紙の本
いつまでも続いてください
2020/12/31 17:37
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宝塚歌劇の大ファンです。といってもまだファン歴22年程度です。
この本に書かれている歴史の重さに圧倒されます。
やはり戦争は悲劇を生んだこと以外何も残していないのですかね。
今年は新型コロナウイルスの影響で、観劇も儘ならず残念でした。
私は見れなくて残念と言っていればいいのですが、タカラジェンヌの方々や生徒の方々の舞台に立てない苦しさや悲しみは幾何でしょうか。
野球の甲子園大会が中止になり、多くの高校生も多くの涙を流しました。
「今」がとても大切です。来年じゃダメな人も多くいらっしゃると思います。
その原因が戦争です。愚かなリーダーの責任で辛い思いを多くの人が味わいました。
コロナは感染症ですが、人類は克服しました。
夢を追い続けているジェンヌの涙をこれ以上流させないでください。
コロナの今、この本は再読されるべきだと思います。
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[ 内容 ]
華やかなその世界も、死と隣り合わせていた―。
音楽学校に学ぶ乙女たちの青春とは。
舞台を奪われ、緑の袴がモンペに替わったタカラジェンヌたちの心を支えたものは。
「歌劇」「宝塚歌劇脚本集」「宝塚年鑑」には何が記されていたか。
熱烈なファンがその目で見たものとは。
宝塚大劇場はなぜ閉鎖され、いかにして再開されたのか。
貴重な証言と資料から浮かび上がる「もう一つの昭和史」。
[ 目次 ]
第1章 小林一三の夢
第2章 「軍国女学生」の青春
第3章 『翼の決戦』を客席から
第4章 東亜の子供達
第5章 緑の袴からモンペへ
第6章 銃後の合唱
第7章 ロケットふたたび
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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歌劇は見に行ったこと無いんですが
身近な阪急沿線の歴史がわかって
面白いな、と思って読み進めています。
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苦しい時代に工夫を重ねて
生き延びていけたのは、
また、舞台に立ちたい、
という希望があったから。
前の地震の時も、現在も
意志がある人たちは、強くなれる。
自分もそうでありたい。
その時が来たら、きっと、強くなる。
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宝塚歌劇団はあの戦争をどう乗り越え、今に続いてきたのか。
「研究書」とまではいかないが、特別宝塚ファンではない人にも取っ付きやすい読み物になっている。
男性の宝塚ファンにも話を聞いているのは珍しいような気がした(なんとなく女性中心の世界だと思っていたので)。
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全体を通して読みやすく、面白かったです。
戦争と宝塚に関することだけかと思いきや、小林一三がいかにして宝塚を創設したかなどの話から始まり、興味深かったてす。