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犯罪被害家族の主人公、佐伯修一。
探偵事務所で働く傍ら、姉を殺した元受刑者たちを追う
。犯罪は加害者と被害者だけではなく、多くの関係被害者を生む。彼らは一生を、どうやって過去と向き合っていくのか。
悪党の最期、彼はどうやって罪と向き合ったのか⁈
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姉を性犯罪で失った元警察官の若い探偵。
犯罪歴のある者との交わりを通して、自分の姉を殺した人間とどう向き合うのか…
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心が締めつけられる作品。まだ子どももいないのに、ゆかりのような事件に巻き込まれたら…と考えては泣きそうになった。残された遺族の悲しみは耐えがたい。性犯罪の重罰化を望みます。
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章立てですが、連作ものです
章ごとに依頼を解決しつつ主人公の気持ちなども
語られる
主人公は犯罪被害者遺族で元刑事の現探偵
殺人者は刑期を終えたら社会に出てくる
でも被害者、被害者遺族は・・・
一生加害者のことは許せないだろうとは思います
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ドラマにしたら面白そうだなと思っていましたが、既にドラマ化されているようですね。登場人物もそれぞれがキャラが立っていて、それぞれの加害者へのケジメの付け方や考え方が面白いと思いました。
薬丸岳さんの本だと幻夏も読んだことがありますが、その本も面白かった記憶があるので、自分には合っている作家さんなんでしょう。
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佐伯が15歳の時、17歳の姉が同級生3人にレイプされ殺された。彼はその復讐のため警察官になった。レイプ犯を目の当たりにし、姉のトラウマによりレイプ犯の口の中に拳銃を突き付ける。警官を辞し、探偵になった佐伯は3人のレイプ犯のその後を追いかける。被害者家族としては、罪を償った加害者が更生・出所後、当然真っ当な生活を送っていることを期待する。被害者家族は加害者を赦せるのか?。あるいは、加害者がどうなっていたら赦せるのか?これがこの本の一番問うていることだ。加害者が臨終の際の1粒の涙。この涙で復讐を終えたのか?
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東野圭吾さんのさまよう刃に似たようなお話しでした。
凄く面白かったです。
特に主人公が最後盛岡駅に行くシーンに感動しました。
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強姦殺人によって最愛の姉・ゆかりを失った佐伯修一。時が経ち探偵事務所に勤める傍ら、姉を凌辱した獣・3人の動向を調査し、密かに復讐を企てる。佐伯は同じ様な境遇の依頼者と接する内に複雑な感情が芽生え始めるのだが、服役後の獣達の現状を知った佐伯はやはり自分が持つ応報感情を抑える事は不可能だと悟り、ある事を決意するのだが。。。犯罪被害者とその遺族の苦悩、犯罪加害者とその家族の苦悩、正義と悪、罪と罰、薬丸岳さんの他の作品同様、兎に角、色々と考えさせられる作品です。
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姉を殺した犯人たちを、探偵の仕事をしながら探していく。犯人が更生してたら許せるのか、どうやったら復讐できるのか、、、
いろいろ考えさせられ、おもしろかった。
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自分の身内が事件に巻き込まれ亡くなり、その犯人は捕まったが少年犯罪法で守られ、罪を見つめる間もなく社会に復帰していたとしたら貴方はどうしますか。
その人物を追う手立てを持っており、同じ境遇の人物達の行動を意志とは関係なく自身が左右し、様々なエンディングを見届けた上で、果たして自分ならどうするのだろう。
許すとして何を持って「許す」事が出来るのか。更生していたら?どんなに今が素晴らしい人間でも最愛を殺した人物に変わりはないのに?
人を殺すのが「悪党」の定義としたら、復讐は自らを「悪党」に陥れる行為となるのだろうか。
.... さて、自身に置き換えても答えが見えない複雑な道を彷徨いしかし確実に進んで行く佐伯の行く末を
本来なら実行できるはずのない「他の人だったらどうするのだろう」を盗み見するような後ろめたさとずるい心で読み進め、完全に物語に感情を取り込まれた私の目の下には可愛い可愛い熊さんが二匹。
何とも答えの無い難問だ。「入れ物」を壊すにしても「心」を壊すにしてもそれには物凄いエネルギーと執念が必要であり、その材料が完全に整っている状態でも苦悩する。つまり「理性」が働くのだろう。愛を奪われ それを恨み そして復讐に繋がる心に理性が働く定義がそもそもおかしいとも感じるし、
だからといって自分がその舞台に立ったらおそらく悩み 苦しみ 佐伯と同じ心境になるのかとも思う。
この作品はたくさんのゴールがあるのだろう。彼がどの道を進んでも結局私には答えは見つからないだろうし、これは私の物語ではなく佐伯修一の物語だ。他人事みたいでなんだか嫌だけど、彼が選んで進んだ道は「幸せ」もしくは「安心」であると良いなぁ。
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赦すとは? 贖罪とは? 復讐とは?
犯罪に絡む当事者たちの心情に
本質の救いなんてあるのだろうか?
などについて、毎度の事ながら考える。
少年犯罪についてなどは尚更だ。
どんな思いに囚われようと
それでも生きて 続いて行くのだから。
また好きな著者を見つけた。
他作品を見繕うのも楽しみだ。
所長の木暮さんがなんともニクイw
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重いストーリーではあったけど、考えさせられる作品だった。
自分が家族、愛する人を殺された時、加害者を許すことができるのか。私だったらいくら謝られたところで許すことはできない。悪党として復讐するだろう
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被害者遺族と加害者の問題。赦しとは、更生とは何か。犯罪者は何をすれば赦してもらえるのか。その答えは簡単に出ないが、ここから『Aではない君と』で更生への1つの道標が示されたと思うとグッとくるものがある。仕事として犯罪者の弁護を引き受け量刑を軽くするために闘ってきた弁護士が、自らの娘が被害者となったことで過去に担当した犯罪者に贖罪の気持ちを芽生えさせようとするくだりに様々な思いが浮かぶ。加害者が自らに課した罰と、その罰を否定することで贖罪へ向かわせようとする弁護士の行動はどちらが良いとも言い切れない。
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悪党っていうから、もっと強烈な内容なんかと思ってたけど…
でも、これ面白い!イッキ読み!
この作者の他の作品も読んでみよ!
酷い人殺しでも、少年法とかに守られて、軽い刑で出所してきた加害者を被害者家族が現状の調査を依頼。しかも、自身も姉を殺された探偵に。
自身も加害者を探しながら…
被害者からしたら、加害者が更生してたって…
( *`ω´)
でも、加害者に復讐したって、殺された人が帰ってくる訳でもないし…
自身は、幸いにも経験ないから、正直どうするか分からんけど、多分…法に触れても…
人それぞれの答えはあるんやろうな。
色々考えさせられるものがあるなぁ〜
最近は、少年法も重罪には、あんまり減刑されん傾向みたいなんで、そんな事件が減る事を願いたい!
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自分の大切な人が、こんな風に命を奪われたら、、、と思わずにはいられない。わたし自身、どうなってしまうか分からない。
東野圭吾氏のさまよう刃を思い出してしまい、さらにしんどかった。