカッコイんだわさ〜。意外な話の進み方はとても面白く、読者を飽きさせませんよ。
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最初から次々に繰り出されるキレのいい台詞、二転三転するプロット、沢崎のかっこよさ、もう完璧。雰囲気に浸って読みふけってしまった。最後に用意されたとてつもないどんでん返しは驚愕。事件の概要がひっくり返ってしまうこの衝撃!
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『そして夜は甦る』、沢崎シリーズの第二弾です。
「家族のことでお願いしたい相談がある」とのことで、依頼者の自宅へ向かった私立探偵の沢崎。
ところがそこで沢崎は、自分が誘拐事件に巻きこまれていたことを知る。
天才バイオリニストの少女は、果たしてどこへ連れ去られたのか?
そして犯人は、沢崎に何をさせるつもりだったのか……?
さすが、直木賞受賞作だけあって、すごい!
この人の緻密なストーリー展開は、ほんとにすごいとしか言いようがないです。
犯人候補が次々にあがってくるのですが、そのどれもが怪しくもあり、また潔白にも思えて、翻弄されっぱなし。
二転三転する流れに、気づいたらすっかりはまってしまいました。
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タイトルに惹かれて購入。2転3転するストーリーは楽しめたけど、期待したほどではなかったな。
1990年
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【2004.01.14.Wed】
最近少女物を多く読む。ある天才バイオリニスト少女の誘拐から話は始まる。少し偏屈の探偵沢崎が知らず知らずのうちに事件に巻き込まれる。ラストはどんでん返しだった。複雑な思いの絡んだ偽装誘拐の果てに家族はバラバラになる。
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解決に至るまでの過程は面白かったが、解決編には薄さを感じる。前作を読んだときに感じた物足りなさは補間されたが、前作にあったものがなくなっている気がした。
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【紹介】まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵沢崎の事務所に電話をしてきた依頼人は、面会場所に目白の自宅を指定していた。沢崎はブルーバードを走らせ、依頼人の邸宅へ向かう。だが、そこで彼は、自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る…緻密なストーリー展開と強烈なサスペンスで独自のハードボイルド世界を確立し、日本の読書界を瞠目させた直木賞・ファルコン賞受賞作。【感想】まさにハードボイルド!文章構成もしっかりしており、飽きが来ないうちに読了。最後にドンデン返しが待っているのだが、付け足した感じがあった(それが無くてもストーリー的には終われた)。ちなみに著者近影を見ると、主人公をずっと原先生の顔で想像してしまいます・・・。
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直木賞受賞作。
探偵沢崎シリーズ第二弾。
男なら誰もが一度は憧れるハードボイルドな生き方。
それを体現してくれる沢崎に傾倒してしまう。
いつまでも憧れでいてください!!
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犯人がこれほどまでに大掛かりな偽装誘拐を企む動機にいまひとつ説得力が足りない気がするし、それを主人公がどうやって看破できたのかという点に疑問が残るものの、一番の読みどころは主人公「沢崎」の種々の問題への対処方法(言い換えれば「生き方」)なのだと捉えれば、その造形の魅力的なことから、非常に好ましい雰囲気を持つハードボイルドとして十分楽しめる。
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直木賞、このミスで10年前ほど一位だったという情報を得て。
ミステリーの世界は日進月歩ということなのでしょうね。
私はもともとハードボイルド、あんまり近しい位置に居りませんので、こんな感想でごめんなさい。
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読了
面白かったです
単なるミステリを楽しむ以上に、文章のユーモアとか巧みさを楽しむ本という感じ
台詞の応酬がカッコいいやら上手いやらでたまらない